東京株式(大引け)=48円高、円安など背景に主力株中心のリスクオンが継続

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/08/23 15:41
東京株式(大引け)=48円高、円安など背景に主力株中心のリスクオンが継続  23日の東京株式市場は終始買い優勢の展開となり、日経平均は途中伸び悩む場面はあったが売り圧力も弱く、2万2400円台をキープして引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比48円27銭高の2万2410円82銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は10億8192万株、売買代金概算は1兆8214億4000万円。値上がり銘柄数は1317、対して値下がり銘柄数は678、変わらずは109銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクを取る動きが継続した。前日の米国株市場ではNYダウが5日ぶりに反落したが、為替が1ドル=110円台後半と円安に振れたこともあり主力株中心に資金が流入した。米中の次官級貿易協議の動向やジャクソンホール会議などを控え一方向にポジションを傾けにくい環境にあったが、2万2400円近辺では根強い買いに支えられた。また、トランプ政権は160億ドル分の中国製品に対する制裁関税を実施、中国もこれに対抗して同規模の報復措置を発動したが、全体相場は織り込みが進んでおり、反応は限定的だった。原油市況高を映し石油株が買われる一方、自動車関連セクターへの売りが目立った。日経平均の上値指向が続くなかも積極的にポジションを積み増す動きはみられず、売買代金は5営業日連続で2兆円大台を下回っている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が買われ、NTT<9432.T>KDDI<9433.T>なども高い。資生堂<4911.T>が買い優勢、東海カーボン<5301.T>も上昇した。オルトプラス<3672.T>がストップ高、オープンドア<3926.T>、ネオス<3627.T>も値を飛ばした。TOKYO BASE<3415.T>リンクアンドモチベーション<2170.T>などが物色人気となったほか、メガチップス<6875.T>も上値を追った。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が売りに押され、スズキ<7269.T>が大きく水準を切り下げた。スルガ銀行<8358.T>の下値模索も続いている。大同メタル工業<7245.T>が急落、アルヒ<7198.T>も大幅安となった。タダノ<6395.T>、TATERU<1435.T>が売られたほか、三井金属<5706.T>、大陽日酸<4091.T>も安い。マネックスグループ<8698.T>も売り優勢だった。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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