東京株式(大引け)=44円高、米長期金利上昇受けた金融株高が全体支える

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/01/19 15:56
 19日の東京株式市場は朝方から買い優勢となった。前日の米株市場は軟調だったものの前日までの調整で値ごろ感からの押し目買いが入った。

 大引けの日経平均株価は前日比44円69銭高の2万3808円06銭と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は13億9234万株、売買代金概算は2兆6798億4000万円。値上がり銘柄数は1392、対して値下がり銘柄数は574、変わらずは98銘柄だった。

 きょうの東京市場は買い優勢の展開となり、日経平均は一時100円を超える上昇をみせた。しかし、買い一巡後は上値が重くなり、前場後半を境に上げ幅を縮小した。前日の米国株市場では長期金利の上昇を警戒してNYダウをはじめ主要3指数がいずれも軟調となったが、日経平均は前日までの2日間で190円弱の調整を入れていたことから押し目買いが優勢となった。出遅れていた国内機関投資家や高水準に積み上がっていた個人の待機資金などが動き出し、全体を押し上げる格好となった。業種別には米10年債利回りが10カ月ぶりの高値水準となったことを受け、メガバンクや保険など大手金融株が上昇した。米連邦予算の期限切れを巡り不透明感も意識され、上昇一服後はポジションを手仕舞う売りも観測された。売買代金は3兆円を下回っている。

 個別では、任天堂<7974.T>が大商いで大幅高、トヨタ自動車<7203.T>がしっかりだったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。津田駒工業<6217.T>が急伸、日本冶金工業<5480.T>も値を飛ばした。ショーワ<7274.T>が物色人気となり、いちご<2337.T>も大幅高。タケエイ<2151.T>が上昇、アウトソーシング<2427.T>エンシュウ<6218.T>なども上値を追った。

 半面、ブリヂストン<5108.T>が軟調、三菱ケミカルホールディングス<4188.T>も冴えない動き。三井化学<4183.T>も売られた。ベステラ<1433.T>が急落、タマホーム<1419.T>星光PMC<4963.T>も大きく値を下げた。ユーグレナ<2931.T>エスケイジャパン<7608.T>なども安い。市光工業<7244.T>ヤマハ<7951.T>OKI<6703.T>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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