東京株式(大引け)=2円安、“ジャクソンホール”無風通過も買い気盛り上がらず

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/28 15:52
 28日の東京株式市場は朝方高く始まったものの、その後は買いが続かず、日経平均株価はわずかながら反落となった。米長期金利の低下や円高などが重荷となった。

 大引けの日経平均株価は前週末比2円71銭安の1万9449円90銭とわずかながら反落。東証1部の売買高概算は13億4492万株、売買代金概算は1兆7447億9000万円。値上がり銘柄数は1184、対して値下がり銘柄数は713、変わらずは126銘柄だった。

 きょうの東京市場は買い優勢のなかスタートしたが、寄り後マイナス圏に沈んだ。後場プラス圏に再浮上する場面もあったが、結局小安く引けた。ジャクソンホール会合はイエレンFRB議長もドラギECB総裁も金融政策に言及することなく無風通過となったものの、為替市場では米長期金利の低下に合わせてドル売りが進行、1ドル=109円近辺の推移となりこれが東京市場には重荷となった。きょうのロンドン市場が休場ということもあって海外投資家の積極的な売り買いは見送られ、売買代金は前週末に続き1兆7000億円台にとどまっている。そのなか、保険や銀行株が軟調、自動車株も冴えない。ただ、中小型株中心に個別株物色の動きは健在であり、値上がり銘柄数は1100を超えている。

 個別では、任天堂<7974.T>が活況高、KLab<3656.T>も高い。コマツ<6301.T>住友金属鉱山<5713.T>なども買いが優勢だった。ヤマシンフィルタ<6240.T>が値を飛ばしたほか、エイチ・アイ・エス<9603.T>エフテック<7212.T>なども大きく買われた。GSIクレオス<8101.T>ラサ工業<4022.T>も物色人気を集めた。enish<3667.T>が急伸、エボラブルアジア<6191.T>なども上昇した。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株が冴えず、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売り物に押された。IHI<7013.T>も安い。東邦チタニウム<5727.T>コジマ<7513.T>が急落したほか、石川製作所<6208.T>も大きく値を下げた。メガチップス<6875.T>が売られ、オカモト<5122.T>新日本理化<4406.T>なども下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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