トヨタが冴えない、トランプ氏演説でEV推進策の見直し表明も買い向かう姿勢限られる◇
トヨタ自動車<7203.T>が冴えない。米国時間18日、米国のトランプ前大統領が共和党大会で指名受諾演説に臨み、EV(電気自動車)推進策を見直す考えを改めて表明した。自動車のラインアップで全方位戦略をとるトヨタに関しては、米国がEV普及を抑制し、中国メーカーに対する強硬姿勢をとることとなれば、トヨタの事業展開にはプラスに働くとの思惑が市場の一部にはあった。もっともトランプ氏は米国のインフレ問題にも対処する考えを示しており、エネルギー生産規制の撤廃とともにドル高是正に乗り出す姿勢をみせている。外国為替市場で円安基調が一服するなかで、トヨタ株を買い向かう姿勢は限られている。円高懸念がくすぶるなかで自動車株は総じて安く、日産自動車<7201.T>やSUBARU<7270.T>が軟調に推移している。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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