東京株式(大引け)=118円安、円高など背景に利益確定売りを誘発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/18 16:01
 3連休明けとなった18日の東京株式市場は主力株中心に利益確定の動きが優勢。日経平均株価は下値を探る展開となり、2万円大台をわずかに割り込んで引けた。

 大引けの日経平均株価は前週末比118円95銭安の1万9999円91銭と3日ぶり反落、2万円大台を6日ぶりに下回った。東証1部の売買高概算は18億1725万株、売買代金概算は2兆1120億3000万円。値上がり銘柄数は793、対して値下がり銘柄数は1064、変わらずは166銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが5日ぶりに小反落、ナスダック指数は小幅ながら7日続伸となったものの、いずれも上値が重く買い手掛かりとはならなかった。一方で米長期金利が上昇一服となり、ドル円相場では円買いの動きを誘発、一時1ドル=112円台を割り込む円高が進行、主力株中心に全体相場に重荷となった。ただ、下値では押し目買いも厚く、大引けにかけてやや下げ渋る動きをみせた。業種別では自動車セクターを除けば、銀行や不動産など内需株に売りが目立った。一方、輸出セクターながら電機・精密セクターは買われるものが多かった。東証1部の値下がり銘柄数も全体の5割強にとどまっている。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が軟調、ファーストリテイリング<9983.T>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などのメガバンクや第一生命ホールディングス<8750.T>など生保株も売りに押された。メディアドゥ<3678.T>が急落、KLab<3656.T>グリー<3632.T>も大幅安となった。タカラトミー<7867.T>なども下落した。

 半面、売買代金トップの任天堂<7974.T>が上昇、東京エレクトロン<8035.T>武田薬品工業<4502.T>なども頑強な値動き。東芝<6502.T>が大幅高となったほか、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884.T>北の達人コーポレーション<2930.T>はいずれも値幅制限いっぱいに買われた。パソナグループ<2168.T>戸田工業<4100.T>岩崎電気<6924.T>などが物色人気となり、NOK<7240.T>も値を飛ばした。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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