東京株式(大引け)=61円高、円安好感で続伸も2万円大台回復はおあずけ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/11 15:46
 11日の東京株式市場は買い優勢の展開だった。目先スピード警戒感から戻り売りも浴び、日経平均株価は2万円台回復には届かなかったが終始プラス圏で推移した

 大引けの日経平均株価は前日比61円46銭高の1万9961円55銭と続伸。東証1部の売買高概算は22億9202万株、売買代金概算は2兆7932億円。値上がり銘柄数は979、対して値下がり銘柄数は877、変わらずは159銘柄だった。

 きょうの東京市場は、為替が1ドル=114円台前半へと円安が進行したことを受け、リスクを取る動きが継続した。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ナスダック指数、S&P500指数ともに過去最高値を更新しており、ハイテク株中心に追い風が意識されている。決算発表に絡み好業績銘柄を物色する動きは旺盛で全体相場を支えたが、日経平均が2万円大台に近づくと利益確定売りに押し返される展開となり、後場後半は伸び悩んだ。東証1部の騰落レシオは前日時点で127%台と過熱領域にあっただけに、目先警戒感も意識されている。なお、日経平均先物は2万円をつける場面があった。ただ、押し目買い意欲は旺盛で、前場は値下がり銘柄数が値上がりを上回っていたものの、大引けは再び逆転して値上がりの方が多くなった。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金トップで続伸。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも堅調。東京エレクトロン<8035.T>が買い優勢、花王<4452.T>も値を上げた。新日本電工<5563.T>KIMOTO<7908.T>が大幅高となり、コロプラ<3668.T>も値を飛ばした。日本冶金工業<5480.T>が物色人気となったほか、横河電機<6841.T>クラレ<3405.T>なども上昇した。

 半面、東芝<6502.T>が軟調、小野薬品工業<4528.T>も安い。ワコム<6727.T>が急落、ジャパンディスプレイ<6740.T>三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>の下げも目立つ。日清オイリオグループ<2602.T>雪印メグミルク<2270.T>など食品の一角が売られたほか、クックパッド<2193.T>も下落。マネーパートナーズグループ<8732.T>、ヤマダ電機<9831.T>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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