東京株式（前引け）＝反発、朝安後に買いが厚くなり切り返す

　１日前引けの日経平均株価は前週末比７８円２５銭高の１万９２７４円９９銭と反発。前場の東証１部の売買高概算は９億１５０３万株、売買代金概算は１兆１３９６億７０００万円。値上がり銘柄数は１０６８、対して値下がり銘柄数は７７７、変わらずは１７０銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、大型連休の谷間でアジア株や欧州が軒並み休場となっていることもあって、朝方は全般手控えムードが強かったが、売り一巡後は買いに厚みが加わり日経平均株価は徐々に水準を切り上げる展開となった。好業績期待を背景に半導体関連をはじめ電機セクターに買いが集まっている。値上がり銘柄数は１０００を超え、売買代金も外国人投資家の積極参戦が見込めないなかで１兆円を超えた。

　個別では東京エレクトロン<8035.T>が大商いで急騰したほか、ソニー<6758.T>も売買代金上位３傑に食い込む人気となり新高値。村田製作所<6981.T>、日東電工<6988.T>なども値を飛ばした。オプトホールディング<2389.T>が一時ストップ高で値上がり率トップに買われ、日本ライフライン<7575.T>、ｅｎｉｓｈ<3667.T>、ショーワ<7274.T>なども一時値幅制限いっぱいに買われた。半面、ＪＡＬ<9201.T>が大きく売られ、ペプチドリーム<4587.T>も急落。ファーストリテイリング<9983.T>も軟調だった。山崎製パン<2212.T>、リコー<7752.T>などの下げも目立っている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）