東京株式(大引け)=164円高、日経平均は1万7000円台を回復

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/11 15:44
 11日の東京株式市場は前日の海外株高やその背景となった原油市況の上昇、さらに為替の円安基調などを背景に終始買いが先行した。

 大引けの日経平均株価は前週末比164円67銭高の1万7024円76銭と反発。東証1部の売買高概算は16億6516万株、売買代金概算は1兆8711億円。値上がり銘柄数は1132、対して値下がり銘柄数は699、変わらずは153銘柄だった。

 注目された9月の米雇用統計は市場予想を大きく下回ったものの、負の影響は限定的だった。原油市況が上昇傾向を強めており、これを背景に前日の欧米株市場は軒並み上昇した。ロシアがOPECの減産合意に同調する姿勢をみせたことで前日のWTI原油価格が急伸し1バレル=51ドル台に乗せた。さらに外国為替市場でも1ドル=104円近辺まで円安が進行し、きょうの東京市場は米株高、原油高、円安とリスクオンの材料に囲まれる格好となった。米大統領選ではヒラリー・クリントン氏の優勢が伝わり、これも日本株にはポジティブに働いている。海外ファンドの先物買いなども観測され、地合いの改善が意識されている。日経平均は後場伸び悩んだものの、終値で9月7日以来の1万7000円台を回復。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金トップで上昇、ファナック<6954.T>も買われた。日本電産<6594.T>ダイキン工業<6367.T>が買い優勢、ソニー<6758.T>も強い動き。マグネシウム電池関連として藤倉ゴム工業<5121.T>が気配値のままストップ高となり比例配分となったほか、古河電池<6937.T>も引けは伸び悩んだものの、値幅制限上限まで買われる場面があった。サカタのタネ<1377.T>なども物色人気に。

 半面、小野薬品工業<4528.T>が安く、任天堂<7974.T>も冴えない。セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も売りに押されている。朝方は高かったホクシン<7897.T>も利益確定売りに安くなった。タカタ<7312.T>が大幅安となったほか、サムティ<3244.T>高島屋<8233.T>などの下げも目立つ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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