東京株式(大引け)=244円安、原油安・債券安などを嫌気して安値引け

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/02 15:49
 2日の東京株式市場は目先利益確定の売りに終始押される展開。日経平均株価は大引けに間際に一段安となり、1万6400円台を割り込んで安値引けとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比244円32銭安の1万6391円45銭と急反落。東証1部の売買高概算は19億7429万株、売買代金概算は2兆807億7000万円。値上がり銘柄数は411、対して値下がり銘柄数は1459、変わらず100銘柄だった。

 きょうの東京市場は、海外株安や原油市況安などを受けて終始売りが優勢となり、下値模索の動きが続いた。米国株市場はここNYダウとナスダック指数の動きが対照的な動き。WTI原油価格の下落歩調がダウの下げと連動している。東京市場でも原油安がもたらすリスクオフの流れが意識され始めている。大型経済対策に対する期待感はあるものの、買われているのは関連銘柄でも新興市場を中心とした中小型株が中心で主力銘柄には売り圧力の強い地合いとなっている。また、7月29日の決定会合で日銀が異次元緩和の効果を総括すると発表したことが波紋を呼んでおり、債券相場急落を横目に市場では金融政策の行き詰まり感を懸念する声も出ている。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が大幅安、ここ戻り足をみせていた三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも値を下げた。4~6月期営業赤字決算となった日本光電<6849.T>が一時ストップ安となったほか、寿スピリッツ<2222.T>三浦工業<6005.T>なども大幅安。今期業績予想を下方修正した帝人<3401.T>が急落となり、NOK<7240.T>も決算悪を嫌気され売り込まれた。

 半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が逆行高、キーエンス<6861.T>も急反騰。メガチップス<6875.T>ハピネット<7552.T>サノヤスホールディングス<7022.T>などポケモン関連株の一角が切り返している。新日本科学<2395.T>ペプチドリーム<4587.T>などバイオ関連にも買いが流入した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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