元祖SHINSHINさんのブログ一覧(2017年12月)

  • ブログ

    遺言を書くけど、全然死ぬ気はない

    「気に入らない部分があったら、炭で消してくれ」 オイラがヤクザに待ち伏せされて、結果、懲戒免職になるのを待ちながら藤沢警察にブチ込まれていた頃、新聞の要所は、すべて炭で真っ黒になっていて読めなかった。 「いやー、戦前は憲兵とか厳しくって、ホントそーだったんだからな」などと書きつつ、著作を書いたのは養老孟司なのであった。 もうずいぶん前に読んだのだけど、仕事で使うデータベースの復旧作業に追われるオイ ...続きを読む
    タグ:養老孟司 遺言。建長寺 三島由紀夫 虫塚 
  • ブログ

    ボビー・オロゴンの弟

    藤沢にある「婆’sバー麗子」にボビー・オロゴンがフラリと現れて、「ねぇママ、オイラに7万円貸してよ」と言っていたという話を麗子ママから聴いた。 ところが最近になってTV東京の深夜番組に出ていたボビーにまつわる話だと、実はもの凄い投資の腕前で、都心に大豪邸を建てたということだった。 この二つの話から推測するに、麗子ママの前ではしょーもない様子を見せながら、実はその当時から投資で稼いでいた可能性がある ...続きを読む
    タグ:ボビー・オロゴン 
  • ブログ

    比較文学者

    という肩書きのある、私小説好きな作家。これがなかなか通な作品を書いた。 彼の調査によると、三島も川端も、あの超有名な作品が、実は私小説なのだという。 ★「純文学とは何か」 小谷野敦著 中公新書クラレ 2017.11.10.発行 完全な仮想なのか、実体験に基づいたものなのか、はたまたどこぞの他人の体験に基づいたものなのか、によって、いろいろ作品は書かれるのだろう。 ときに、それが刃傷沙汰に及ぶことも ...続きを読む
  • ブログ

    色盲の画家

    抽象画家をしていたある男性が、自分で運転していた車の交通事故が元で、色盲になってしまう。 この世のすべてが黒と灰色に見える。もう絵を描くことができない。 そんな風に絶望してしまった男性が、オリヴァーの元へ訪れる。 オリヴァーは信頼のおける仲間の医師たちを呼び集め、その男性を助けるべく、診断・熟考するのだった。 ★「火星の人類学者 ~脳神経科医と7人の奇妙な患者」  オリヴァー・サックス著 吉田利子 ...続きを読む
    タグ:色盲の画家 オリヴァー・サックス