短期間でドル円がここまで急激に変動するとは思ってもいなかった。現在のところ97円台目前のところまで円安が進行している。いろいろな要因が挙げられるが個人的には下記と見ている。・３月前後に見込まれていた日系輸出関連企業のドル売り円買いの実需が思っていたよりも多くなかった。海外で稼いだ金を日本へ送金する必要がなくなったというか円高で目減りするから保留してるかもしれない。・投機筋がドル売りポジションを閉じたというか... ...続きを読む

２３日（月）の香港市場は大幅続伸。シティーグループの国有化懸念が台頭していたが、これを政府が否定し、完全国有化ならぬ部分的国有化に留まると報じられた。最大でも40％の資本参加程度。投資家としては国有化された場合、株主利益が損なわれてしまう懸念があるため、かなり神経質になっている感がある。先ほど米国政府も原則として「銀行は民間経営」のスタンスを明示したため、投資家の懸念はひとまず落ち着いてくると思われる。香港... ...続きを読む

先週米国市場が続落し、投資マインドは悪化している。ドル円レートもやや円高に振れて９３円台となっており輸出関連株主導による株高は期待できそうにない。おそらく相対的には下げる公算が高いと思っている投資家も多いと思われる。小生も下げると思っていて、小生的にはどの水準まで積極的に売ってくるかに注目している。日本株は目先７０００円が再度意識されてくると思われる。ここを抜けてくると心理的ショックがかなり大きい。明日は下... ...続きを読む

２０日（金）の米国市場は続落。特に金融関連株の下げがきつい。シティーグループは22％の急落。バンク・オブ・アメリカも一時１４％の急落（引けではマイナス3％）。市場では銀行国有化観測が浮上しており、先行きどうなるか分からない銀行株を現金化する動きが増えてきたと思われる。ついでにGMの完全子会社のGMサーボが破綻したことも投資マインドを著しく低下させた。スウェーデン政府の金融支援を拒否したという事実が今後も同様... ...続きを読む

米国株安を受けて他国市場にも売り圧力が強まっている。今やアメリカがくしゃみをすると他国の市場は肺炎になってしまうくらいモロに悪影響を被っている。セオリーとしてNYダウが下げれば下げる確率が高くなるという判断も致し方ない。それが一般的だと思う。このような外部環境が悪化している環境下において中国本土市場は比較的堅調に推移している。中国政府の経済対策と産業支援策により投資マインドが好転していることが主因ではあるが... ...続きを読む

ここ数日ドル買い円売りトレンドになっており、外貨建て資産の円換算評価額はやや持ち直してきた。現在のところ94円台まで円安進行中。今思えば87円台まで円高となった当時と比べれるとドル資産解消売りのトレンドは一服している感がある。当時と情勢が異なる点は欧州の金融危機があげられる。ポンドとユーロが投げ売られるような局面も散見された。これがなければ今でも米ドルの独歩安は続いていた可能性が高いと思う。リスク分散化の観... ...続きを読む

GMとクライスラーの再建計画は17日確かに提出されたけども、実際に再建されるのか、それとも破綻されるのかはまだ不明だ。GMの再建計画の賃金引き下げに関しては労働組合と合意しておらず不透明な部分も少なくない。３月中には結果は分かるだろうが、それが判明するまでは何かと世界の株式市場に影響が及ぶことになる。当面は全体的に売り圧力が強まりやすい地合いに変わりはない。今日の気になったニュースとして亜周IRの中で取り上... ...続きを読む

香港市場は利益確定の売りで急落。17日はGMとクライスラーの再建計画の提出期限となっており、見極める意味でいったんポジションを閉じた投資家も少なくないと思われる。人員削減とブランドの絞り込み等の大幅リストラが見込まれているものの、破産する選択肢も依然としてありえる。更に可能性として提出期限が延長される可能性もある。いずれにしても明日起きてみれば結果が分かる。今日日経を見たらウィルコムとZTE（763）が次世... ...続きを読む

ここ数ヶ月は株価は底値から切り返し反騰トレンドになっているのは、チャートを見る限り素直にそう思う。中国当局の超積極的な経済対策と産業支援策効果により、世界的には比較的堅調に推移している感がある。特に、世界から閉鎖された本土市場の投資マインドの好転は鮮明になっている。これから08年通期業績発表が本格化する。08年はまだマシだ。08年の上半期業績は市場予想と大きくかけ離れてはいない。問題は下期。大幅に悪化してい... ...続きを読む

過大評価をすることなしに、このチャートを見る感じでは底を打っていると思う。これは深センB株の万科企業（200002）のもの。市場の観測通り３月の全人代前後に不動産業界に対する支援策がでれば反騰基調は鮮明になると思う。　　　　　●日足　　　　　　　　　　●週足　　　　　余談だが、先ほど日本テレビの内閣支持率に関する世論調査結果が報じられていた。なんと一桁台の9％なんぼ。ついでにG7での中川財務大臣の記者会見の... ...続きを読む

この日はいよいよGM、クライスラーの再建計画提出の締め切り日。救済されるのか、それとも破産するのかが明確になってくる。再建計画の中身に大胆なリストラ策がどの程度含まれているかによって市場の反応は決まってくると同時に当面の株式市場のトレンドが定まってくる。ついでに、16日（月）は日本の08年10-12月GDPが発表される。市場予想は２桁を超える大幅なマイナスとなる見込みで、市場に対する投資マインド低下は避けら... ...続きを読む

３月に近づくにつれて市場は全人代を意識し始めてくる。これは毎年のことだが、今回は例年と違って政府当局の政策を期待する部分が大きい。亜州IRによると、今日市場から材料視されたのは３月の全人代閉幕後不動産業界に対する支援策が発表されるという点。具体的に発表されてはいないが国家発展改革委員会の関係筋の情報とのことで、ある程度は信頼できると思われる。目先は全人代が近づいてくればくるだけ、政策期待感から投資マインドが... ...続きを読む

最近の相場は急落したり急騰したり変動が激しい。平時と比べて特に過剰に反応している感がある。全体的な試合としては世界的景気悪化とサブプライム系不良債権問題等が投資マインドを著しく低下させており、どちら科と言えば急落する確率が高い。このような環境下では暫くは持続的な株価の上昇を見込みにくい。まともに株価の値動きを見ていると疲れてくる。しかしながら、急落した時には買い入れるチャンスも少なからずある。当面は株の上昇... ...続きを読む

２０１４年に上海にディズニーランドが開園することが決まったが、その建設地の出資者の候補として上海陸家嘴金融貿易区開発（900932）があがっている。最近同社の株価は急騰しているが、このことが一因らしい。亜州IRによると出資比率は下記の通り：●全体の出資比率米ウォルト・ディズニー：43％中国側：57％●中国側の内訳上海陸家嘴金融貿易区開発：60％上海市傘下の精文投資有限公司：30％建設地を基盤とする地元不動産... ...続きを読む

先日打診買いをしていた中国燃気（384）が再度HK$1.2を上抜けてきた。今までボックス相場が続いていたため、そろそろ動意がありそう。1.3を越えてくると短期的には面白そう。ここの08年の業績は良好であるため決算が発表されれば更に底堅く動いていくと思う。全体相場的には投資マインドが大幅に低下した。昨日の米国金融安定化法案の失望売りにより米国市場は大幅続落した流れを受けて香港市場も売り圧力が強かったが、後場か... ...続きを読む