●完全国有化懸念は払拭された

曹操さん
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23日(月)の香港市場は大幅続伸。シティーグループの国有化懸念が台頭していたが、これを政府が否定し、完全国有化ならぬ部分的国有化に留まると報じられた。最大でも40%の資本参加程度。投資家としては国有化された場合、株主利益が損なわれてしまう懸念があるため、かなり神経質になっている感がある。先ほど米国政府も原則として「銀行は民間経営」のスタンスを明示したため、投資家の懸念はひとまず落ち着いてくると思われる。香港市場は大幅反発したが、米国の動向次第で急落する局面も増えてくる。米国の諸問題が落ち着いてくれば3月上旬の全人代へ市場の注目が集まってくるのだが、まだそういう雰囲気はないように思う。依然としてGM,クライスラーの融資問題は不透明であるため、今後も方向感のない展開が続いていくと思う。
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