世界的な株安により、どの国のどのセクターもだいたい売り込まれており、2007年の高値時と比べれば投資対象となる銘柄は増えた。以前は検討もしなかったような銘柄も多い。こうなってくると投資対象範囲が増えた分だけ逆に困った状況になる。投資資金は有限なので、投資対象は絞り込まないといけない。昨年末からポートフォリオを整理し始めたが、以前の反省として、投資対象銘柄を増やしすぎた点がある。基本的な投資方針として中国株は... ...続きを読む

ひさしぶりにガスプロムの株価をチェックしてみたら現在116.57ルーブルであった。高値時の350ルーブルと比べるとけっこう下げた。更に、ロシアのルーブルは急落しており、現在1ルーブルは2.6円程度。昨年の平時は3～4円程度だったからかなり円高ルーブル安が進行している。ジムロジャースはロシアルーブルを売り建てているらしいし。通貨ルーブルは時々通貨切り下げの話題があったりするから依然不安定だが、以前の高値の時と... ...続きを読む

１月の非農業部門雇用者数は59万8千件の減少となった（市場予想はマイナス50万件、前月はマイナス52万８千件）。この数字を見る限り米国の雇用統計は更に悪化しているが、事前に市場は雇用統計の更なる悪化を見込んでいたため、影響は限定的。むしろ、来週明けにも採決される大型景気対策に対する期待感が上回り、6日NYダウも200ポイント超の大幅続伸となった。ドル円レートも円高どころか逆に買われる展開となり、92円台まで... ...続きを読む

下落しまくっていた同指数に反発の兆しが出てきた。最悪期は1000ポイントを割り込んでいたが、最近はやや持ち直してきている。4日は約14％も上昇し、今のところ1316ポイント近辺で推移している。昨年の高値の11000ポイントと比べるとまだまだ低いが投資マインドはやや改善しつつあるように思う。この材料を手がかりに中国遠洋（1919）が大きく買われ、約14％の大幅続伸となった。中国政府の海運業界に対する支援観測も... ...続きを読む

世界的に株式市場が軟調だが、世界から閉鎖された市場である中国本土市場は景気対策を背景に買いが優勢になっていることもあり香港市場の投資マインドは相対的にそれほど悪くない模様。亜州IRによると、設備装置や紡績等に対する産業振興策が4日にも発表されることが材料視されたこともあり、ハルビン動力設備(1133)や中国高速伝動（658）、魏橋紡織（2698）等の関連株が買われた。農村部の家電普及策の恩恵が期待されるレノ... ...続きを読む

世界から閉鎖されていることもあってか、本土市場は旧正月明け後上昇して引けた。大型景気対策と追加支援策を背景に投資マインドは他国ほど衰えてはいない模様。日本や香港は米国株安を受けて大幅下落したが、本土市場は特に影響はない。香港市場は相変わらずのボックス相場が継続している。現状では大きく下げたところで割安株を物色するのが良いと思う。今日は鄭州燃気（3928）が天然ガス価格引き上げが材料視されたこともあって9％の... ...続きを読む

中国は今後農業改革に注力してくる。その場合、恩恵銘柄としては超大農業（682）が物色されてくると思う。現在の株価はPER的にも割安水準。09年の業績見通しも良好。ただ、同銘柄は指数構成銘柄ではないためファンドは積極的には買ってこない。チャート的には下振れを示唆しており目先は下げる確率が高いと思う。できれば３HK$程度まで再度下落してきたところで買い入れたい。しばらくは様子見。大内山牧場の濃厚牛乳、生クリーム... ...続きを読む

景気の急速の悪化もあって市場予想はマイナス5.5％程度であったが、ふたを開けてみるとプラス3.8％であった。いろいろな要因が考えられるが、主な要因として各種在庫がさばけていないため、GDPの下げ幅が限定的となった模様。在庫の数字は計算の基礎に算定される。ファンド筋は同指数の悪化を予想していたというか、期待していたのかドル売りスタンスにあったと思われるが、予想外に悪くない数字だったため、ドル売りに動けなかった... ...続きを読む

特に具体的な材料があったわけではないが、今日は比較的買いが優勢になった。特に後場に入ってから買い込まれる展開が見られた。取引時間帯的に欧州系の資金かと思われる。ただ、残念ながら引け間際に利益確定の売りが急増し、対前日比ベースで騰げ幅は縮小した。特に明確な材料がない中で売り買いが交錯していたように思う。ちょっとした観測で売り買いされることもしばしば。対内的には追加景気対策が本土旧正月明の来週にも発表されると見... ...続きを読む

二次電池生産で世界のトップクラスに位置し、自動車業界へも進出する比亜迪（BYD、ビーワイディー、01211）が30日も年初来高値を更新している。現地時間16：00前の時点で、15香港ドルを越えた。その後反落したが14香港ドル後半で引けた。08年末終値が12．7香港ドルだったから、この1カ月で約18％値上がりしていることになる。同株は米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイ傘下のミ... ...続きを読む

昨日発表された新規失業保険申請件数は５８．８万件となった。市場予想は５７．５万件だったため、事前予想を上回って更に雇用環境が悪化していることが窺える。昨日のＷＢＳでも失業保険を受給している人が依然として継続して受給している人数が多いとのことであった。この分だと来週発表される米国一月の雇用統計はかなり悪そうだ。失業率は二桁に行くとの見方もある。大内山牧場の濃厚牛乳、生クリームを贅沢に使った、限定生産のとろける... ...続きを読む

今日から香港市場は旧正月後の初日の取引。欧米の金融危機再燃がやや後退したこともあり、香港市場は全面高の展開。ＦＯＭＣでの長期国債買取について前向きな姿勢を示したことも相場をサポート。しかしながら米国の雇用統計を目先に控えていることもあり、依然として楽観できないと思われる。更にビッグスリー問題もまだ不透明のまま。０８年度決算を見極めてから、割安株を打診買いする程度が無難。ただ中国の場合３月の全人代前までには追... ...続きを読む