kabukabumanさんのブログ
マイ・メモ(2020年 7月)
日銀のETF買い入れ枠12兆円に対し
実際の買い入れ額は6/26時点で4兆7657億円となっています。
このペースだと年末までに10兆円程度買い入れる計算になりますが
無理にそこまで買う必要はなく、買うという意思表示をするだけで
海外勢を牽制する効果は充分あると思います。
現在日銀が保有するETFの損益分岐点はおよそ19500円と言われており
含み益があるうちに上手くフェイントを掛けて外国人に買わせましょう。
それとも緩和マネーがインフレを引き起こすと読んで保有を続けますか?
因みに年間12兆円のペースでETFを買い続けた場合
2021年3月末時点で上位銘柄の間接保有率は上図の様になります。
しかし無理矢理株価を支えても、株価の変動は殆ど外部要因によるため
NY市場がコケれば世界の全市場がコケてしまいます。
だからそうなる前に得意のステルステーパリングで
こっそり出口戦略を進めるべきだと思うのです(^_^;)セコイ
日銀はETF買いを装い、徐々に持ち高を減らして「金」へシフトし
株式投資や外貨投資はGPIFに任せてはどうでしょう(`・ω・´)キリッ
日本の外貨準備はあまりにも米国債に偏り過ぎています。
この際「金」を増やしてバランスを整えるのも一考かと(`・ω・´)キッパリ
この記事はバンカメの2021年金価格予想です。
3000ドルは大胆過ぎる予想ですが、4~5年先なら大いにあり得るでしょう。
<今年後半の市場予測>
但し4~6月は予想を大きく外したので遠慮がちに(^^;
◇緩和マネー対新型コロナウィルスの一騎打ち!
つまりトレンドは上向きだがパンデミック第2波が起これば様相が変わる
例えば経済活動が再び停止する状況になれば3月19日を一番底とした場合
さらに深い二番底を迎える可能性がある
◇万一パンデミック第2波が起これば再び財政出動が迫られるため
世界経済は益々疲弊しインフレを招く可能性が高まる
◇米大統領選挙、米中関係、地政学的リスクなども要注意だが
中でも米大統領選挙が株価に与える影響は大きいと思われる
最初の関門は、6月末~7月第一週の間にトランプ裁判が結審すること
最悪の事態は二つの案件で有罪判決➡大統領失職➡ペンス昇格の可能性
そうなるとバイデン候補が俄然有利になり株価は10%下落?
◇新型コロナウィルス感染の拡大がコントロールされ
年内にワクチンの開発や治療薬(治療法)の発見にメドが立てば
年末ダウ30000ドル、日経平均25000円が射程圏内へ (*^^*)
但しトランプ大統領が再選されることが前提。
一方パンデミック第2波によって世界経済の衰退がより顕著になった場合
ダウ17000ドル、日経平均15000円も ε=(。・д・。)フー
(余談)
日本の株価対策は日銀のETF買いを縮小し、個人投資の推進へシフトすべき
その為には先ず証券優遇税制性を復活させ、NISAの枠も拡大させる
但し売買差益を無税にするならNISAは段階的に廃止可とします。
因みに日銀のETF買い入れ資金はお札を刷れば幾らでも調達出来ます。
しかしどうせ刷るのなら、政府が「超長期国債」を発行し
それを日銀が全面的に引き受けることで
景気対策を初め健康保険制度や年金制度が抱える不安に対処すればいいし
インフレ懸念をとやかく言うのはその後で良いと思うのですが。。。
それにしても日本の国会は極度の人材不足だと思います。
派遣社員と交替しても何ら支障が無い議員が何人いることか(´・ω・`)ガッカリ
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<NY市場が大幅反発>
(理由)
①ボーイング株が14.4%上昇しダウを牽引
737MAXが運航再開へ向け試験飛行を実施したと伝えられ
②ギリアド・サイエンシスがレムデシビルの価格を決定
(1V=390$、一人当たりの治療費5日分6V=2340$)
併せて50万人分(9月分まで)を確保したという報道を好感
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60952950Q0A630C2000000/
③住宅市場の持ち直しが予想を上回った
5月 住宅販売保留指数 [前月比]
前回-21.8%➡今回予想+19.7%➡結果+44.3%
5月 住宅販売保留指数 [前年同月比]
前回-34.6%➡結果-10.4%
(個人的な感想)
①も②も楽観的過ぎるのでは?
レムデシビルの有効性は今後の臨床データを解析しないと分からない
yuhsanさん ご無沙汰しております。
まさかコメントを頂けるとは思っていなかったのでビックリしていますが
お元気そうなので安心しました。
早速ですがご指摘の件、大変勉強になりました。有難うございます。
東京市場に於ける売買高のうち、およそ70%を外国人が占める構図は
日銀やGPIFが参入した以降も大きく変化していないことから
如何に個人投資家の新規参入が少ないかが良く解かります。
またリーマンショックで痛手を被った銀行や生保といった
国内機関投資家についも同じことが言えると思います。
そこで私としては国内の個人投資家を増やし(育て)て
海外勢の売買高比率を50%以下に抑えることが出れば
急激な株価変動に振り回されることも少なくなる様な気がしています。
そのために証券優遇税制の復活やNISA枠の見直しを行うことよって
投資環境を整備するべきだと考えました。
幸い数年前から小学校で投資の授業が組み入れられ
将来優秀なトレーダーが大勢排出されるのではないかと楽しみにしていますが
その前に参加意欲が湧く投資環境を作り出して欲しいと願っています。
ところで日銀がETFを買うことが海外勢の買い意欲を掻き立てたり
売り圧力を抑制していることは明らかですし
FRBのジャンク債購入に比べると遥かに健全かも知れません。
ただ新型コロナショックはリーマンショックと異なり
金融政策や財政出動だけで解決出来るものではなく
ワクチンや治療薬の開発という大きな課題が存在します。
つまりリーマンショック以上に長期化する懸念を抱いています。
またリーマンショック時と違い、日欧は既にマイナス金利政策をとっていますから
さらなる金融緩和策に限界が見えているという点で
景気の回復がリーマンショック以上に遅れるのではないかという心配もあります。
一方4月以降の株価は想像を絶するほどの反発劇を演じましたが
経済活動再開後、早速パンデミック第2波の兆候が表れており
このままでは株価と実体経済の乖離が益々大きくなる様な気がしています。
万一株価が二番底を目指し、景気の早期回復が絶望的になれば
株価は長期に亘って低迷する恐れがあると思います。
無論これは最悪のシナリオですが
株価水準がアベノミクスやトランプラリー以前に戻ってしまう可能性もある訳で
日銀がETFをさらに買い進め、株価を支え様としても
海外勢が保有している東証一部銘柄の時価総額は160兆円(6/29)余りあるので
大きな売りをぶつけられれば太刀打ち出来ないのではないでしょうか。
そこで、海外勢の売り圧を最小限に食い止め
尚且つETFの持ち高を減らすステルステーパリングを想像してみました。
実際、2019年に日銀のETF購入額は初めて前年実績を下回りました。
日経平均株価も年末23656円で終えていますから、上手く立ち回れば
株価への影響を最小限に止めながらETFの購入額を減額出来るのではないでしょうか。
日銀は新型コロナによる株価暴落時にもETFを買い続け株価を支えて来ましたが
既に保有ETFの時価総額は30兆円を超え、来春には40兆円に達すると思います。
それでも日銀のバランスシートからみると5%程度に過ぎませんが
含み損が増えればバランスシートが不安定になり
日銀だけでなく日本経済への信頼が損なわれることにもなりかねません。
そうなる前にステルス型でも良いので出口戦略に着手すべきだと感じています。
釈迦に説法を承知の上で長々と講釈を垂れて申し訳ありません。
また現実的な話ではないことも重々理解しておりますが
あまりにも頼りない安倍政権の経済対策に業を煮やしていたところなので
殆どグチになってしまったことを合わせてお詫び致します。
最後に、新型コロナウィルスによる感染拡大が再び懸念されていますので
くれぐれもお気を付け下さい。
kabukabumanさん
こんにちは! お久しぶりです。
日銀のETF買いについては、以前からその功罪について議論されてきましたが、保有資産額が日本最大の機関投資家となり、しかもそのコストが株価を大幅に下回っている点で、多くの投資家の羨望の的になっています。
そのため日経をはじめとするマスコミや市場関係者から、反対意見も多く出されています。
確かに先進国で、中央銀行が直接市場から株式を買っているのは日本だけかもしれませんが、アメリカはすでにリーマンの時に、買い手不在のサブプライムローン債権を大量に買い上げ相場に介入し、その後の相場回復で莫大の利益を上げたことはご存じのとおりです。
これが今回のコロナショックに生かされ、FRBもジャンク債の購入などで、資金を市場に大量に放出しています。
日銀はETF買いを表向きは株価対策としていませんが、実態は株価の維持と外資による意図的な株価の暴落の防止に役立てています。
アメリカでは、個人の持ち株比率が5割を超えていますが、日本では投信を入れても15%ほどで、個人投資家の持ち株比率率が少ない点で、暴落時に個人の買い支えがなく、相場に厚みが出てきません。
日銀の保有残高は、まだ時価総額の5%ほどなので、あと2~3%ほど買い増して、せめてヨーロッパ並みの20%強までにすれば、相場に厚みが出て外国人のヘッジ売りに対抗できるのでは……
とまあ、楽観的に考えています。
ともかくも、kabukabumanさんのブログ復帰大歓迎。
これからのご活躍期待しています。