kabukabumanさんのブログ

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2018年の株式市場は曇り後晴れ、終盤は一時雨?

新年明けましておめでとうございます!


世界の株式市場は緩やかな景気上昇を背景に今年も好調に推移すると考えています。

しかし東京市場は昨年9~10月の日経平均急騰劇を演出した海外勢が

その後売り越しに転じたまま様子見状態が続いています。


バリュエーション的には欧米市場より魅力があると確信していますが

日本株が上値を追うためには外国人の買いが必須条件なので

彼等が何時買い越しに転じるかが焦点になりそうです。


<ドルが売られている理由>

昨年末からドルが売られ為替は円高に振れていますが

恐らく減税法案成立による材料出尽くし感が原因ではないかと推察しています。

米国では今回の法人税減税が経済成長に与える影響は小さいと見る専門家が多く

法人税より雇用税減税の方が遥かに効果的だと言われています。

とはいえ、企業業績が好調ならばドルが買い戻される可能性は高いと予想しており

当面は、次回の四半期決算が転換点になるのではないかと考えています。


<北朝鮮問題>

北朝鮮を巡る地政学的リスクによる株価の乱高下は

特に1月~3月に注意が必要だと考えています。

理由は米国による軍事行動(3月までに?)の噂が実しやかに流れているためですが

実際にはこうした噂に便乗したヘッジファンドの売り崩しを警戒しています。

また年初は円高も予想されるため、中小型材料株中心の売買が無難だと考えています。


<ミサイル発射や核実験を行う可能性がある北朝鮮の主な記念日>

1月  8日 金正恩党委員長誕生日

2月  8日 朝鮮人民軍(北朝鮮軍)創建記念日

2月16日 故金正日総書記誕生日

4月15日 故金日成主席誕生日

7月27日 朝鮮戦争での戦勝記念日(実際には休戦)

8月15日 日本からの解放記念日

9月9日 建国記念日

10月10日  朝鮮労働党創建記念日


<北朝鮮内部崩壊も>

依然として北の内部崩壊説は根強く、中国が難民キャンプを建設しているのは

北朝鮮の内乱に備えているためかも知れません。

またロシアが欧州に金正恩氏を亡命させる用意をしているという噂があり

金政権に存続の危機が迫っていることも考えられます。

無論どの情報も噂に過ぎませんが、火のない所に煙は立たたないと言われる様に

今年は北に大きな異変が起こる予感がしています。


<ティラーソン国務長官の去就に注目>

トランプ大統領が北を威嚇するのはポピュリズムの一環であり

実際に軍事攻撃を仕掛ける可能性は今のところ極めて低いと思います。

しかし、ティラーソン国務長官が万一解任される事態になれば

軍事行動に踏み切る確率は一気に高まるでしょう。


という訳で、2018年前半は北を巡る地政学的リスクや米国株の調整、円高等で

日経平均株価は伸び悩むと予想しています。

しかし国内企業の業績は引き続き2桁近い伸びが予想されており

3月決算前後には海外勢が買い越しに転じるのではないかと考えています。


<注意して置きたいリスク>

日経平均の年内高値予想「27000円~30000円」は不動ですが

米国の追加利上げやECBの出口戦略などで

過剰流動性相場に陰りが見え始める可能性があること。

サブプライムショック以降、9年間に及ぶ株価上昇に過熱感があること。

さらには米国の景気減速や中間選挙(11月)への警戒感などから

NY市場の失速を想定し、ざっくりですが以下の様なシナリオを描いています。


〇1~3月は様子見、中小型材料株中心の売買、リスクヘッジ

4月~9月頃は攻めの投資

〇10月以降はポジションを落とし急落に備える、ヘッジの強化


<主な長期テーマ株>

〇EV関連(全個体電池・リチウムイオン電池・評価装置・検査装置・製造装置・      

       給電システム・コイル・V2H など)

〇モビリティ関連(EV・PHV・自動運転・超小型自動車・自動車軽量化など)

〇パワー半導体

産業用ロボット

〇量子コンピュータ

〇人材派遣

〇情報セキュリティ

〇IoT

〇クラウドコンピューティング

〇ビッグデータ

〇AI

〇ブロックチェーン


<今年狙ってみたい内需株>

〇消費関連(小売業全般、インバウンド関連)

〇メガバンク(出遅れ低リスク)

〇投資事業(特に企業への投資、M&A関連)


<先回りして買って置きたい株>

〇スパイバー関連銘柄

〇ZMP関連銘柄

〇メルカリ関連銘柄


<ご参考:VC・エンジェル投資家の推奨株>

http://jp.techcrunch.com/2017/12/27/2018-startup-trend-01/


http://jp.techcrunch.com/2017/12/27/2018-startup-trend-01/


以上、2018年の日経平均株価は高値を目指すものの

外部要因に足を引っ張られ序盤は重く、終盤失速というシナリオを描いています。

また世界的な株価上昇予想も変わりませんが

急騰急落何れの局面に於いてもトリガーになるのは米国だと考えています。

つまり株式市場最強の地雷はトランプ大統領だというのが個人的な判断です。


それでは皆様のご活躍を心より祈願して

新年のご挨拶とさせて頂きます。<(_ _)>



22件のコメントがあります(21〜22件)
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    kabukabumanさん
    2018/1/5 00:30

    マイルド。さん 明けましておめでとうございます!


    今日の東京市場は差し詰め新年の御祝儀相場でしたね。


    年始から欧米の株価が馬鹿上がりしているためだと思いますが

    急騰の後だけに明日は3連休を前の利益確定売りに押されるのではないかと予想しています。


    それでは今年もよろしくお願い致します<(_ _)>



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    kabukabumanさん
    2018/1/5 00:46

    まやのりさん 明けましておめでとうございます!


    新年早々の急騰劇に少々驚いていますが

    戌年は株価が跳ねるというアノマリー通りになりそうな大発会でしたね。


    私は暫く自分の相場観に従って慎重に行動しようと考えていますが

    来週からどんな相場展開になるか楽しみです。


    それでは今年もよろしくお願い致します<(_ _)>



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