私は株式投資の結果を年間トータルで計算(決算)していますので
税制上の最終取引日である本日をもって2017年度の売買を終了しました。
持ち越すのは15銘柄で、決済済みの収支内容はまだ確定していませんが
本格的に株式投資を始めた2005年以来
年間トータルの連勝記録更新だけは達成することが出来ました。
ところで私が初めて株を買ったのは1998年12月のことで
「バブル崩壊」という言葉を知ったのはその数年後という若輩者です。
最初に株を買ったきっかけは会社の先輩に勧められたためですが
何を買えば良いかと迷っていた時に、ふと頭に浮かんだのが「ユニクロ」でした。
何故かといえば私が山口県出身なので
どうせ買うなら故郷発祥の企業に投資しようと考えたからです。
無論当時は同社が将来日経平均株価に最も大きな影響を及ぼす企業に成長するとは
夢にも思っていませんでしたが。。。
確か1株300円台で1000株買ったと記憶しています。
その後2001年初めに「ツムラ」を300円で2万株購入し
何れも2005年まで放置していました。
そして2005年12月、1株300円で買った「ツムラ」が3000円になったと同時に
「ファーストリテイリング」と一緒に利益確定しました。
この時ファーストリテの株価は1万円を少し超えた辺りでした。
(さらに10年後6万円を超えましたが)
結果的に2銘柄の長期投資で630万円が7000万円を超え
それを元手に私の株人生が始まりました。
しかし翌2006年1月にライブドアショックで早速高い授業料を払うハメに(^_^;)
それでも株式投資を始めた時期が良かった所為で
その後暫くの間「サルでも儲かる相場」が続いたため
初心者にも係わらずデビュー後2年間はラッキーな思いをさせて貰いました。
無論その間に多くの失敗も経験しましたが
自らの失敗体験や相場が暴落した後の経過などを細かく記録していたお陰で
後にそれが「投資のバイブル」となり何度も窮地を救われました。
リーマンショックの年を何とか乗り切れたのもその所為だと今でも思っています。
振り返ってみると僅か10年余りの投資家人生ですが
そこで学んだ一番重要なことは「個人投資家は孤独な存在」ということでしょう。
例えば銘柄の選択や投資情報の選別は全て自分で決めなければなりませんし
売買のタイミングも同様です。
無責任な買い煽りに安堵したり、売り煽りに動揺することもあってはなりません。
つまりこの世界では「自分以外は全て敵」と思うくらいの気持ちが必要なのです。
勿論著名な専門家の意見でさえ鵜呑みにすべきではありません。
投資の結果は全て自己責任ですから「PDCAサイクル」のどの局面に於いても
自分で考え、自分で決め、自分で実行(売買)し
試行錯誤を繰り返しながら成果に結び付けるしかありません。
因みに私が株式投資に首を突っ込んで良かったと感じることは
政治・経済(外交問題等)に対する関心が高まったことと
それらをグローバルな視点で考えることが出来る様になったことで
仕事の上で大きなプラスになったことは言うまでもありません。
その反面、他人を疑うことなど全く出来なかった素直な自分が(言い過ぎか?)
次第に猜疑心の強い天邪鬼な性格に変わりつつある様な気がして仕方ありません。
こうなればいっそのこと、天邪鬼より本物の鬼になった方が成功出来るかも^^;
余計な話に終始してしまいましたが
最近株式投資を始められた方には是非「相場の歴史」を学んで頂きたいと同時に
相場が大きく変化(暴落や暴騰)した時には
株価の推移等その顛末を出来るだけ詳細に記録して置くことをお勧めします。
今後の長い投資家人生の中で、金融不安・戦争・テロ・伝染病・大災害等により
株価が暴落することは何度もあると思います。
その時「自分で蓄積した過去の記録(記憶)」こそが
的確な投資判断を下す「投資のバイブル」になるものと確信しています。
さて今年も余すところ3営業日となりました。
年末のご挨拶をするには少々早いかも知れませんが
今日で今年のトレードを終え、正月の準備に取り掛かかる方も多いと思いますので
一旦締めのご挨拶をさせて頂きます。
「みんかぶ」の皆様には今年一年大変お世話になり感謝しています。
2018年が皆様方にとって、仕事にも投資にも実のある一年になることを
心よりお祈りしております。どうぞ良いお年をお迎え下さい。<(_ _)>