kabukabumanさんのブログ
日経平均窓埋め完了(4月17日=要注意!)
先週末のTOPIXに続き、日経平均も今日あっさりと下方の窓を埋めました。
しかしここから反発するためにはドル円相場が111円台では困難で
せめて112円台に戻さない限り、16000円割れは時間の問題だと思います。
また、原油価格の低迷も気になるところですが、4月17日にカタールで開かれる予定の
OPEC加盟国と非加盟国による、増産凍結を巡る協議の結果が待たれます。
因みに、サウジは産油国の足並みが揃わない限り、増産凍結に応じない姿勢を示していますが
イランは増産の構えを見せており、協議に参加しないものと思われます。
その場合、サウジも参加を拒否すると見られ、増産凍結は再び振り出しに戻るかも知れません。
万一最悪のシナリオになれば、米国企業は減益決算が予想されているだけに
NY市場の下落に繋がる恐れが多分にあると思います。
/////////////////////////////////////////////////////////////////////
以下に、日経新聞の関連記事を転載します。(2016/4/4 13:07)
「イラン原油の輸出増加 増産凍結、サウジ不参加も 」
イランのザンギャネ石油相は3日、3月の1日あたりの原油輸出量が200万バレルを超えたことを明らかにした。核問題をめぐる経済制裁が1月に解かれてから同国が原油の輸出を増やしたことが分かり、原油の需給調整が遅れ、価格低迷が長引く可能性がある。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)などが伝えた。
イランの原油輸出量は1カ月前に比べ、1日あたり25万バレル増えた。
世界的な供給過剰を受け、主要産油国は増産を凍結する計画だが、サウジアラビアのムハンマド副皇太子はイランが参加しない場合は計画に加わらないと表明している。
イランの輸出増が明らかになったことで、サウジ不参加の可能性が出てきた。
イランは経済制裁でダメージを受けた販売網の回復を優先する考えで、これまでも増産凍結には応じない考えを示してきた。産油国は17日に会合を開き、原油価格の下支えなどについて話し合うが、足並みがそろうかどうか情勢が不透明になってきた。
原油安はロシアやブラジルも含めた資源国の景気減速に繋がり、世界経済の不安要因になっている。