今週の東京市場は、先週末の大幅な下落が一過性なのか
それとも下落相場入りの合図かを見極める大事な一週間になる様な気がします。
また週末のSQ値は円相場(111円台~113円台)次第で15800円~16500円。
さらに、新たな内部要因として輸出企業の下方修正には要注意だと思います。
一方、NY市場では第一四半期決算の発表が始まります。
利益の事前予想は、前同比-8%程度の見込みだそうですが
テクニカル的にはかなり過熱気味なので、こちらも下落に注意が必要かと。。。
ところで、東京市場では新興のテーマ株に相変わらず資金が集中していますので
今月は海外勢の影響を受けやすい東一銘柄は避け
新興の国策銘柄に特化するのが無難ではないかと考えています。
具体的には「自動運転」「人工知能」「フィンテック」「民泊」「ドローン」等ですが
4/1に解禁となった民泊事業には、今後も不動産関連企業を中心に新規参入が考えられるため
調整を挟みながら、大相場が続く様な気がしています。
以下に、昨年来の民泊事業への参入を表明した企業について、業務提携等の流れを纏めてみます。
<上場企業>
2015年11/17 「8889 アパマンショップ」
契約期間が1ヶ月~12 ヶ月程度の中期賃貸や7日~30 日未満の短期賃貸への参入を発表
2015年11/18「6030 アドベンチャー」
18言語対応の国内航空券及び海外格安航空券を取り扱う航空券予約サイト「Skyticket」の運営を行う株式会社アドベンチャーが民泊事業への参入を発表
2015年12/15「9008 京王電鉄」
日本初の合法民泊サービス「STAY JAPAN」を展開する百戦錬磨に出資を行い民泊事業へ参入
2015年12/16「8909 シノケンGP、3236 プロパスト」
シノケンGPが、民泊対応型マンションの開発、社有マンションの民泊における運用
プロパストと連携したバリューアップ事業の推進、民泊対応型サービスの提供を行うことを発表
*民泊対応型サービスとは
民泊対応型の短期少額保険商品の開発、集金代行サービス、清掃サービスなど
2015年12/25「3300 AMBITION(アンビション)」
ホームセキュリティサービス「Secual」を提供するセキュアルの第三者割当増資を引き受け
共同で民泊事業に参入
2016年1/19「8840 大京」
大田区の民泊条例施行を機に、京急蒲田駅徒歩10分にある物件を購入し、民泊向けに改装
宿泊予約を自社サイト「旅家」で受付け、クレジットカード決済で宿泊料金を受領するシステム
2016年2/4
アドベンチャーとAMBITION(アンビジョン)が民泊の運営で業務提携
2016年3/9「4290 プレステージインターナショナル」
3月中に民泊代行専用のWebサイトを開設、自治体への申請手続き
損害保険の加入、外国人旅行客との通訳を代行するなどの民泊代行サービスを行う
2016年3/10「3457 ハウスドゥ」
不動産フランチャイズ事業を手掛ける同社は
民泊事業を視野にイー・旅ネット・ドット・コムと業務提携に向け始動
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<主な非上場企業の情報>
2015年12/25「セキュアル」
ホームセキュリティサービス「Secual」を提供する同社は、Skyticktを運営するアドベンチャー、
賃貸住宅事業を展開するAMBITIONを第三者割当増資先とする資金調達を発表
2016年1/21「スペースマーケット」
インターネットで1時間単位で場所の貸し借りができる仲介サービス「スペースマーケット」を運営する同社が民泊事業参入を発表
2016年4/1「ベンチャーパブリック」
Travel.jpなどを運営する旅行サイト運営の同社は
今夏、民泊仲介サイトを横断検索できるサイトを開設すると発表
民泊仲介サイトには、「Airbnb(エアービーアンドビー)」とまれる株式会社が運営する
「STAY JAPAN」などがああるが、これらのサイトを横断的に検索が可能になる