[朝日新聞 11月22日(日)朝刊]
朝日新聞が今月実施した主要企業100社への景気アンケートで
国内の景気が「足踏み状態」にあるとみている企業が58社にのぼった。
6月の前回調査の4社から急増した。
個人消費や設備投資が力強さを欠き、今夏以降に中国経済の減速が表面化したことで
産業界に景気の停滞感が急速に広がっているようだ。
調査は年2回で、原則として経営トップに面談している。今回は2~13日に実施した。
国内の景気が「緩やかに拡大している」とみる企業が前回の92社から41社に大きく減る一方
「足踏み状態」にあると判断する企業が大幅に増えた。
「足踏み状態」と答える企業が50社を超えたのは2012年11月調査以来3年ぶり。
第2次安倍政権下では最多だ。
「足踏み状態」とみている58社に、そう判断する根拠を二つまで選んでもらったところ
「個人消費」が43社で最も多く、「設備投資」の15社が続いた。
セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長は「個人消費は停滞を始めた。実質賃金が上がっていないことが要因だ。アベノミクスは一つの壁に突き当たっている」と話す。
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にも関わらず、株価の上昇基調は続いています。
しかも日本株は割安で、日経平均は年内に年初来高値を更新するという論評も見掛けます。
でも何を持って割安だと判断しているのか?そこが私には今一つ理解出来ません。
米国の利上げムードが高まるに連れ、円安が進むと判断しているのか?
日銀が12月追加緩和に踏み切ると読んでいるのか?
それとも単純に、年末に向けNY市場が高値を取りに行くという読みなのか?
日経平均のPER15.73倍が割安だと考えているのか?(^_^;)ムズイ
相場観を養うより超能力を身に付けたいと思う今日この頃です(^^;
因みにinvesting.comのテクニカル判断は以下の様になっています。(騰落レシオを除く)
①短期~中期で買い
米国(NYSE)、日本(NK225)、中国本土株、ドイツ、フランス、イギリス
②短期~中期で売り
イタリア、スペイン、香港、台湾、インド
また騰落レシオですが、11月初旬に140%まで上昇したNY市場が100%まで低下した反面
日経平均は127.1%、TOPIXは127.2%で買われ過ぎゾーンに有ります。
(参考)
中国市場の騰落レシオは、本土市場と香港市場の温度差が顕著なので参考までに貼り付けました。
<NYSEの騰落レシオ>

<TOPIXの騰落レシオ>

<上海総合指数の騰落レシオ>

<香港市場の騰落レシオ>
