kabukabumanさんのブログ

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中国の景気後退は自然の流れ、足元を固めれば日本株は上がる

8月は中国の景気後退をネタに、世界の株式市場はハゲタカファンドに翻弄されましたが

漸く市場のドタバタ劇も終りを迎えた様です。


今後の株式市場は、米国経済の発展と欧州経済の回復、そして中国経済の踏ん張りにかかっていますが

決して他人事ではなく、日本も世界の経済成長に一役買う立場にあると思います。

今こそ外部要因に振り回されず、国内の景気対策に全力を注げば、株価は後から付いて来る筈です。


また東京市場はアベノミクスで需給が先行し、一時日経平均2万円時代を迎えましたが

経済政策の根幹が金融緩和と公共投資に偏っている現状を

海外の投資家は憂慮しているのではないかと考えています。

安保法改正で不支持率が支持率を大きく上回った安倍内閣に残された最後のカードは

世界が認める景気対策しかない様な気がします。


ところで日米欧の景気は回復基調にあるとしても

中国の景気後退はどの程度深刻なのか?また何時まで続くのかなど

中国経済の実態について少し検証してみたいと思います。


◇高度成長が何時までも続く訳がない

中国のGDP推移①(1980年~2015年4月)

http://ecodb.net/country/CN/imf_gdp.html

中国のGDP推移②(1980年~2014年4月国民一人当たり)

http://ecodb.net/country/CN/imf_gdp2.html

日本のGDP推移①(1980年~2015年)

http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html

日本のGDP推移②(1960年~2012年、国土交通省資料15Pをご覧下さい)

http://www.mlit.go.jp/common/001020274.pdf

世界各国の名目GDP構成比(総務省統計局資料第3章をご覧下さい)

http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.htm


日本の場合1960年以降、名目GDP(円ベース)は約30倍、1人当たりでは約20倍。

これに対し中国は、1980年以降2015年4月まで名目GDP(元ベース)は150倍

1人当たりでは107倍の伸びを達成しています。


また日本では、1960年から伸び続けたGDPは37年後(1997年)にピークを迎えていますが

中国の場合も1980年を上昇開始の起点として考えれば35年間伸び続けている訳で

経済成長率が前年比を割ったとしても別に憂慮すべき事態だとは思えません。

勿論1年後、2年後、経済成長率の低下がどんどん加速する様であれば問題ですが

ゆっくりとした減速は止むを得ないと考えています。

因みに2020年の成長率は約5%が妥当という予想が多いのも事実で、7%を割ったからといって

世界経済が終わったかの様に騒ぎ立てるのは如何なものでしょうか。


◇中国が「世界の工場」と呼ばれる時代は終わった

中国の1人当たりのGDPはおよそ8000ドルですが、この数値はベトナム2200ドル、インド1800ドル

ミャンマー1300ドルに比べるとかなり高いだけでなく、賃金は年率約10%上昇を続けています。

ですから「世界の工場」としての魅力が無くなれば,、成長率が鈍化するのは当然のことでしょう。


因みに同様の比較では、タイ7500ドル、インドネシア5200ドル(何れも概算)という状況で

近年ベトナムに進出する日本企業が急増している理由が窺えます。


◇先進国の定義(ブランドを持たない国は先進国になれない)

中国が新興国を代表する国であることは間違いありませんが

先進国の仲間入りをするためには、越えなければならないハードルが沢山あると思います。


教科書的な先進国の定義はOECDに加盟してる国だと言われていますが

http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/oecd/html/

その他にも、1人当たりのGDPが10,000ドル以上であるとか、教育水準や平均寿命を指数化した

人間開発指数が高いことなども先進国の条件とされています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E9%96%93%E9%96%8B%E7%99%BA%E6%8C%87%E6%95%B0

従ってOECD加盟国の中にも、先進国とは言い難い国があることも事実です。


また、現実問題として、世界に通用するブランドを持たない国は先進国とは言えないでしょう

つまり、ハイテク産業や世界市場を席巻する企業、さらにはオンリーワン企業等の存在が

先進国と呼ばれる条件の一つだと考えられています。

しかしながら中国は教科書的な定義は勿論、ブランド力からも先進国には程遠いと言えます。


しかもブランド力が無ければ構造的に成長率は下がり、内需拡大に賭けるしかありません。

これでは企業の成長は止まり、投資、雇用、消費などの停滞に繋がりかねません。

この点が、コピー商品しか作れない経済大国の致命的な欠陥だと思います。


◇綱紀粛正が経済発展の障害に

習近平国家主席が進める綱紀粛正は、少なくともあと2年程度続くと考えられていますが

その間公共投資が制限されるなど、景気減速に繋がるという見方が広がっています。

そうなると2016年の経済成長もあまり期待出来ないと思います。


◇過剰債務とシャドーバンキングが金融緩和の足枷に

中国政府は景気後退を防ぐため、昨秋から数回に亘り金融緩和に踏み切っています。

しかし2014年末時点の家計・企業・政府合算の債務残高は148.8兆元に達しており

これは名目GDPの233.8%に相当します。


こうした過剰債務の下で金融を緩和を行っても、設備投資が回復する可能性は低く
むしろ企業の債務拡大に追い付けないというの実態だと思われます。


因みに日本では1989年末に、非金融業の債務残高が対GDP比132.2%に達しましたが
中国の場合、2014年末の同比率は156.7%と日本のバブル期を上回っています。

つまり企業の利払い負担が膨らむ一方で、製品の出荷価格の下落が収益を圧迫し

企業が新たな借り入れに慎重にならざるを得ない状況にあることが考えられます。


こうした状況を反映するかの様に、企業の資金需要DI(判断指数)は

金融緩和が開始された2014年秋以降も低下を続けています。


もう一つ、中国には金利を何度下げてもお金が循環しない理由があります。
それは金利の高い不正規金融やシャドーバンキングの規模が大きいことで

市場金利が下がると、銀行は資金を正規市場に流しても儲からないため

金利の高いこれらの運用市場に資金を移動させるからです。
その結果、幾ら金融緩和を行っても、資金を必要とするところには

お金が流れ難いのだと思われます。


◇株価の下落は個人より企業に大きなダメージを与える

上海株式市場の売買高のうち、およそ8割は個人の売買ですが

時価総額に於ける企業保有分は全体の63.4%(2013年)で個人の21.7%を大きく上回っています。

従って、当局が株価維持に形振り構わず取り組むのは、企業業績に対する配慮があるからです。

(関連レポート①)

http://www1a.biglobe.ne.jp/jcbag/seminar104_gaiyo.pdf


◇不動産事情(不動産プチバブル?の崩壊)

中国では地方政府が不動産開発を拡大させて来たため、供給過剰であることは間違いありませんが

現実は、不動産バブルというより、プチバブルと呼ぶ方が個人的にはしっくり来ます。

それというのも、中国に於ける不動産価格や家賃の上昇率は

決してバブルというレベルではなく、例えば2007年から12年までの5年間で

住宅価格の上昇率は30%以下に止まっています。

これに対して84~89年の5年間で、日本の不動産価格は2倍近く上昇しました。(日銀レビュー)


また世界的な金融不安へと発展したサブプライムローンとしばしば比較されますが

中国にはその様な手厚いローン制度が無いため、たとえ住宅価格が大幅に下落しても

資産価値が減少するだけで、連鎖的な金融不安が起こる可能性は無いと考えています。

しかも中期的に不動産需要は高まることが予想されており

少なくとも「中国不動産バブルの崩壊」という表現は的を得ていない様な気がします。

但し、ここでもシャドーバンキングの存在は障害になり得るので

金融緩和効果をより高めるためにも、シャドーバンキングに対する規制強化は必要だと感じます。

(関連レポート②)

http://www.mri.co.jp/opinion/mreview/topics/201502-1.html


◇中国経済の課題

中国は世界の工場としての役割を終えようとしており

今後は先進国の仲間入りを果たす努力(構造改革)が必要だと思います。

そのため習近平・李克強体制の下では、構造改革や技術革新が最優先課題とされており

製造業は加工組立産業から、高度な先端産業(独自ブランドの育成)を目指し

産業構造を製造業偏重型から、消費やサービス産業へ移行させようとしています。

またそうすることによって、製造業の生産性向上で溢れた失業者を吸収することも可能になる訳です。


しかし景気を悪化させずに構造改革を推し進めることは非常に困難です。

現在中国政府は、成長率より構造改革を優先させたいと考えている様ですが

構造改革を疎かにしたまま金融緩和を行えば、過剰設備を抱え構造改革を必要としている企業が

積極的に構造改革に取り組まなくなる恐れがあります。

一方、金融緩和を行わなければ景気は益々後退し社会不安が拡大

その結果政権運営に支障を来たす恐れが生じます。


つまり金融緩和を優先すれば大命題である構造改革が進まない。

逆に構造改革を最優先して金融緩和を後回しにすれば景気の悪化が止まらない。

その上、不動産プチバブルのハードランディングを招くことにもなりかねません。

つまりどちらを優先しても大きなリスクを伴うことから

中国経済の方向感は、暫く見え難い状況が続くのではないかと思われます。


因みに中国の楼継偉財政相は、先般トルコで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議の席上

今後5年は経済構造改革の痛みを伴いながらも、現在と同じ7%成長が続くとの見通しを示しました。

さらに同氏は、高度経済成長期は終わったとした上で

2桁成長時代に積み上がった在庫と過剰生産設備の解消には数年かかると指摘し

「今後5年は構造調整の陣痛期」と位置付けています。


これまで中国は投資主導で経済成長を押し上げて来ましたが

過剰な生産能力(設備)や地方債務の増大など多くの副作用を生んだことから

消費主導型経済への移行を進めようとしていることは明らかです。


またこの先、景気対策として財政支出を増加させる意向も示しましたが

果たして7%前後の経済成長率が続くかどうかは甚だ疑問であり(むしろ無理?)

個人的には、5年後の2020年には5%程度に縮小しているのではないかという見方に賛成です。

しかもさらにその先は、4%→3%→2%と漸減するのが自然の流れではないかと思います。


つまり、仮に来年中国の経済成長率が7%を大きく割り込んだとしても

中国政府としては内心織り込み済みのことであり

少なくとも周囲が大騒ぎするのは筋違いだというのが私の結論です。









29件のコメントがあります(1〜20件)
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  • イメージ
    あすあす.快晴さん
    2015/9/23 11:11
    お邪魔します  kabukabuさん。
    連休はゆっくりとお休みになれましたか?
    9月は毎回毎回残念な結果になるんですね!

    今こそ外部要因に振り回されず、国内の景気対策に全力を注げば、株価は後から付いて来る筈です

    インフレターゲット2%。
    本来ならインフレターゲットって言葉は簡単な言葉じゃないでしょ?
    私的には少々軽んじ過ぎてるのでは?と疑問が沸沸と・・
    政府に対してと言うより、風評とかに感じるのかなぁ??
    ほんとに、金融政策のみでこの言葉を利用したのでしょうか?と疑問が??

    所で、公務員の給与良いですね♪
    これってCPIの押し上げ要因の一つですよね!
    何もインバウンドのみでは無いと思います♪
    5WHの何時はど~だか知りませんけど、東京オリンピックを期限にするなら、まだポジティブ思考は続いてますけど。。私の中ではです。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    中国ねた。少し飽きてきたけど。

    7%を割ったからといって世界経済が終わったかの様に騒ぎ立てるのは如何なものでしょうか

    世界経済は次の受け皿がある限り、それをまた探すのでしょ?
    だったら騒ぐ必要がなさそうに思うのですが・・・・
    暴落とか凄く迷惑ですね(笑)

    7%前後の経済成長率が続くかどうかは甚だ疑問であり(むしろ無理?)個人的には、5年後の2020年には5%程度に縮小しているのではないかという見方に賛成です。しかもさらにその先は、4%→3%→2%と漸減するのが自然の流れではないかと思います。
    つまり、仮に来年中国の経済成長率が7%を大きく割り込んだとしても中国政府としては内心織り込み済みのことであり少なくとも周囲が大騒ぎするのは筋違いだというのが

    :経済成長の過程が成長から成熟に移行して第一次産業からシフトするんだからサービスの比重が上がってくるので、大きな資金を今までみたいに必要としなくなるし、それとお金の流動性が早くなるのだから必然的にGDPは減るんだと思います。
    7%を必要以上に意識してたのは方向性の違い?だったのではないかと思うんです。
    もう少し成長させてからと言う方向だと7%は大事な事だと感じます。けれど今年に入ってからの結果(春節)等などから政策の方向性は大幅に変わってると思うんです。
    最初に書いたサービスへのシフトです^^
    他の先進国と一緒の流れならGDPは2%程で当たり前なのかな?と思うです。
    と、言うより私的にはGDP何%より、寧ろ中国の物価上昇率と経済活動参加者の層の取り込みが今のGDP1%に比べて3年後や5年後にどれくらい増えるか?の方が余程興味がありますけど//

    あ!要するにです。成熟期の1%とか2%とかど~でも良い事だと思います♪
    この先3年とかで物価が2倍になるとかすれば、今のGDPで換算すれば7%超えです(微笑)無理な理屈かな~

    これが飽きてきた理屈のひとつ。
    もう少し世の中の為になる事して欲しいです。
    げんなりです!
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    シャードーバンキングの事は少々、意見が食い違うです。
    書くと凄く長くなりそうだから、大幅に端折るです。
    私は規制より、認可的な傍観スタイルです。
    利下げは元々優秀な企業業績のとこには更にプラス。けど、業績悪い所は更にシャドーから借り入れ。この様な構図になるんでしょ?
    返済を借入てまた返済。膨らむ借金。企業とか地方財政。
    これを規制すると言うのは、今の段階だと弱いモノ苛めだと私は感じます!中国の歴史そのままに感じます。
    それより、長い歳月かけてでも変革して欲しいです。
    じゃないと、回り回って私に嫌な波が来る。そんなイメージです。。
    単に対岸の火事です。。。??????自分勝手??
    でも私が幸せならそれで良いです♪

    端折り過ぎると、何となく攻撃的な意見になるんですね。。
    別にその様な感じは無いんです。。誤解なしで!!です。
    シャードーバンキング以外のバンキングって一体どれくらいあるのかな~~??って事から書いただけです。
    日本に置き換えるのも無理やりポいですけど、保険や証券会社もシャードーになるんでしょ?中国だと??詳しくは知りませんけど。
    そこらのステレオタイプはど~~にかならないのですか??


    不動産プチバブル。
    素敵な言葉だと私は感動しました!

    同感です♪
    寧ろプチ崩壊した方が良いかもです。
    需要は増えそうな気がします。
    参加者増えそうだから

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    GDP。先進国

    三面等価のお話ですよね^^
    これ私も好きです!

    それと凄く教えて欲しいです
    為替そのものが投資対象になってる状況で一国の強さって何で調べるのですか?定性的な感じの答え求むですです。。

    連休最終日に慌ただしく質問責めすみません。

    ps:世界の中で日本は優秀な投資物件だと私はいまだにシツコク思ってます。
    現在は少し売り目線と言うだけ。。そんな感じで売買してます。
    近況報告です

    それと、ベトナム関連要マークです。。
    人、モノ、金の流れ完全に変わって来てます!
    実際の経営で感じてる事です^^
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2015/9/23 16:51

    あすあす.快晴さん こんにちわ。


    詳しいコメント有難うございます。


    最初にシャドーバンキングの件ですが

    金融緩和の障害になる要素は取り除く措置が必要だと感じており

    そのためには、金融の自由化(銀行の規制緩和など)と

    経済全体に流れるマネーの総量(GDPの2倍)を調節する必要があると思います。


    それから国力について。

    これにはいろいろな解釈があると思います。

    教科書的な答えは経済力(GDP・GNP・貨幣価値・資源力・人口など)と

    軍事力でしょうか。


    但し、個人的には少し違う考えを持っています。

    先ず経済力という定義は正しいと思いますが

    その判断基準をGDPだとするのは間違いです。


    私が中国を新興国と位置付ける一番の理由はブランド力を持たないからですが

    幾らGDPの数値が高くても、独自のメーカー(研究開発力・製品力)が無く

    主に輸入品が流通している状態では、経済面で国力が強いとは言えません。


    次に貨幣価値(為替)ですが、例えば円高になれば輸入品を安く買えたり

    事業の海外展開に有利であるなどメリットは沢山有ります。

    一方で輸出企業は収益が減少するというデメリットもあり

    これも国力に直接結び付くかどうかは疑問です。


    また軍事力は、一見軍隊の規模が大きいと強そうに感じますが

    実際には科学技術・指揮統率力・軍の質など様々な要素に優れてこそ

    初めて強い軍事力だと言えるのではないでしょうか。

    因みに国が亡びる原因の殆どは他国の軍事力によるものではなく

    内部要因だという過去の歴史を振り返れば

    莫大な予算を投入し軍事力を誇示するのは、むしろ滑稽に思えます。


    序に言わせて頂くと、人口は労働力にもなれば国のお荷物にもなります。

    資源が豊富な国は人間力(働く意欲やモラルなど)の低下に繋がり易い。

    ですからどちらも多ければ良いというものではありません。


    じゃあ何が本当の国力か?という結論ですが(あくまでも個人的な見解です)

    私は政治力・教育・国民性の3つを挙げたいと思います。

    但しこれら3つの要素が一体となって経済発展に向かうことが条件で

    そのために不可欠な統率力連帯感も4つ目、5つ目の要素ですが

    この2つは取り敢えず教育・国民性に含めたいと思います。


    しかしこれらの条件を全て満たしている国は残念ながら見当たりません。

    何故なら理想論だからです。

    中でも政治力は、時のリーダーによって変わりますから難しい問題で

    日本の場合、そこが唯一の弱点だと思います。

    そう考えると

    政治力が強い時に、出来るだけ国力を高めて置くべきかも知れません。


    抽象的な答えしか出来なくて申し訳ありません。

    何しろ私は、アンポンタン法の改正より株価の方に興味がある愚か者です。

    つまり、こういう人間が増えると国力が低下するという見本なのです。


    >世界の中で日本は優秀な投資物件だと私はいまだにシツコク思ってます。
     現在は少し売り目線と言うだけ。。そんな感じで売買してます。


    私も同感です。

    但しアベノミクスが頓挫しないことが条件でしょう。

    当面は政府がどの様な経済対策を打ち出して来るか?

    それを見届けるまではCP70%以上を崩す考えはありません。


    >それと、ベトナム関連要マークです。。
     人、モノ、金の流れ完全に変わって来てます!実際の経営で感じてる事です


    貴重なアドバイス有難うございます。

    ベトナムは中国に代わって「新しい世界の工場」となり

    近い将来目覚ましい発展を遂げると思います。

    「ベトナム関連要マーク」。。。了解です!


    沢山の貴重なご意見有難うございました <(_ _)>




  • イメージ
    musashiXPさん
    2015/9/23 18:26
    kabuさん こんばんは 

    連休中は長男夫婦が埼玉より帰省してくれました。
    小学三年の長男と三歳の女の子の二人の孫の元気に圧倒されていました。

    相場からはすっかり離れて外国市場の動向だけときおり眺めていました。

    イエレンさんは新興国(とりわけ中国)に気遣った発言だったように思います。
    10月には米中首脳会議、そして中国は国慶節、その間に国を挙げての政策が出てくるでしょうし、何よりもFOMCは年内利上げが望ましいとしているので、
    まさか12月のクリスマス商戦の真っただ中の12月は少し考えにくいので
    10月説がここにきて浮上してきているように感じます。

    それまではNKも個別別所の動きで上値は重いかもと個人的には思っています。

    金融相場から業績相場に向かう米国は輸入物価の下落、原油の下落は一時的にしても牧歌目標を下押ししてしまうことを理由に掲げていましたが、
    とりわけ新興国(中国)に気遣ったのではないでしょうか。

    中国の国慶節のあと国家上げての政策が出てくるあたりで米国の利上げもありうるかな・・・・と個人的には思います。

    政治的な判断なのでどうなるかはわかりませんが。

    この5連休、明日の朝まで買いも売りもなにもできない自分があります。
    準備だけはしていますが、今晩の海外、特にNYを眺めてからになりそうです。
    迷ったら無理はしないと勝手に決めているんですよ。

    ドイツのVWの問題、他の自動車メーカーはほんとうに大丈夫なの?
    国内の東芝のような不正会計、ほんとうに東芝だけなの?
    世界の投資家がきっと疑問に思ったのではないでしょうか?

    明日からも頑張りましょう!

  • イメージ
    あすあす.快晴さん
    2015/9/23 20:30
    こんばんわ。明日からまた仕事です。
    正直今はとても憂鬱です(笑)
    何時も思うんです、連休最終日に。
    こんな寂しい気持ちになるなら連休いらないし!と
    kabukabuさんは連休中ゆっくりとお休み出来たですか?

    詳しく返答してくれて有難うございます。

    最初にシャドーバンキングの件ですが金融緩和の障害になる要素は取り除く措置が必要だと感じておりそのためには、金融の自由化(銀行の規制緩和など)と経済全体に流れるマネーの総量(GDPの2倍)を調節する必要があると思います。

    ・これは、・・・・・・・
    どうなのでしょう?
    マネーサプライは今後減少して行く方向では?と疑問詞

    例えば。。。
    第一次産業だとお金の量と回収期間が多いのと長いのが特徴でしょ?
    それが金融比率高まってくると逆な感じにならないのかな?と。
    GDPの2倍。
    物価上昇とM1の減少&M2資産のココ最近の減少(上海市場の悪口が少し入ってます(笑)
    これにベースマネーの増強でダメなのかなと?
    そんなに簡単じゃないんですかね?

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    教科書的な答えは経済力(GDP・GNP・貨幣価値・資源力・人口など)と軍事力でしょうか。但し、個人的には少し違う考えを持っています。先ず経済力という定義は正しいと思いますがその判断基準をGDPだとするのは間違いです。私が中国を新興国と位置付ける一番の理由はブランド力を持たないからですが幾らGDPの数値が高くても、独自のメーカー(研究開発力・製品力)が無く主に輸入品が流通している状態では、経済面で国力が強いとは言えません

    :これですね。最初に返答感謝です^^ カム オン♪

    ずっと気になってました。この辺り↑のコメントの表現。
    正確には自動詞or進行形です。

    マクロではブランド力、ミクロではオンリーワンを良くかいてますよね!
    kabukabuさんの投資基準はモノ作りなのですか?
    形の無いサービスは対象外?

    例えば今年の初旬の事だったかな?韓国の配信とかはダメなイメージですか?投資基準としてです。
    為替の影響などで輸出関連企業が苦戦するなかでとった文化配信的なサービスは?
    韓国ドラマの無料配信って、言いかえれば文化の認知と配信でしょ?
    私は凄いな~と思いました。

    私の考えでは、先進国のモデル。。
    プロモーション主義なんです!////
    恥ずかしい考え方なのかも知れません。けど・・・
    みん株に来た時はモノ作りに着手してた。けどそれは民主政権から自民に変わった時だっからです。この辺りが私の中でモヤモヤするんですよね。

    あ!でも日本の技術とか凄く尊敬してます。
    それを世界に発信とするなら弱いのでは?ってイメージです。
    なので私は投資基準が売る戦略の仕組みを気にし過ぎるんです。
    シン ロイ!
    その辺りにど~~か良い刺激を下さい♪


    序に言わせて頂くと、人口は労働力にもなれば国のお荷物にもなります。

    はい!  凄く理解しました。
    何となく伝わりましたから!!
    多分?ですけど コン サオです^^


    但しアベノミクスが頓挫しないことが条件でしょう。当面は政府がどの様な経済対策を打ち出して来るか?

    勿論です。
    でも、長期政権化の為にした事がこの辺りで終わるのなら逆に言えば労力の無駄です♪
    問題ないと楽観視です。

    ps:ベトナム旅行を思い出しながら覚えてる言葉を所々織り交ぜてみました(微笑)^^

    最後に私は政治力・教育・国民性
    これは企業でも利用可ですよね♪

    ほんとに感謝。
    ここに来ると知らない視野を何時も感じれます!

    素敵な場所(日記)です♪

    ゼロエネ住宅、大手が一斉販売 ミサワは全戸標準仕様
    パナホームは85%

    これ知ってますよね^^
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2015/9/23 22:08

    musashiさん こんばんは。


    有意義な連休を過ごされた様で何よりです


    ただ残念ながら株式市場は軟調な上に、VWの不正問題が追い打ちを掛け

    惨憺たる状況ですが

    何だか米国の利上げを阻止したい闇の勢力が存在しているかの様ですね


    因みに私も10月の利上げ確率が高いと考えており

    市場もそれを織り込みに行っている様な気がします。


    >中国の国慶節のあと国家上げての政策が出てくるあたりで米国の利上げもあり   

     うるかな・・・・と個人的には思います。


    同感です!それに米中首脳会談の結果も気になりますね。

    中国も場当たり的な対策を続けることは出来ないと思いますが

    だからといって特効薬的な政策があるかといえばそれも疑問です。


    ですから、少なくとも10月中旬(FOMC&45日ルール)までは

    出来るだけCPを高目にしておくか

    資金を全て引き上げるくらいの対応が必要ではないかと感じています。



  • イメージ
    kabukabumanさん
    2015/9/23 23:16

    あすあす.快晴さん こんばんは。


    中国経済の大きな弱点は対外債務が5兆ドルに上る点だと思います。

    これに対して外貨準備高は3.5兆ドルと言われていますから

    海外の金融機関や投資家が一斉に資金を引き揚げれば

    巨額と思われていた外貨準備高も一気に底を突いてしまいます。


    また中国人民銀行は、今年3月以降マネタリーベースを減らし続けていますが

    元相場も下落を続けています。

    その原因は資本の海外流出だと考えられており

    そのペースは年間6000億ドルに達しているそうです。


    恐らく厳しい資本流出規制の間隙を縫って

    多くの富裕層が元を外貨に替え、香港経由で持ち出しているのでしょう。


    あまり考えたくないのですが

    中国経済は見掛けと中身に大きなギャップがあると思います。

    ですから経済成長率7%を維持しながら5年後をメドに構造改革を実現するなど

    机上の空論に過ぎません。


    それが分かっていれば、GDP成長率が7%を割ったと言って大騒ぎするのは

    私に言わせれば狂気の沙汰であり

    企業の債務が膨張を続けている状況で、上海総合指数が3000ptを超えているのは

    まだまだ株価バブルの領域だと考えています。


    沢山興味あるコメントを頂きながら

    感情的で的を外れたリコメになり、誠に申し訳ありません。<(_ _)>


    しがない零細投資家が喚き立ててもどうしようもないのは重々承知していますが

    中国ネタで株価が乱高下するのはもう懲り懲りなんです┐('~`;)┌

    冷静さを取り戻したら、改めてコメントさせて頂きますので

    どうかお許しを (〃_ _)σ∥


    因みに私の近況は、ハゲタカファンドに振り回され

    頭がハゲかかっている今日この頃です(>_<)







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    舞 蹴さん
    2015/9/24 00:12
    やっぱり下げ相場ですかね??

    どこまで落ちるんだろ…
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    kabukabumanさん
    2015/9/24 01:39

    舞蹴さん こんばんは。


    NY市場は故意に売り崩されている可能性がありますね。

    ウォール街では誰が情報発信の張本人かは知りませんが

    ダウ15000円説も流れているそうです。


    因みに日経平均が17500円を割ると、日経平均先物・オプション市場では

    ほぼ全ての証券会社が一時的に含み損状態になると思います。


    何処まで下げるか分かりませんが

    取り敢えず今日は前場から買いで行きます!

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    舞 蹴さん
    2015/9/24 06:43
    ヤバいですね〜

    休み前に一度ロスカットして18000円で先物買いしてしまった…
    完全に逆に走ってますね…

    当分18000円いかなさそうですね…
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    kabukabumanさん
    2015/9/24 07:57

    昨夜のNY市場は中途半端な下げでしたね。

    習近平氏が、中国は7%台の成長を続ける自信があると明言したことが

    後半反発した理由の様ですが、現実を直視すれば有り得ないことです。


    今日は買いで行くつもりでしたが中止して様子を見ます。


    年内にまだ大きな波乱がありますよ、きっと。


    それにしてもつならない相場になったものです。

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    あすあす.快晴さん
    2015/9/24 18:05

    お疲れ様です^^

    それとありがとうございます!


    これとりあえず貼りますね♪

    こんな感じの返信で合ってますか?


    香港に出て行った資本は香港株式市場をはじめとする資本市場で運用されますが、そのすべてが香港に留まり、資本運用されているわけではありません。

    中国商務部はつい先日、2014年の中国の海外直接投資額が初めて1,000億ドルを超え、1,160億ドルに達し、これも前回この欄で述べましたが、これも初めてですが資本の純輸出国になりました。欧米に迫る巨大な海外投資国家の誕生です。

    金額は不明ですが、そのある部分は香港から世界中に飛んでいきます。日本、ロンドン、ニューヨーク、シンガポールなどの有力株式市場、これらの国々が発行する国債購入、各国の不動産投資、そしてタックス・ヘイブン(無税地)のケイマン諸島や英領バージン諸島などへ向かって行くのです。


    引用です。




    今日は暑かったですね!

    お陰でヘトヘトです><





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    kabukabumanさん
    2015/9/24 18:51

    あすあす.快晴さん お疲れ様です。


    それと貴重な資料有難うございます。

    まだまだ勉強することが多いですね


    因みに今日の報道ですが、中国国内の消費が急激に落ち込んでいるそうです。

    一度締めた財布の紐はなかなか緩まないと思うので

    やはり世界経済にも影響を及ぼすでしょうね。


    そうなるとインバウンド銘柄は暫く敬遠されるかも知れません。


    それ以上に米国の利上げが10月も見送られる事態になれば

    株式市場はお先真っ暗だと思います。


    利上げで株価が下落することは予想していましたが

    利上げの先送りで下げ続けるとは正直想定外でした (×_×);



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    舞 蹴さん
    2015/9/24 20:59
    なるほど…想定外の下落ですね…

    自分も出尽くしで下がるとは思いましたが、ここまで暴落するとは…
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    kabukabumanさん
    2015/9/24 22:45

    舞蹴さん こんばんは。


    NY市場は恐らく短期筋のハゲタカが関与していると思います。

    45日ルールまであと20日ですから、今週から来週にかけて

    波乱含みの展開を予想しています。


    実はそろそろ自律反発するのではないかと考え

    今日は17480円でminiを買い建てていましたが

    突然の急落に慌ててほぼ同値で買い埋めました


    こんなに不安定な状態では一時も目が離せないので

    先物も迂闊に手出し出来ませんね




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    舞 蹴さん
    2015/9/24 23:06
    18000円で買ったミニはSQ日までに救出できなさそうですね・・・
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    kabukabumanさん
    2015/9/24 23:21

    ジェットコースター相場ですから下りは速くて上りは遅いでしょうね。


    今晩のNYが少しでも戻してくれるとまだ目はあると思いますが

    とにかく円相場が1ドル120円台をキープ出来なければ

    かなり厳しい道程になりそうな気がします。




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    あすあす.快晴さん
    2015/9/25 18:26
    こんばんわ kabukabuさん。

    インバウンド。はい
    ありがとうございます。



    また来ますね、宜しくお願いします^^
    ココ、ほんとに良い日記です!
    感謝です

    ps:所で。JESCOこのタイミングで損切りですか?
    何でだろう??

    少しだけ疑問詞かも(笑)
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    kabukabumanさん
    2015/9/25 19:32

    あすあす.快晴さん お疲れ様です。


    建築・土木関連は今日全銘柄手仕舞いました。

    補正予算の期待が薄れたためですが、引き続き重要セクターとして監視します。

    因みにJESCOは公開価格を下回った状態が続いているので

    ちょっとばかり厳しい気がして一緒に損切りしました。


    それからインバウンドは、中国の新たな消費動向(指数)を見極めるまで

    手出し無用だと判断しています。

    無論人気セクターなので、押し目は買われ易いかも知れませんが

    リスクはかなり増大したのではないかと思います。




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    紙ヒコーキさん
    2015/9/26 09:47
    kabukabumanさん おはようございます。
    >インバウンドは・・・手出し無用だと判断・・・
    中長期投資なら日本を代表する様なコア銘柄でも良いのですが
    インバウンドを含む内需関連しか思いつかないんですよ。
    今は底値圏でこれから下がってもしれているので、組み入れ比率を
    70%にはしたいのですが半分もないのが現状です。
    腰が引けているんでしょうね。
    来週から気合を入れてがんばります。
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    kabukabumanさん
    2015/9/26 18:02

    紙ヒコーキさん こんにちは。


    手出し無用というのは少々言い過ぎかも知れませんが

    過去のイメージで売買していると怪我をする可能性が高いと考えています。


    最大の理由は中国の消費が低下し始めたことです。

    株価の下落も原因の一つだと思われますが

    景気の後退を警戒して、国民が節約モードに入った?という報道もありました。


    その主な理由として、新車販売台数及び生産台数が減少を続けていることや

    http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_china_2015

    第二四半期のスマホ販売台数が、初めて減少に転じたことが挙げられています。

    http://www.marklines.com/ja/statistics/flash_sales/salesfig_china_2015


    因みに8月の中国人観光客数は過去最高を更新していますが

    こうした背景を踏まえると、今後単価が高い海外旅行は減少し

    インバウンド人気もそろそろピークアウトするのではないかと感じています。

    ですから中国人の馬鹿買い関連銘柄や

    PERが高過ぎる銘柄は特に注意して置いた方が良いと思います。


    それから内需にウェイトを置くという考えは私も同感です!

    ただ最も期待していた建設セクターに補正予算が付かない。

    インバウンドも今までの勢いが期待出来ないとなれば

    テーマの優先順位を間違えないことが重要ですね。


    それではご健闘をお祈りします!

    ===============================

    p.s(内需関連も沢山あるので迷いますね)


    TPP関連、防衛(テロ対策・サイバーセキュリティ含む)、ヘ ル ス ケ ア

    地方創生、郵政関連、インバウンド、子育て支援、公共事業、リニア

    マイナンバー・・・・・etc ( ˘•ω•˘ ).。oஇ 悩みます。








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