kabukabumanさんのブログ
中国株急落
5日の本土マーケットは大幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比181.76ポイント(4.06%)安の4298.71ポイントと反落した。
心理的節目の4300台を割り込んで引けたのは4月21日以来、ほぼ2週間ぶりとなる。
上海A株指数は190.81ポイント(4.06%)安の4503.74ポイント。
外貨建てB株相場も反落。上海B株指数が7.40ポイント(1.81%)安の401.11ポイント。
深センB株指数が21.66ポイント(1.48%)安の1442.03ポイントで引けた。
個人向け融資引き締めを嫌気し、利食い売りが膨らむ流れ。
市中銀行は、貸出条件や金利の引き上げ、融資審査の厳格化などを進めている模様と伝わるなか
資金流入が細るとの懸念が浮上した。
銀行融資の審査厳格化などで当局が「株式投機目的の利用」を厳しく監視するいうスタンスが
投資家心理を冷やしている。
また、証券取引印紙税の引き上げ観測が再び浮上したことも、売りに拍車をかける要因となった。
朝方は政策期待からプラス圏で推移する場面がみられたものの、その後はほぼ一直線に下げている。
幅広く売られ、上海総合の構成銘柄は9割近くが下落。
なかでも、時価総額上位のエネルギー株や金融株が安い。
【香港市場も4日続落で28000割れ】
5日の香港マーケットは値下り。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比368.28ポイント(1.31%)安の27755.54ポイントと
4日続落し、本土企業株で構成されるH株指数が381.53ポイント(2.64%)安の14077.62ポイントと
大幅に反落した。
ハンセンが心理的節目の28000を割り込んで引けるのは、4月23日以来、約2週間ぶりとなる。
売買代金は1755億9200万香港ドル(4日は1555億7800万香港ドル)。
本土株安で投資家心理が悪化。
昨夜の欧米株高を支えに買いが先行したものの、上値は重く
上海総合指数が大きく値を下げるなか、香港の各指数も中盤から売りの勢いが強まった。
中国の市中銀行が個人向け融資を引き締めている模様と報じられるなか
本土市場への資金流入が細るとの懸念が浮上している。
また、中国景気の先行き不安も改めて意識された。
中国国家情報センターは4日付中国証券報に掲載した最新リポートで
第2四半期の国内総生産(GDP)成長率が7%を割り込むとの見通しを示している。
幅広い銘柄が売られ、ハンセン指数の構成銘柄は8割超が下落した。