kabukabumanさんのブログ
信用評価損益率を見て感じること
信用評価損益率はマイナスになるのが普通ですが
http://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp
2001年6月1日からの週計(トレーダーズ・ウェブ)を見ると
全693週のうち、プラスの週は19週(2.74%)しか無く、しかも二度の期間に集中しています。
一回目は2005年12月2日から7週連続プラスのケースですが
当時は「猿でも儲かる相場」などと言われていましたから
むしろ損をする人の方が圧倒的に少なかったのは当然だと思います。
そしてもう一回は2013年4月12日から6週連続で、日銀が異次元緩和を発表した直後です。
つまり個人投資家の過半数が儲かった相場(お祭り相場)は、過去14年余りに二度
それも期間に換算すればおよそ3ヶ月ほどしか無かったことになります。
勿論信用評価損を抱えた人が全員損をしているという訳ではありませんが
この数字を見ただけでも、個人が継続的に利益を得るのは至難の業だということが解かります。
とろで私が株を始めたのは、偶然にも2005年の猿でも儲かる年でした。
その年は右も左もも解からずに買い捲り、随分高い授業料も払いましたが
それでも年間収支がプラスで終われたのはお祭り相場のお蔭で、まさにビギナーズ・ラックでした。
その後10年間、年間収支は曲がりなりにもプラスが続き、昨年節目となる10年連続に到達しましたが
その原因を自分なりに分析すると二つに集約されそうです。
一つは何度も言いますが、目標管理に徹したことで
年間収支を最優先することで、2勝8敗でも損をしないトレードが身に付いたと思います。
もう一つの理由は信用買いを一切しなかったことです。
私が株式投資で得た利益のうちおよそ半分は
ナンピンを繰り返した銘柄がもたらしてくれたと言っても過言ではありません。
そして平気でナンピン出来たのは現物投資に徹した所為だと考えています。
あと強いて付け加えれば、CP50%以上というマイ・ルールを極力守ったことでしょうか。
しかしこのルールを一回だけ完全に無視したことがあります。
それはリーマンショックの翌年、2009年3月のことでしたが
私にとってはあの時だけが10年間で唯一のお祭りだった様な気がします。
随分偉そうなことを書きましたが
私は信用取引で株を買うのは借金をして投資をする様なものだと考えていましたから
本当は怖かっただけかも知れません。
では何故こんな日記を書いたのかという理由ですが
株式投資を始めたばかりの人や、これから始めようと考えている人に
投資資金の大小に関わらず、なるべく現物取引をお勧めしたいからです。
特に少ない資金で投資をする場合、いきなり目一杯信用枠を使いたくなるものですが
やはり現物取引で地道に資産を増やすことが、この世界で長く生き続ける秘訣だと思います。
株式投資で成功するためには「塵も積もれば山となる」という心掛けが大切ではないでしょうか。
時々買い過ぎて、痛い目に遇っていますが(笑)
こんばんは!
現物は気持ちが楽でいいですよね。
でも買い過ぎはちょっと。。。(^_^;)
成本ケンタッキーさん こんばんは!
資産が増えているのはご自身の努力の賜物だと思います。
逆に偉そうなことを言っている自分は最近良く脱線して
パフォーマンスが低下傾向です。
やはり投資はマイ・ルールをきちんと守ることが大事だと
改めて痛感しています。
これからも頑張って資産を増やして下さい!!◆\(・・)/◇