kabukabumanさんのブログ

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世界経済の減速懸念?ユーロ危機の再燃? 笑える!(^^♪

最近NY市場を初めとして世界的に株価が下落しています。

その理由としてユーロ危機の再燃、世界景気の減速、米国株のバブル崩壊など

様々な見解が市場を駆け巡っていますが果たして本当にそうでしょうか??


株価が上昇している時は米国経済の回復を初め景気の良い話ばかりでしたが

株価が下落し始めた途端、その要因にユーロ危機まで持ち出されては堪ったものではありません。

まさに株式市場は騙し合いの世界だと改めて痛感します。


恐らくファンド勢の利確や換金売りが終わるまでは下げ続けるかも知れません。

しかしこうした現象は恒例行事の筈です。

にも拘わらず今更ユーロ危機だの世界経済の減速などと騒ぎ立てるのは如何なものでしょう。

何れ尤もらしい理由が無くなれば

「巨大小惑星が地球に衝突か!?」なんていうガセネタまで流されそうです。


因みに東京市場も円安など何処吹く風とばかりに下げ続けていますが

いっそのこと日経平均は一度14000円台に突入した方が反発力が強まる様な気がします。


ただ、現在の日経平均株価は PER 14.80倍  PBR 1.25倍  EPS 1033.82円 となっており

PERは今年の平均値よりやや高め、PBRは割高です。

通貨安による外国人放れが進んでいる上に、市場が1ドル110円まで円安を織り込んだとすれば

年内の16000円回復は絶望的かも知れません。


それでも今が絶好の買い場だと考えるか

それともアベノミクス相場の終焉と捉え一旦逃げ場を探るか

その判断はひじょうに難しい局面だと思います。


ところで今年に入りNY市場の過熱感(バブル)が噂されていました。

そこで最近の下落を米国株のバブル崩壊という評論家も居る様ですがこれも怪しいと思います。


1990年代後半から2000年のITバブルと呼ばれた時代

ナスダック指数はピーク時5000ptを上回りPERも100倍を超えていました。

その後リーマンショックで一時2000ptを割りましたが、現在は倍以上にまで回復しています。

確かにその回復の速さには目を見張るものがあり、一時期個人的にも行き過ぎだと感じていました。

しかしナスダック指数のPERは最近の下落で20.78倍となり

IT企業が多いことを考えると、現状は決して高過ぎる水準ではない様な気がします。


以下にナスダック上場主要企業の株価チャート(1年)と実績ベースのPERをご紹介して置きます。


<ナスダック主要企業の年間株価推移とPER>


アップル(IT機器) 16.3


マイクロソフト(ITソフト) 16.7


グーグル(ITオンライン) 28.1 (予想PER  21.0)


オラクル(IT機器) 15.5


インテル(半導体) 15.9


クアルコム(通信) 17.1


アマゾン(NET小売) 819.5


シスコシステムズ(IT機器) 14.2


ヤフー(インターネットサービス) 34.0


アムジェン(製薬・バイオ)   20.5


シトリックス・システムズ(ITソフト) 37.3


バイドゥ(ITオンライン) 36.8


イーベイ(NET小売) - (予想PER 17.4)


コストコ(小売り) 27.7


テバ・ファーマ(製薬・バイオ) 17.1


エクスペディア(オンライン・トラベル) 32.6



エヌビディア(半導体)  18.3


シマンテック(ITソフト)  15.7


ベリサイン(ITサービス&コンサルティング)  14.1




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