相変わらず難しい相場が続いていますね。
私の持ち株は最近含み益が順調に目減りし、いよいよマイ転間近です![]()
それでも2月までは二桁利益を何とか維持していましたが、3月に入り状況が一変しました。
但し理由ははっきりしています。
今年は年初から下降トレンドが続いていたため、2月まではminiの売り建てを併用していました。
しかし漸く落ち着いたと判断しヘッジを怠った矢先にウクライナ問題が表面化。
この時「自国が直接関わりの無い地政学的リスクは買い」というマイ・ルールに従ったのですが
当初はリバ取りに成功したものの、事態を少々甘く見ていたことから歯車が狂い始めた様です。
<ヘッジの講釈に少しだけお付き合い下さい m(_ _)m>
例えば許容可能なリスクの度合いに応じて
◇株と債券の様に逆の値動きをするものに分散投資する
◇株とGoldの様に異なる値動きをするものに分散投資する
◇株と為替の様な連動性を利用する(ヘッジが目的の場合、買いポジは円買い、売りポジは円売り)
また、リスクを軽減させる方法の一つとして銘柄の分散投資も有効ですが
闇雲に分散させれば良いという訳では無く、組み合わせに工夫が必要だと思います。
例えば
◇内需株と外需株の組み合わせ
◇セクターを分散させる
◇NK225銘柄と新興銘柄の組み合わせ
◇大型株と小型株の組み合わせ ・・・など
その他の方法(皆さん良くご存知のことばかりです)
◇ロスカットルールを遵守する
損切りラインを割ったら無条件に売ることで、最も簡単且つ確実なリスク対処法です。
但しこの場合、ある程度の損失は免れませんが
致命的な損失を被るより、余力を残して撤退する方が正しい選択だと思います。
◇先物やオプションでヘッジする
あくまで株式市場内でのリスクヘッジなので、市場を跨がないで済む分リスク管理が容易です。
因みに私は主にNK225miniを利用しています。
◇両建て(つなぎ売り)
株価の方向性がはっきりするまで、現物を買うと同時に空売りを仕掛ける方法で
株価が上昇基調になれば空売りを外し、下落基調が鮮明になれば現物の方を売ります。
サヤ取りに類似していますが、この場合株価の方向性を見誤るとリスクヘッジになりません。
◇マーケットニュートラル(サヤ取り)
買い建てる金額と売り建てる金額を拮抗させてリスク回避を図る方法で
ヘッジファンドが良く用います。
例えば同じセクター内で割高と思われる銘柄(群)を売り
割安と思われる銘柄(群)を買う訳ですから
買う銘柄群と売る銘柄群の見極めが難しく個人投資家向きとは言えません。
以上、リスクヘッジは投資家にとって貴重な防衛手段ですが
普段は買いまたは売りの一方通行になりがちなので
今年の様に難しい相場を乗り切るためには避けて通れないと思います。
因みに、投資はハイリスク・ハイリターン
またはローリスク・ローリターンという側面を持っていますから
リスクを何処まで許容し、利益を何処まで追求するかで資金配分やヘッジの度合いは異なります。
リスクヘッジはその名が示す通り後者の方ですが
投資の基本は資金を減らさないことなので、ベースはローリスクを選択するべきだと思います。
私が1月に買いで二桁の利益を得られたのは常にリスクヘッジを意識していたからで
3月に入り貯金が急減したのはそれを忘れていたからに他なりません。
今年はまだまだ難しい相場が続くと思いますが
3月の教訓を生かし、この先は基本に忠実な投資を心掛けようと考えています。今更ですが(^_^;)