それにしても良く下げますね。アジア市場は全面高なのにちょっと酷過ぎます
しかも3日連続で急落した理由も後付け丸出しのコメントばかり。
円高理由は1ドル102円前後なので説得力は今一。
中国の景気云々は何を今更という感じ。
挙句の果てにウクライナ問題まで持ち出されては堪ったものではありません。
「寝言は寝て言え!」と言いたくなります。
確かにナスダックの急落が日本の新興市場で売りを誘発する引き金になったかも知れません。
円高も1ドル104円を突き抜けていたので追加緩和見送りの反動もあったのでしょう。
しかし私を含め、そんなことは織り込み済みだと考えていた人は
今週の急落相場で損失を被った可能性が高いのではないでしょうか。
ところで日銀の金融政策決定会合後、急激な円高に振れた理由は二つあると思います。
一つは黒田総裁が記者会見で述べた以下の発言。
「物価に上方圧力がかかれば、逆方向の調整の余地も有り得る」
これは一言多かったと誰もが感じたことでしょう。まるで金融引き締めも有り得る様に聞こえます。
恐らくこの発言で円買いのスイッチがONになった様な気がします。
二つ目は、米通商代表部のフロマン代表による円安を牽制するともとれる発言です。http://www.asahi.com/business/reuters/CRBTYEA3601N.html
米国は今年1月にルー財務長官が円安に牽制球を投じていますが
どうやら1ドル105円に近付くとご米国はご機嫌斜めの様です。
さて今後の展開ですが
日経平均が200日線(14597円)を早急に奪回出来るかどうかがポイントだと思います。
もし抵抗線になると調整が長引く恐れがあり
何よりも恐いのは、3月決算企業の決算発表に含まれる次期業績予想です。
つまり27年3月期は前期比がマイナス予想の企業がかなり出て来るのではないかと心配しています。
それでも地合いが良ければ悪材料出尽くしというパターンも考えられますが
幾ら米国の景気が良くなっても
東京市場にはロシア・中国を中心とした経済不安と地政学的リスクが重く圧し掛かる様な気がします。
そうは言いながらも今日は明らかな東京市場独歩安に、思わず買いをぶつけてしまいました。
新規や買い下がりなどで計8銘柄約定しましたが
損益確定はしていないので今年初めてCPが50%になりました。(僅かな含み益もマイ転間近です
)
因みに今年の相場は一方通行になる要素が見当たらないので
売買の判断を迫られる局面が多いと思います。
しかも相場観が当たり続けない限り、昨年の様な利益を上げることは不可能なので
「プラスで終われば御の字」というくらいの考えが賢明だと思います。
ただNISA元年は被害者続出になるかも知れませんね。
やはり証券優遇税制の復活を早目に再検討すべきではないでしょうか。