kabukabumanさんのブログ
株式会社「レノ」と「6670 MCJ」の話
この日記は個人的な戯言ですのであしからず。 m(_ _)m
早速ですが
投資ファンドである株式会社「レノ」が大量買い付けを行った【6670MCJ】の株価が急騰し
現在「みんかぶ」の買い予想トップに立っていますが
「レノ」の運用資産はおよそ200億円で、その全額が村上世彰氏の個人資産だと言われています。
つまり2006年にインサイダー事件を起こし表舞台から姿を消した村上氏が
過去の栄光を捨て切れず、自らの名前を出さずに立ち上げた会社が「レノ」という訳ですが
インサイダー事件の直前に運用資産4500億円を有していた当時の村上ファンドに比べると
かなり小規模な運用資産だけに現状は単なるお騒がせファンドという印象しかありません。
それでも「レノ」の陰に村上氏有りというだけで市場が過敏に反応する訳ですから
ご本人は内心ほくそ笑んでおられることだと思います。
実は一昨年、当時大証二部上場の【3598山喜】の主要株主に村上氏の名前を見付けた時から
同氏が密かに投資活動を行っていることは承知していましたが
今期同社の復配が決まったことを考えると
村上氏の「物言う株主」ぶりは相変わらず健在なのかも知れません。(偶然かも知れませんが)
その「山喜」は大阪に本社を置くアパレル企業で事業規模は比較的小さいのですが含み資産が多く
村上氏が同社の上位株主に名を連ねた理由はその辺りにあったのではないかと推察出来そうです。
これは所謂村上流で、利益余剰金や含み資産の多い銘柄をターゲットに投資する手法ですが
今回「レノ」が大量買い付けに及んだMCJも同様のケースだと思われます。
何故なら同社の時価総額は「レノ」の買い付けが始まる前は80億円程度(株価155円前後)でしたが
利益剰余金が67億円あり、そこに目を付けた「レノ」が大量買い付けを行ったのだと思います。
つまり大量に買い付ける大義名分があったという訳です。
ところで「レノ」が同社株の大量保有報告書を最初に提出したのは8/3(2,536,500株)
その後徐々に買い付けを進め9/6提出の報告書では4,531,900株(8.71%)となっており
ここまでの投資資金はおよそ7億円と推測されます。
その後暫くの間株数は微増ながら出来高を伴って株価が上昇しており
9月中旬から10月中旬にかけて株価の吊り上げが行なわれたのではないかと思います。
そして最新の報告書(11/6)では6,674,100株(13.12%)に増加しており
9月以降、2,142,200株を平均取得単価250円~260円で買い付けたとして
投資金額は推定5.5億円、合計投資額はざっくり12.5億円くらいだと考えています。
つまり一株当たりの平均取得単価は187円程度で、先週末の株価348円(S高)で利益計算すると
10億6800万円の含み益が発生しています。(推定パフォーマンス85.4%)
しかも先週末の様にS高すると1回のS高(+80円)で5.34億円の利益が発生しますから
月曜日さらに上げれば早くもパフォーマンス100%達成となりますが
現在の株価でもPER16.7倍、PBR0.98倍ですからもう一段上を狙って仕掛けて来る可能性は
充分あると思います。
結局、株式会社「レノ」とMCJの話題を例に挙げて私が言いたかったことは
第2、第3の村上ファンドが登場して市場の活性化に貢献して欲しいということです。
因みに村上氏は学生時代に親から貰った100万円を株式投資で100倍にしたという逸話があり
再び数千億円規模の投資ファンドを復活させる力はお持ちだろうと推察します。
だからといって村上氏ご本人の復活を望んでいる訳ではなく
第2、第3の村上ファンドが登場すれば日本市場がより活性化するのではないかと考えているだけで
単なる仕手戦やヘッジファンドの仕掛けとは一線を画す存在であっただけに
個人的な想いとして、村上ファンドが引き起こしたインサイダー事件は未だに残念でなりません。
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yuhsanさんこんにちは、コメント有難うございます。
多くの日本企業は内部留保を優先する体質があると認識していますが
眠っている資産を有効活用させるという村上氏の大義名分は
企業価値を上げ、株主還元にも繋がる可能性を秘めていたため
個人的には大いに賛同出来る投資手法だと感じていました。
無論、株価を吊り上げて高く売り抜けるという意味では
単なる仕手筋と変わりませんが
市場に対する影響力は格段に大きかったと思います。
海外の投資ファンドが「やりたい放題」の日本市場を見ていると
益々第2、第3の村上ファンドの登場に期待してしまいます。
kabukabumanさん
おはようございます
相変わらずのすごい情報収集力と分析力!
私も村上ファンドのような、昔流に言えば、力による仕手っぽい相場師が出ることには声援を送っています。
その株を直接買うことはしませんが、情報収集と分析力を働かせれば、次に動く株が分かります。
いずれにしろ市場の活性化には貢献します。
kabukabumanさんのご活躍期待しています。