kabukabumanさんのブログ
IOCの裏側(立候補せずに五輪開催地になったソウル)
個人的に東京五輪が実現する確率は40%くらいだと思います。
誘致のコンセプトは震災復興に尽きると思いますが
どうも世界が同情的な立場をとっている様には見えません。
恐らく再び報道が活発になった放射能汚染問題が最大のネックなのでしょう。
またイスタンブールは中東紛争の当事国でもあり
現在注目を集めているシリア情勢がタイミング的には大きなネックになりそうです。
ただイスラム圏で初のオリンピックを開催したいというコンセプトは最も説得力があるでしょう。
次にマドリードはやはりスペイン自体の経済問題がネックだと言われていますが
今はそれを逆手に取ってオリンピックで経済復興に繋げたいという点をコンセプトにしています。
しかし同国では1992年にバルセロナ大会が開かれており
間隔的にはやや不利な面があると思います。
しかも2024年の五輪開催地はパリが有力候補ということもあり
同じヨーロッパ、しかも同じユーロ圏で連続開催というのは明らかにハンディだと思われます。
因みに世界の予想は1位東京、2位マドリード、3位イスタンブールだと言われますが
特に明確な根拠があるわけではなく、各開催地のリスクを考えた時
生命に危険のある放射能や戦争というデメリットは優先順位としては最上位だと思います。
ところで五輪開催国の決定には裏があるという話を良く耳にしますが
立候補していなかった国が開催国になったという象徴的な出来事がありました。
それが1998年のソウル五輪です。
この時、期限内に立候補していたのは名古屋だけで本来無投票で決定する筈でした。
しかし立候補期限が過ぎた翌日急遽手を挙げたソウルに逆転されてしまったのです。
常識的に考えれば期限が過ぎた後で立候補することも、またそれを受理することも不可解ですが
IOCがそれを受理し、しかも最終的にソウルに持って行かれたということは
少なくとも水面下で日本に対して好意的ではない力が働いたとしか考えられません。
IOCの名誉のためにこれ以上言いたくはありませんが
事前のプレゼンなんてただの茶番に過ぎないことだけははっきりしています。
序に言わせてもらえば2008年の五輪が北京に決定した時も
最初に名乗りを挙げた大阪は一回目の投票で僅か6票しか獲得出来ず惨敗に終わりました。
しかも北京に立候補を勧めたのは
当時IOC会長だったサマランチ氏だったという話は今でも語り草になっています。
そして日本はその後の東京も落選し今回再挑戦している訳ですが
過去の経緯から考えてIOCのメンバー(or国)に日本贔屓が少ないのであれば
今回も東京が落選する可能性は高いと見るべきでしょう。
そして落選した場合、その理由は「放射能処理の甘さ」になるのだと思います。
因みに週明けの日経平均株価ですが
2020五輪が東京に決定すれば+300円?
招致に失敗すれば-500円?といったところでしょうか。
勿論前者であればアベノミクスに弾みが付き株価は年初来高値更新という筋書きも見えて来ますが
後者の場合はジリ貧で5/23以降の2番底へ向かう可能性が充分あると思います。
まさに天国と地獄です。
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