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掛け算を覚える
先の日記に、後の幸せではなく今の幸せを重視する、そのためにバランスシートの改善ではなく、キャッシュフローの向上を目指すと書きました。
私は、そのために掛け算することを常に考えています。
当たり前のことですが、資産を増やす(私の場合は利益を出す)には、①収入を増やすか、②支出を減らすかする必要があります。
多くの人の場合、このための方法を足し算で考える傾向があるようです。例えば、残業をして10万稼いだ(+10万)とか、節約して支出を10万減らしたから、その分蓄えられた(+10万)というように。
このように足し算で考えてしまう限り、資産はなかなか増えません。
そうではなく資産を大きく増やすには、夫婦で働くことを考える(×2)、稼げる仕事を複数持つ(×仕事数)というように、掛け算で考えることが重要だと思われます。
投資で言えば、全部の卵を同じ籠に盛るなの例えで知られる分散投資は、足し算の考えです。一度に運ばず、何回かに分けて無事に運んだ卵の総数(つまり足し算)が蓄え(資産)になります。
確かに全部の卵が割れることは少なく、リスクを押さえた方法なのですが、逆に言えば何回か籠を持って運ばねばならないため、何個かの卵が割れる確立が上がると言えます。始めからロスを計算に入れているためリターンが少なくなるのです。
これに対し、集中投資(同銘柄の株を複数持つ、レバレッジをかける等)は、掛け算の考えと言えます。確かに、卵を一度に運ぶため、全部の卵を割る(資産を大きく減らす)可能性も高いのですが、その一度を無事に運んだならロスなく全てがリターンとなります。
どのように運用するかは、個人の考え方ひとつですが、少なくとも大きく増やしたいのなら、掛け算の考え方を覚える必要があると言えます。
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1件のコメントがあります
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ぶーさんさん2007/5/25 09:36非常に参考になりました