日本は輸入大国です。沢山のものを外国からの輸入に頼っています。
このような国の通貨が安くなると、一物一価の法則（※）によって、その国は何れ必ずインフレへと向かい、お金の価値が目減りして私たちの生活に重大な影響を与えます。
今、投資の新しい手法としてFXがブームとなっていますが、前記のことをきちんと理解せずに、単にお金を儲けるテクニックとしてのみ学び、自分だけが儲かればよいかのように、これを助長するような海外投資を行う人がいます。
この人たちのようにお金儲けが目的となってしまうと、いくら儲けても満足することができなくなってきます。ついには、際限のない欲求を満たすために手段を選ばなくなってしまって、いつの間にかお金に人生を翻弄される（お金を儲けるために生きる）ことにもなりかねません。
少し前、FXの投資で得た数億の利益を申告せずに誤魔化そうとして、脱税容疑で逮捕された主婦、投資家のﾆｭｰｽが新聞、週刊誌で報道されていましたが、これなどはこの典型です。
私たちはお金を増やすために生きているのではありません。また、お金があるというだけで幸せになれるわけでもありません。（無いよりはましですが。）
自分の幸せとは何なのか。そのために、いくら必要なのか。
’足るを知る’そんな言葉を思い出す昨今です。
（※）タイムラグはあるにせよ、同価値の品物は、最終的には世界中どこでも同じ価格で取引されるようになるという経済学の法則。
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