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【↓】日経平均 大引け| 小幅続落、連休を前に積極的な売買は手控え (12月29日)

配信元:株探
投稿:2023/12/29 16:05

日経平均株価
始値  33458.64
高値  33652.71(09:06)
安値  33305.17(14:36)
大引け 33464.17(前日比 -75.45 、 -0.22% )

売買高  12億8510万株 (東証プライム概算)
売買代金  3兆0818億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は75円安と小幅続落、様子見姿勢強く全体相場は軟調
 2.前日のNYダウは3日続伸し最高値もナスダックは下落とまちまち
 3.年内最終の大納会で年末年始の連休を前に積極的な売買は手控え
 4.レーザーテクや東エレク、日本製鉄、キーエンスなどが売り優勢に
 5.任天堂は2007年につけた上場来高値を16年ぶりに更新した

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比53ドル高と3日続伸した。FRBの利下げ期待を手がかりに買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は小幅続落。年内最終の大納会で様子見姿勢も強く、上値の重い展開が続いた。

 前日の米株式市場では、NYダウは3日続伸し最高値を更新した。ただ、ナスダック指数は下落と高安まちまちだった。こうしたなか、日経平均株価は値を下げてスタート。一時はプラス圏に浮上する場面もあったが、東京市場は今日が大納会で明日から年末・年始の連休に入ることもあり、積極的な売買は手控えられ持ち高調整の売りに押される展開となった。半導体関連株や海運株などが軟調だった。自動車株などは堅調だった。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920>東京エレクトロン<8035>が安く、川崎汽船<9107>日本郵船<9101>も値を下げた。キーエンス<6861>ニデック<6594>が軟調。日本製鉄<5401>三井物産<8031>INPEX<1605>も下落した。
 半面、トヨタ自動車<7203>ホンダ<7267>が高く、ダイキン工業<6367>ソシオネクスト<6526>楽天グループ<4755>が堅調。任天堂<7974>は2007年につけた上場来高値を16年ぶりに更新した。デンソー<6902>メルカリ<4385>も値を上げた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は任天堂 <7974>トヨタ <7203>ホンダ <7267>ダイキン <6367>KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約22円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>東エレク <8035>ファナック <6954>SBG <9984>ネクソン <3659>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約96円。うち54円はファストリ1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)輸送用機器、(3)その他金融業、(4)電気・ガス業、(5)建設業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)海運業、(4)小売業、(5)非鉄金属。

■個別材料株

岡山製紙 <3892> [東証S]
 今期営業利益2.4倍に引き上げ。
アテクト <4241> [東証S]
 半導体保護資材のニッチトップで投資資金が流入。
アイピーエス <4390> [東証P]
 フィリピン国内海底ケーブルシステム完成や収益計上を発表。
楽天グループ <4755> [東証P]
 楽天モバイルのMNOでの契約数が600万回線を突破。
マルマエ <6264> [東証P]
 第1四半期営業赤字決算もあく抜け感が優勢。
サンデン <6444> [東証S]
 グループ会社が北米でEV向け電動コンプレッサーの生産開始。
ネクスG <6634> [東証S]
 映像分析AIソリューションの取り組みで米企業と協業。
イーディーピー <7794> [東証G]
 「ダイヤモンド半導体で従来より大きな電流」との報道で思惑買い。
任天堂 <7974> [東証P]
 米金利低下・グロース優位シナリオ見越した資金流入の期待。
売れるネット <9235> [東証G]
 越境ECサービス子会社設立を引き続き材料視。

クスリアオキ <3549> [東証P]
 株式報酬費用の影響で今期純利益見通し引き下げ。
JIA <7172> [東証P]
 ライツ・オファリング発表で需給悪化に懸念。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)フリービット <3843>、(2)マルマエ <6264>、(3)アイピーエス <4390>、(4)楽天グループ <4755>、(5)ソシオネクス <6526>、(6)インフォMT <2492>、(7)Gunosy <6047>、(8)レノバ <9519>、(9)オカアイヨン <6294>、(10)藤田観 <9722>
 値下がり率上位10傑は(1)JIA <7172>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)クスリアオキ <3549>、(4)平和堂 <8276>、(5)多木化 <4025>、(6)ユーグレナ <2931>、(7)Jテック・C <3446>、(8)Vテク <7717>、(9)ピックルス <2935>、(10)ケアネット <2150>

【大引け】

 日経平均は前日比75.45円(0.22%)安の3万3464.17円。TOPIXは前日比4.37(0.19%)高の2366.39。出来高は概算で12億8510万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1050、値下がり銘柄数は544となった。東証グロース250指数は706.41ポイント(1.09ポイント安)。

[2023年12月29日]


株探ニュース
配信元: 株探
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