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スペースのニュース
日経平均株価
始値 22379.74
高値 22603.82(14:54)
安値 22379.74(09:00)
大引け 22573.66(前日比 +378.28 、 +1.70% )
売買高 14億0341万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆5086億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続伸、一時上げ幅は400円を超える局面も
2.米株市場ではナスダックが4連騰で最高値更新、リスクオン継続
3.日経平均は前週末まで6日続落、買い戻し絡めリバウンド局面に
4.好決算発表企業や減益でも事前予想より良かった銘柄は買われる
5.公的資金の買いや先物買いが指数押し上げ、8割強の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比236ドル高と続伸した。「TikTok」の米国事業買収に向けた交渉を進めていることを発表したマイクロソフトが急伸したほか、米7月ISM製造業景況感指数が良好だったことなどが好感された。
東京市場では、前日に続きリスクオフの巻き戻しが進み、日経平均株価は大幅続伸、一時上げ幅は400円を超える局面もあった。
前日の米国株市場では、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4連騰で史上最高値を更新、本日の東京市場もこの流れを引き継ぎリスクを取る動きが強まった。日経平均は前週末まで6日続落で、この間に1170円あまり水準を切り下げており、突っ込み警戒感から買い戻しを絡めたリバウンド局面に移行している。外国為替市場では1ドル=106円台に入るなど円安方向に振れており、これも市場心理改善に寄与した。企業の決算発表たけなわとなるなか、好決算発表企業や減益でも事前の市場予想を上回る数字を発表した企業の株が買われるケースが相次いだ。新型コロナウイルスへの警戒感は強いが、公的資金の買い観測に加え、先物への買い戻しを起点とする裁定買いなどが全体指数を押し上げる格好に。東証1部の値上がり銘柄数は1800を上回り、全体の83%の銘柄が上昇した。
個別では、ソニー<6758>が大幅高に買われ、任天堂<7974>も物色人気。トヨタ自動車<7203>も大きく買い優勢となった。ファーストリテイリング<9983>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が高く、JR東日本<9020>も上昇した。丸紅<8002>も大幅高に買われた。GSIクレオスがストップ高。スクロール<8005>も値幅制限いっぱいに買われ、PLANT<7646>も急騰。また、大型株のキッコーマン<2801>もストップ高で異彩を放った。
半面、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>が冴えず、レーザーテック<6920>、日本電産<6594>なども売りに押された。シグマクシス<6088>が急落となり、マークラインズ<3901>、ヴィンクス<3784>、モバイルファクトリー<3912.Tなども大幅安、enish<3667>も利食われた。エムティーアイ<9438>なども大きく水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、キッコマン <2801> 、ソニー <6758> 、リクルート <6098> 、ホンダ <7267> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約108円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、TDK <6762> 、オムロン <6645> 、アドテスト <6857> 、ファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約30円。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)繊維製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)精密機器、(2)医薬品、(3)電気・ガス業、(4)情報・通信業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△マルハニチロ <1333>
海外事業増益などで上期業績予想を上方修正。
△メディネット <2370> [東証M]
国立がん研究センターと新型コロナワクチン開発に向け共同研究。
△手間いらず <2477>
21年6月期は増益基調継続で増配見通し。
△セレス <3696>
インフルエンサーマーケティング支援のトリドリと資本・業務提携。
△Jエレベータ <6544>
第1四半期経常は67%増益。
△太洋工業 <6663> [JQ]
5G対応基板などの全自動通電検査装置を開発。
△アルヒ <7198>
20万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△スズキ <7269>
第1四半期の最終黒字確保がポジティブサプライズ。
△クレオス <8101>
今期大幅増益見通しと株主還元の拡充を好感。
△三井倉HD <9302>
21年3月期業績予想を上方修正。
▼東邦化 <4409> [東証2]
21年3月期業績予想を下方修正。
▼シグマクシス <6088>
第1四半期大幅減益決算。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クレオス <8101> 、(2)PLANT <7646> 、(3)アルヒ <7198> 、(4)テンポイノベ <3484> 、(5)Jエレベータ <6544> 、(6)ワールドHD <2429> 、(7)スクロール <8005> 、(8)ITメディア <2148> 、(9)旭化成 <3407> 、(10)キッコマン <2801> 。
値下がり率上位10傑は(1)シグマクシス <6088> 、(2)Mラインズ <3901> 、(3)岩崎電 <6924> 、(4)ヴィンクス <3784> 、(5)スペース <9622> 、(6)モバファク <3912> 、(7)DLE <3686> 、(8)ジョイ本田 <3191> 、(9)enish <3667> 、(10)MTI <9438> 。
【大引け】
日経平均は前日比378.28円(1.70%)高の2万2573.66円。TOPIXは前日比32.62(2.14%)高の1555.26。出来高は概算で14億0341万株。東証1部の値上がり銘柄数は1807、値下がり銘柄数は316となった。日経ジャスダック平均は3424.75円(23.35円高)。
[2020年8月4日]
株探ニュース
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