東京株式（前引け）＝米株高、円安背景に１年半ぶりの２万円大台回復

　２日前引けの日経平均株価は前日比２７９円２８銭高の２万１３９円３１銭と大幅続伸。前場の東証１部の売買高概算は１０億５６０２万株、売買代金概算は１兆４４１７億１０００万円。値上がり銘柄数は１４３７、対して値下がり銘柄数は４６５、変わらずは１１４銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウなど主要指数が揃って過去最高値を更新したことや、為替が１ドル＝１１１円台後半まで円安が進んだことなどを背景に日経平均株価が大幅続伸となった。寄り後すぐに、日経平均株価は２万円大台を回復。１５年１２月２日以来の大台回復となり、その後も水準を漸次切り上げる展開となった。前場の売買代金は１兆４０００億円超に膨らんだ。

　個別では、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが買われ、ファーストリテイリング<9983.T>も大幅高。村田製作所<6981.T>、ＴＤＫ<6762.T>など電子部品株も買われた。ｅｎｉｓｈ<3667.T>はストップ高に買われた。日本精工<6471.T>、神戸製鋼所<5406.T>なども値を飛ばした。半面、ＮＴＴ<9432.T>が軟調、アサヒグループホールディングス<2502.T>も冴えない。ＧＭＯクラウド<3788.T>、リンクアンドモチベーション<2170.T>は利益確定売りに安く、エムアップ<3661.T>も値を下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）