849円
乾汽船のニュース
日経平均株価
始値 28177.20
高値 28279.80(09:25)
安値 28006.31(14:50)
大引け 28015.02(前日比 -55.49 、 -0.20% )
売買高 10億4417万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3844億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は5日ぶり反落、欧米株高も買い一巡後に値を消す展開に
2.前日の米国株市場ではNYダウが連日の最高値で朝方はこれを好感
3.その後は利食い圧力表面化、あすのオプションSQ前に手仕舞い売り
4.海運や鉄鋼株が買われる一方で半導体の主力株に安いものが目立つ
5.値上がりと値下がり銘柄数が拮抗、日経平均2万8000円台はキープ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比220ドル高と続伸し連日で過去最高値を更新した。7月の消費者物価指数が市場予想を下回ったことからFRBによる量的緩和縮小に対する懸念が後退し、買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米国株市場でNYダウが連日の最高値更新となったことなどを受け日経平均株価は朝方は買い優勢で始まったが、その後は戻り売りに押される展開でマイナス圏に沈んだ。
12日の東京市場は、朝方は欧米株高を背景にリスク選好ムードでスタートしたが、日経平均は前日まで4日続伸でやや買い疲れ感もあり、明日のオプションSQ算出を前に買い一巡後は利食い優勢となった。その後は一貫して下値を切り下げる展開に。好決算を発表した銘柄の一角が買われる一方、決算内容の悪い銘柄への売りも目立つ状況で個別株は高安まちまち。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000を超え拮抗した。前日同様に海運や鉄鋼株が買われる一方、半導体主力株に安いものが多い。また、国内での新型コロナ感染拡大が続くなか、小売や不動産など内需系銘柄にも売りが出た。中国や香港株などアジア市場が軟調に推移したことも買い手控えムードにつながった。ただ、売り圧力も限定的で日経平均は2万8000円台を維持して引けている。
個別では、売買代金トップの日本郵船<9101>をはじめ、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など海運大手が揃って売買代金上位に食い込み上値指向を強めている。SMC<6273>が大幅高に買われ、信越化学工業<4063>も堅調。第一三共<4568>、塩野義製薬<4507>など医薬品株も買われた。野村マイクロ・サイエンス<6254>、国際紙パルプ商事<9274>はストップ高、エンビプロ・ホールディングス<5698>も急伸。日本化学工業<4092>も値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、任天堂<7974>も軟調。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SUMCO<3436>など半導体関連も値を下げた。グレイステクノロジー<6541>がストップ安に売り込まれ、セレス<3696>、コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>なども急落した。ワイエイシイホールディングス<6298>も大幅安。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568> 、信越化 <4063> 、電通グループ <4324> 、安川電 <6506> 、ネクソン <3659> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約41円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、SBG <9984> 、オリンパス <7733> 、ファストリ <9983> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約73円。
東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)化学、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)水産・農林業、(4)電気機器、(5)精密機器。
■個別材料株
△中外鉱 <1491> [東証2]
22年3月期業績予想を上方修正。
△ブルーミーム <4069> [東証M]
4-6月期(1Q)経常は6200万円で着地。
△日本化 <4092>
22年3月期経常利益予想を大幅上方修正。
△エンビプロ <5698>
22年6月期も増収増益で過去最高。
△野村マイクロ <6254>
4-6月期営業利益3.2倍で配当も10円増額。
△東洋エンジ <6330>
4-6月期(1Q)経常は31倍増益で着地。
△BCC <7376> [東証M]
20年10月-21年6月期純利益が通期計画超過。
△松田産業 <7456>
22年3月期業績予想の増額修正を好感。
△玉井船 <9127> [東証2]
今期経常を6.7倍上方修正。
△国際紙パルプ <9274>
22年3月期業績見通しと配当予想を増額修正。
▼楽天グループ <4755>
第2四半期累計は654億円の最終赤字。
▼グレイス <6541>
4-6月期(1Q)経常は12%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)国際紙パルプ <9274> 、(2)エンビプロ <5698> 、(3)乾汽船 <9308> 、(4)野村マイクロ <6254> 、(5)日本化 <4092> 、(6)明治海 <9115> 、(7)松田産業 <7456> 、(8)東洋エンジ <6330> 、(9)リズム <7769> 、(10)井関農 <6310> 。
値下がり率上位10傑は(1)グレイス <6541> 、(2)セレス <3696> 、(3)コカBJH <2579> 、(4)ワイエイシイ <6298> 、(5)ソネック <1768> 、(6)メディアス <3154> 、(7)住友精密 <6355> 、(8)ランド <8918> 、(9)ヤーマン <6630> 、(10)日ガス <8174> 。
【大引け】
日経平均は前日比55.49円(0.20%)安の2万8015.02円。TOPIXは前日比0.53(0.03%)安の1953.55。出来高は概算で10億4417万株。東証1部の値上がり銘柄数は1049、値下がり銘柄数は1024となった。日経ジャスダック平均は3947.41円(4.63円高)。
[2021年8月12日]
株探ニュース
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