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【↑】日経平均 大引け| 反発、米ハイテク株高好感も上値は重い (12月9日)
日経平均株価
始値 39332.55
高値 39332.55(09:00)
安値 38972.78(09:42)
大引け 39160.50(前日比 +69.33 、 +0.18% )
売買高 17億9792万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8560億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発も、寄り付き天井で上値重い
2.米雇用統計は雇用者数が予想上回るも想定範囲内
3.11日に米CPIの発表を控え、買い手控え感は拭えず
4.半導体関連が弱く、全体相場の足を引っ張る展開
5.来週に日米中銀の会合控え、売買代金は4兆円割れ
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比123ドル安と続落した。医療保険大手ユナイテッドへルス
週明けの東京市場では、日経平均株価が朝方高く始まった後に軟化し、マイナス圏に沈んだ後に再び上昇するという不安定な値動き。大引けはプラス圏で着地した。
9日の東京市場は、朝方はリスクオンムード。しかし、利益確定売り圧力も強く、日経平均は寄り付きにつけた値段がこの日の高値となった。前週末の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ハイテク株中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数は反発して最高値を更新、S&P500指数も最高値をつけた。11月の米雇用統計は雇用者数の伸びが事前予想を上回ったが、想定の範囲内で今月のFOMCでの利下げ期待が維持された。そうしたなか、東京市場では前週末に日経平均が5日ぶりに反落していたこともあり、目先押し目買い好機とみた買いが先行した。ただ、今週11日に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、来週には日米の中銀による政策金利発表が控えているとあって、上値を積極的に買う動きには発展しなかった。プライム市場の売買代金は前週末に続き4兆円台を下回った。
個別では、フジクラ<5803>が商いを伴い堅調、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。楽天グループ<4755>が物色人気、リクルートホールディングス<6098>も買いを集めた。ソニーグループ<6758>が強さを発揮したほか、任天堂<7974>も上値追い。エラン<6099>が値上がり率トップとなり、セレス<3696>も大幅高となった。大阪ソーダ<4046>、丸一鋼管<5463>なども大きく水準を切り上げている。
半面、売買代金首位となったIHI<7013>は後場に利食われ安くなった。三菱重工業<7011>も冴えない。ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体関連主力銘柄の下げが目立つ。サンリオ<8136>も大幅安。さくらインターネット<3778>も下落した。アインホールディングス<9627>、シンフォニア テクノロジー<6507>のほか、低位株では日本駐車場開発<2353>などが大きく売り込まれた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、リクルート <6098>、ソニーG <6758>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約160円。うち88円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、TDK <6762>、第一三共 <4568>、ZOZO <3092>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約154円。うち109円はアドテスト1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)空運業、(3)その他製品、(4)金属製品、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)機械、(4)電気・ガス業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△買取王国 <3181> [東証S]
11月既存店売上高が33ヵ月連続前年上回る。
△フィスコ <3807> [東証G]
東証が信用規制の臨時措置を解除。
△チェンジHD <3962> [東証P]
官公庁向けDXで強み発揮し収益成長力の高さに着目。
△エルテス <3967> [東証G]
スマートシティー化で期待され今期業績も8割営業増益見込む。
△楽天グループ <4755> [東証P]
楽天モバイル30GBプラン1年無料の株主優待実施へ。
△丸一管 <5463> [東証P]
550万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△ユトリ <5892> [東証G]
11月の売上高が前年同月比2.3倍化。
△トラースOP <6696> [東証G]
全セグメントで伸長し第3四半期営業利益は黒字転換。
△ニチリョク <7578> [東証S]
JA全農との業務提携を発表。
△GFA <8783> [東証S]
新たな前駆細胞に関する特許を出願。
▼エターナルG <3193> [東証P]
8~10月営業減益で失望売り。
▼アインHD <9627> [東証P]
5~10月期営業利益33%減。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エラン <6099>、(2)セレス <3696>、(3)大阪ソーダ <4046>、(4)丸一管 <5463>、(5)トナミHD <9070>、(6)ブイキューブ <3681>、(7)泉州電 <9824>、(8)楽天グループ <4755>、(9)ダイヘン <6622>、(10)日シス技術 <4323>。
値下がり率上位10傑は(1)アインHD <9627>、(2)日本駐車場 <2353>、(3)シンフォニア <6507>、(4)JCRファ <4552>、(5)日本マイクロ <6871>、(6)エターナルG <3193>、(7)サンリオ <8136>、(8)ZOZO <3092>、(9)アドテスト <6857>、(10)アイル <3854>。
【大引け】
日経平均は前日比69.33円(0.18%)高の3万9160.50円。TOPIXは前日比7.34(0.27%)高の2734.56。出来高は概算で17億9792万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1079、値下がり銘柄数は500となった。東証グロース250指数は642.81ポイント(8.78ポイント高)。
[2024年12月9日]
株探ニュース
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