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日本通運のニュース
■今週の相場ポイント
1.日経平均は大幅高で5週連続の上昇、押し目待ちに押し目なしの超強調展開続く
2.米中貿易交渉の進展期待を背景にリスクオン相場が加速、米株高に追随する展開
3.ハイテクなど世界景気敏感株を中心に買われ、為替市場の円安進行も追い風材料
4.ソフトバンクGは決算悪も下げ幅限定的、トヨタは好決算背景に年初来高値更新
5.週末も利益確定の売り圧力をこなし日経平均は上昇波継続、新値街道を走る展開
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比541円(2.37%)高の2万3391円と5週連続で上昇した。5週間の上げ幅は1981円に達した。
今週は米中貿易交渉の進展に対する期待を背景に、上昇相場が加速。最高値圏を急ピッチで駆け上がる米国株市場を横目にリスク選好の流れが一気に強まり、日経平均は週初の急騰を皮切りに連日で新値圏を進む展開となった。
3連休明けとなった5日(火)は、米国株市場が前週末金曜日と東京市場が休場だった週明け月曜日に大きく水準を切り上げたことを受け、リスクを取る動きが加速した。貿易協議の部分合意が接近しているとの思惑から米中対立への警戒感が緩み、ハイテクなど世界景気敏感株を中心に買われ、日経平均は一時470円強の上昇。大引けも401円高で2万3000円台を上回り年初来高値を更新、リスクオン相場の様相を極めた。6日(水)は外国為替市場で円安が進んだことなどを追い風に続伸。更に7日(木)も利益確定の売り圧力をこなし小幅ながら高く引けた。前日に7-9月期最終損益7000億円の赤字決算を発表したソフトバンクグループ <9984> の下げ幅が限定的だったことや、この日の取引時間中に好決算を発表したトヨタ自動車 <7203> が新高値に買われるなど、総じて強い地合いを印象付けた。週末の8日(金)も米中貿易協議の進展期待を背景とした好調な米国株の後を追う形で買い優勢で始まったものの、米中交渉への不透明感が再燃したことで一時マイナス圏に沈む場面もあった。ただ、物色意欲が強く大引けにかけて買い戻されプラス圏で着地し、4日続伸となった。
■来週のポイント
超強調相場が続いているだけに、来週は年末に向けて2万4000円を目指す展開が期待される。ただ、米中貿易協議を巡って不透明感が再燃すれば調整する場面もありそうだ。
重要イベントとしては、国内では11日朝に発表される9月機械受注統計や14日朝に発表される7-9月期GDPが注目される。海外では14日に発表される中国10月の小売売上高と鉱工業生産や、15日に発表される米国10月の小売売上高と鉱工業生産に注視が必要だろう。なお、独身の日である11日は中国でアリババなどが大規模なネット通販セールを実施する。
■日々の動き(11月5日~11月8日)
【↑】 11月 5日(火)―― 大幅反発、リスクオン一色で新高値更新
日経平均 23251.99( +401.22) 売買高16億6076万株 売買代金 3兆0554億円
【↑】 11月 6日(水)―― 続伸、米株高や円安で利食いを吸収し連日の新高値
日経平均 23303.82( +51.83) 売買高13億8852万株 売買代金 2兆4823億円
【↑】 11月 7日(木)―― 3日続伸、朝安も引け際に買われ年初来高値を更新
日経平均 23330.32( +26.50) 売買高12億6775万株 売買代金 2兆3894億円
【↑】 11月 8日(金)―― 4日続伸、連日の高値更新も朝高後は上昇幅縮小
日経平均 23391.87( +61.55) 売買高16億2680万株 売買代金 3兆1255億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、31業種が上昇
(2)国際石開帝石 <1605> など鉱業、JXTG <5020> など石油株が大幅反発
(3)DOWA <5714> など非鉄、日本製鉄 <5401> など鉄鋼、川崎汽 <9107> など海運といった景気敏感株が買われた
(4)野村 <8604> など証券、第一生命HD <8750> など保険、三菱UFJ <8306> など銀行といった金融株は高い
(5)オリンパス <7733> など精密、トヨタ <7203> など自動車といった輸出株も堅調
(6)内需株はセブン&アイ <3382> など小売り、日通 <9062> など陸運は上昇も
菱地所 <8802> など不動産、中部電 <9502> など電力・ガスは低調
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
1(2) 5G ────── 米「クアルコム」決算を受け再注目も
2(3) 全固体電池
3(1) 半導体
4(4) 半導体製造装置
5(7) 人工知能(AI)
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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