メガバンクは底堅い、米長期金利低下による米金融株安も配当に着目した押し目買い◇

　三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクは底堅い展開となっている。前日の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大による景気の停滞感が重荷となっており、ＮＹダウが３日続落となったが、そのなかゴールドマン・サックス＜GS＞やＪＰモルガン＜JPM＞など大手金融株が軒並み軟調だった。米１０年債利回りはここ再び低下基調にあり、前日まで５日連続で水準を切り下げている。１．２４％台と今月５日以来の低水準で運用利ザヤの縮小が嫌気され株価は軟調に推移。東京市場でもメガバンクには逆風材料となるが、ここ最近の株価調整で配当利回りの上昇が目立っており、インカムゲイン狙いの買いが下値を支えている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。


出所：MINKABU PRESS