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ニホンフラッシュのニュース
日経平均株価
始値 21111.77
高値 21153.65(10:03)
安値 20924.19(14:45)
大引け 20972.71(前日比 -151.29 、 -0.72% )
売買高 10億2384万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7752億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、後場に下げ幅を広げ2万1000円台割れ
2.FOMC前に買い手控え感強く、円高含みのドル・円相場もマイナス材料
3.日銀のETF買い見込めず、 後場に入って海外筋の先物絡みの仕掛け売り
4.円高を横目に輸出株に見切り売り、電力や資源関連株の下げも目立つ展開
5.全体の8割以上の銘柄が下落、売買代金は1兆7000億円台と低調続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは22ドル高と小反発した。6月のニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったことを受け、米国の早期利下げ観測が強まったことが、全体相場の下支えとなった。
東京市場では、円高に振れるドル・円相場が足を引っ張り後場に入り日経平均株価が下げ幅を広げ、終値でフシ目の2万1000円台を割り込んだ。
18日の東京市場は、FOMCを前に手控えムードが強かった。朝方は方向感のない展開で日経平均が小安く始まったが、前場中ごろを境に徐々に売り優勢の色を強めた。堅調なアジア株市場を横目に前引け時点ではTOPIXベースでわずかなマイナスにとどまっていた。しかし、そのため後場は日銀のETF買いが見込めず、ここにつけ込まれる形で海外ヘッジファンドとみられる先物絡みの売りに下げ幅を広げる展開を余儀なくされた。為替相場で円買いの動きが強まり、輸出株に見切り売りが出たほか、電力株や資源株などエネルギーセクターの下げが目立つ。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割以上を占めた。また、売買代金はきょうも低調で1兆7000億円台にとどまり、2兆円台割れが常態化してきた。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も軟調。日立製作所<6501>、花王<4452>も下値を探った。楽天<4755>、村田製作所<6981>なども冴えない。東京電力ホールディングス<9501>は大幅下落となった。TATERU<1435>が急落、エニグモ<3665>、Gunosy<6047>も大幅安。西松屋チェーン<7545>、クックパッド<2193>などの下げも目立った。
半面、任天堂<7974>が堅調、資生堂<4911>も買いが優勢だった。ZOZO<3092>が上昇、塩野義製薬<4507>も上値を追った。クボテック<7709>がストップ高に買われ、アイティメディア<2148>も物色人気に。ブックオフグループホールディングス<9278>、朝日ネット<3834>が買いを集め、ツルハホールディングス<3391>も値を上げた。東芝テック<6588>も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、京セラ <6971> 、塩野義 <4507> 、アステラス <4503> 、資生堂 <4911> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約11円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 。押し下げ効果は約84円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)医薬品、(2)その他製品、(3)パルプ・紙、(4)その他金融業、(5)繊維製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)精密機器、(4)保険業、(5)建設業。
■個別材料株
△ツルハHD <3391>
19年5月期は26期連続の経常最高益更新で今期も成長継続。
△ブイキューブ <3681>
神戸市の危機管理システムに「V-CUBE Board」を提供。
△アイル <3854> [東証2]
東証が7月2日付で市場1部に指定。
△アイビーシー <3920>
ICTインフラ性能監視やクラウドで成長期待。
△参天薬 <4536>
クレディ・スイス証券が投資判断を「アウトパフォーム」に格上げ。
△メドピア <6095> [東証M]
医師向けコミュニティサイト好調で今期業績増額が視野。
△東芝テック <6588>
SMBC日興証券が投資評価を新規「1」でカバレッジを開始。
△NEC <6701>
5G基地局での活躍期待と経営合理化評価の動き。
△サン電子 <6736> [JQ]
イスラエル子会社が同国VCに対して第三者割当増資を実施。
△AKIBA <6840> [JQ]
IoTゲートウェイなど成長市場開拓に期待。
▼TATERU <1435>
「国交省が業務停止命令の方針」と報道。
▼日本光電 <6849>
上期最終を10%下方修正、通期も減額。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クボテック <7709> 、(2)ITメディア <2148> 、(3)アゴーラHG <9704> 、(4)キムラタン <8107> 、(5)ブックオフG <9278> 、(6)朝日ネット <3834> 、(7)アイビーシー <3920> 、(8)ぐるなび <2440> 、(9)ツルハHD <3391> 、(10)Jディスプレ <6740> 。
値下がり率上位10傑は(1)TATERU <1435> 、(2)エニグモ <3665> 、(3)Gunosy <6047> 、(4)エイトレッド <3969> 、(5)アイホン <6718> 、(6)ネクステージ <3186> 、(7)西松屋チェ <7545> 、(8)ニホンフラ <7820> 、(9)アイモバイル <6535> 、(10)クックパッド <2193> 。
【大引け】
日経平均は前日比151.29円(0.72%)安の2万0972.71円。TOPIXは前日比11.07(0.72%)安の1528.67。出来高は概算で10億2384万株。東証1部の値上がり銘柄数は307、値下がり銘柄数は1781となった。日経ジャスダック平均は3367.33円(14.36円安)。
[2019年6月18日]
株探ニュース
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