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東京株式(大引け)=45円安、26年ぶり2万3000円台回復後は波乱展開に

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/09 16:02
 9日の東京株式市場は日経平均が乱高下する展開となった。前場はリスクを取る動きが加速し2万3000円台を大きく回復したが、後場は一転して急落、その後は戻りに転じたもののマイナス圏で引けた。
 
 大引けの日経平均株価は前日比45円11銭安の2万2868円71銭と続落。東証1部の売買高概算は27億4775万株、売買代金概算は4兆9935億9000万円。値上がり銘柄数は858、対して値下がり銘柄数は1111、変わらずは65銘柄だった。

 きょうの東京市場は寄り付き買い優勢で始まり、日経平均は前場中盤から大勢二段上げとなった。主力株を中心に幅広く買われ、一時470円近い上昇で1992年1月以来25年10カ月ぶりにフシ目となる2万3000円大台を突破した。世界株高の流れの中で、水準的に出遅れる東京市場は国内外機関投資家の買いが続き、空売り筋の買い戻しを絡めて上昇が一気に加速する格好となった。ところが、後場に入ると波乱が待っていた。オプションSQを明日に控え、思惑的なインデックス売買に振り回され日経平均は急速に上げ幅を縮小、さらに売りは続き一時前日比400円近い急落をみせる場面もあった。その後は再び戻り足に転じ、結局45円安まで戻して着地した。全体売買代金は後場に入り一気に膨らみ、5兆円に迫る高水準だった。

 個別では、売買代金上位を占めたソニー<6758.T>任天堂<7974.T>三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>ソフトバンクグループ<9984.T>トヨタ自動車<7203.T>などいずれもマイナス圏で引けた。一方、東京エレクトロン<8035.T>キーエンス<6861.T>ミネベアミツミ<6479.T>などは高く引けている。

 また、中小型株は全体波乱どこ吹く風で大きく買いを集める銘柄も多く、エー・アンド・デイ<7745.T>ヘリオス テクノ ホールディング<6927.T>、スターティア<3393.T>がストップ高となり、ニチイ学館<9792.T>テイカ<4027.T>、As-meエステール<7872.T>なども一時値幅制限いっぱいに買われる人気となった。半面、ミツバ<7280.T>ファンコミュニケーションズ<2461.T>ジャパンディスプレイ<6740.T>などが急落、コロプラ<3668.T>ニッパツ<5991.T>博報堂DYホールディングス<2433.T>も大きく下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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