415円
シードのニュース
日経平均株価
始値 32432.95
高値 32557.45(11:20)
安値 32300.56(14:48)
大引け 32333.46(前日比 +106.49 、 +0.33% )
売買高 13億5012万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3061億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、全面高の欧米株に追随
2.米株市場では労働需給逼迫の懸念後退が追い風に
3.FRB追加利上げの警戒感薄まり米長期金利は低下
4.為替はドル高・円安傾向、相場の押し上げ要因に
5.後場は手仕舞い売りで上げ幅縮小、商いは膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比292ドル高と3日続伸した。米雇用動態調査(JOLTS)や、消費者信頼感指数が予想を下回ったことで追加利上げ観測が後退し買いが優勢となった。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。前日の欧米株市場が全面高となったことを受け日経平均株価は強気優勢の地合いが続いた。
30日の東京市場は、日経平均の上値指向が継続した。前日の欧州株市場が全面高となり、米国時間に入ってもリスクオンの流れは変わらず、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日続伸と強い地合いが続いている。米国ではこの日朝方に発表された経済指標が労働需給の逼迫感を和らげる内容で、FRBの追加利上げへの警戒感が後退した。米長期金利が低下し、ハイテク株などを中心に買いを呼び込んだ。これを引き継ぐ形で東京市場でも幅広い銘柄が買われ、全体相場を押し上げる格好に。取引時間中は外国為替市場で円安傾向に振れたことも追い風となった。ただ、今週末に8月の米雇用統計発表を控えており、後場は手仕舞い売りが出て上げ幅を縮小した。なお、プライム市場の売買代金は膨らみ、8月17日以来9営業日ぶりに3兆円台に乗せている。
個別では、売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が堅調、売買代金3位と4位に入ったアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>も上昇した。このほかディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>など半導体主力株が総じて高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調、三菱重工業<7011>も物色人気となった。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>は大商いで値上がり率トップに買われ、芝浦メカトロニクス<6590>も急騰、カナデン<8081>、DDグループ<3073>も値を飛ばした。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が小安く引け、東京電力ホールディングス<9501>も値を下げた。ダイキン工業<6367>も冴えない。ゼンショーホールディングス<7550>が利食い売りに押され、セブン&アイ・ホールディングス<3382>、イオン<8267>などが下落した。資生堂<4911>も軟調。ヤマエグループホールディングス<7130>が急落、デジタルハーツホールディングス<3676>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、京セラ <6971>、信越化 <4063>、ファナック <6954>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約59円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、ダイキン <6367>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約38円。うち21円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)機械、(3)証券商品先物、(4)その他金融業、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)小売業、(3)空運業、(4)電気・ガス業、(5)パルプ・紙。
■個別材料株
△メンバーズ <2130> [東証P]
「脱炭素DXソリューション」提供を発表。
△ヨシムラHD <2884> [東証P]
ホタテ加工会社を子会社化へ。
△イメージ情報 <3803> [東証G]
エンターテインメント事業者向け会員座席継続支援サービスを販売開始。
△トビラシステ <4441> [東証P]
海外からの迷惑電話を国別で一括ブロックする新機能発表。
△JALCO <6625> [東証S]
子会社が販売用不動産を売却。
△カナデン <8081> [東証P]
上期利益予想を上方修正。
△ビジョナリー <9263> [東証S]
23年4月期は経常93%増益で着地。
△ヤマタネ <9305> [東証P]
ショクカイを子会社化。
△エアクロ <9557> [東証G]
日本郵便との連携開始を発表。
△植松商会 <9914> [東証S]
5万株を上限とする自社株買いを実施へ。
▼日本麻 <3306> [東証S]
インサイダー疑惑浮上による特別調査委員会の設置を嫌気。
▼CCT <4371> [東証G]
株式売り出しで需給懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ヨシムラHD <2884>、(2)芝浦 <6590>、(3)カナデン <8081>、(4)DDグループ <3073>、(5)タツモ <6266>、(6)メンバーズ <2130>、(7)リテールPA <8167>、(8)SMN <6185>、(9)セグエG <3968>、(10)デサント <8114>。
値下がり率上位10傑は(1)ヤマエGHD <7130>、(2)デジハHD <3676>、(3)黒崎播磨 <5352>、(4)エーアイテイ <9381>、(5)コジマ <7513>、(6)インフォコム <4348>、(7)エコス <7520>、(8)テスHD <5074>、(9)栗本鉄 <5602>、(10)シード <7743>。
【大引け】
日経平均は前日比106.49円(0.33%)高の3万2333.46円。TOPIXは前日比9.97(0.43%)高の2313.38。出来高は概算で13億5012万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1000、値下がり銘柄数は740となった。東証マザーズ指数は761.52ポイント(3.27ポイント安)。
[2023年8月30日]
株探ニュース
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