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東京株式(大引け)=103円安、トランプ保護主義政策への警戒感くすぶる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/24 15:58
 24日の東京株式市場は売り優勢の展開で、日経平均株価は前場にプラス圏に浮上する場面もあったが、結局売り直される展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比103円04銭安の1万8787円99銭と続落。東証1部の売買高概算は18億6688万株、売買代金概算は2兆2757億円。値上がり銘柄数は802、対して値下がり銘柄数は1084、変わらずは116銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の欧米株安に加えて、朝方は外国為替市場で1ドル=112円台半ばまでドル安・円高が進んだことで、これを嫌気する売りが全体を押し下げた。トランプ大統領の保護主義的な政策発動に対する懸念もくすぶっており、主力輸出株が買い手控えられる展開に。ただ、下値では日銀のETF買いに対する思惑や、これから本格化する企業の四半期決算発表を意識して、好業績銘柄の押し目を拾う動きも観測された。日経平均は、前場中ごろに円高の一服と歩調を合わせてプラス圏に浮上する場面もあった。後場は海外投資家とみられる先物への売りが足かせとなり再度水準を切り下げ、日経平均は結局、安値圏で着地する格好となった。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが安く、トヨタ自動車<7203.T>も軟調。ファーストリテイリング<9983.T>が値を下げたほか、安川電機<6506.T>も売られた。東芝<6502.T>が利食われ、東芝機械<6104.T>芝浦メカトロニクス<6590.T>も安い。関西電力<9503.T>が大幅安となり、ディー・エヌ・エー<2432.T>も下落した。

 半面、売買代金トップの大塚ホールディングス<4578.T>が上昇、ソフトバンクグループ<9984.T>も堅調。ブイ・テクノロジー<7717.T>が大幅続伸となったほか、キーエンス<6861.T>も値を飛ばした。このほか、ヤマシンフィルタ<6240.T>が急伸、TOWA<6315.T>ワイエイシイ<6298.T>が大幅高となり、クリーク・アンド・リバー社<4763.T>も上値指向を強めている。サクサホールディングス<6675.T>も高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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