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パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのニュース

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスのニュース一覧

前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2021/10/12 05:30

パンパシHD <7532>  2,486円 (+90円、+3.8%)

 パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> が3日続伸。前週末8日の取引終了後に発表した9月度の月別販売高状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比0.1%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。上旬は、8月に続き天候不順や低気温の影響による夏の季節商品の販売不振、新型コロナウイルスの感染拡大による人流抑制が影響したものの、中旬以降は新型コロナの新規感染者数が全国的に大きく減少したことで、人流及びそれに伴う売り上げが改善した。特にシルバーウィークは、全てのエリア、駅前・郊外、時間売り上げが改善し上旬の不振をカバーした。

トヨタ <7203>  1,987円 (+64円、+3.3%)

 トヨタ自動車 <7203>日産自動車 <7201>ホンダ <7267> など自動車株に買いが集まった。テーパリング前倒しの思惑などを背景に米長期金利の上昇が顕著となっている。前週末時点で米10年債利回りは1.6%台を上回ってきたが、これに伴う日米金利差拡大がドル買い・円売りの動きを誘発し、11日は1ドル=112円台前半まで円安が進んだ。これを受けて輸出採算向上が見込まれる自動車セクターの株価には追い風となった。一方、半導体不足などによるサプライチェーンリスクや中国景気の減速懸念が重荷となり、上値では戻り売り圧力も観測された。

INPEX <1605>  965円 (+31円、+3.3%)

 INPEX <1605>石油資源開発 <1662> が続伸。8日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の11月限が前日7日比1.05ドル高の1バレル=79.35ドルに上昇。一時、80.11ドルにまで値を上げ、2014年11月以来、約7年ぶりに80ドル台へ買われた。経済再開に伴う原油需要の増加に加え、液化天然ガス(LNG)価格の急騰で発電燃料として原油に代替需要も出ている様子だ。両社は来月上旬に決算発表を予定しているが、足もとの原油高は業績面での追い風になるとの期待が出ている。

日経レバ <1570>  15,480円 (+470円、+3.1%)

 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]は一時560円高の1万5570円に買われ、中長期波動の判断目安となっている75日移動平均線とのマイナスカイ離をほぼ解消した状況にある。商いも活況で1000億円の売買代金は全市場を通じて断トツ。日経平均株価の動きに連動するように組成されたETFだが、価格変動率は日経平均の2倍に基本設定されておりボラティリティが高い。11日の東京市場は朝方軟調な地合いだったが、朝方の売り一巡後は先物を絡めて日経平均が噴き上げる形となっており、日経レバもそれに合わせて上値指向を加速させた。中国や香港株市場などが上昇していることから投資家のセントメントが改善し、9月の米雇用統計を無難に通過したこともあって、空売り買い戻しが入る形で全体相場が押し上げられた。

アウトソシン <2427>  1,975円 (+57円、+3.0%)

 アウトソーシング <2427> が3日続伸。前週末8日の取引終了後、交通誘導警備請負業務や雑踏警備請負業務を展開するアーク警備システム(東京都渋谷区)及びアークミライズ(東京都千代田区)の2社の全株式を取得し子会社化したと発表。アークグループ2社をグループに加えることで、国内警備請負事業のより一層の事業発展だけではなく、サービス系事業の業容拡大による業種分散を通じた業績平準化を図るのが狙い。また、アークグループ2社においても、アウトソシングループの採用力や営業力などの経営資源を活用することにより更なる業容拡大が期待できるとしている。

SBI <8473>  2,800円 (+79円、+2.9%)

 SBIホールディングス <8473> が4日続伸。前週末8日の取引終了後、持ち分法適用関連会社の住信SBIネット銀行が同日に東京証券取引所へ上場申請を行ったと発表。なお会社側では、同件について22年3月期連結業績に与える影響はないとしており、今後開示すべき事項が生じた場合は速やかに開示するという。

Mラインズ <3901>  3,075円 (+78円、+2.6%)

 マークラインズ <3901> が3日続伸。前週末8日の取引終了後に発表した9月の「情報プラットフォーム」契約企業数が前月比31社増の4078社と、契約企業数が順調に積み上がっていることが好材料視された。

BEENOS <3328>  3,040円 (+77円、+2.6%)

 BEENOS <3328> が4日続伸。11日正午ごろ、外国人雇用をテクノロジーで支援する子会社BEENOS HR Linkが、ヒューマンホールディングス <2415> [JQ]傘下で日本語学校などの教育事業を手掛けるヒューマンアカデミーと連携を開始したと発表。今回の連携は、ヒューマンアカデミーが持つ高い日本語教育力と、BEENOS HR Linkが持つテクノロジーと豊富なリレーションを生かし、在日留学生の日本での雇用を促進し、日本の労働人口減少といった社会課題の解決を図るのが狙い。連携の取り組みの第1弾として、ヒューマンアカデミーで学ぶ留学生に対して、「特定技能」に関するオンライン説明会を10月20日より開催予定で、「技術・人文・国際(高度人材)」と「特定技能」の違いや関係性、「特定技能」の活用方法、「Linkus」を使った就職活動などを紹介する。

平田機工 <6258>  6,800円 (+140円、+2.1%)

 平田機工 <6258> が続伸。9日付の日本経済新聞朝刊で「台湾積体電路製造(TSMC)とソニーグループが、半導体の新工場を熊本県に共同建設する計画の大枠を固めた」と報じられたことを受けて、熊本県に本社を置く生産設備メーカーで、ソニーグループ <6758> などと取引のある同社に思惑的な買いが向かったようだ。

三菱UFJ <8306>  663.8円 (+13円、+2.0%)

 三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> などメガバンクや第一生命ホールディングス <8750> など生保株が高い。米国ではインフレ懸念が高まっており、足もと原油価格の上昇もあって米長期金利の上昇基調が強まっている。前週末は米10年債利回りが終値ベースでフシ目の1.6%台を上回ってきた。これを背景に、前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が軟調な動きをみせるなかにあって大手金融株が揃って頑強な値動きを示した。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクや大手生保にとって、運用環境の改善をポジティブ視する買いが優勢となった。

アレンザHD <3546>  1,344円 (+18円、+1.4%)

 アレンザホールディングス <3546> が続伸。前週末8日の取引終了後に発表した9月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比2.3%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。客数は同0.7%減(前月は10.4%減)、客単価が同3.0%増(前月は0.1%減)とともに前月から回復していることが寄与した。なお、全店売上高は同3.9%増だった。

天馬 <7958>  2,775円 (+29円、+1.1%)

 天馬 <7958> が4日続伸。前週末8日の取引終了後、22年3月期上期(4-9月)業績予想の下方修正を発表し、売上高を400億円から389億1600万円(前年同期比11.2%増)へ、営業利益を14億円から9億4500万円(同21.3%増)へ引き下げた。一方で通期見通しは据え置いており、売り一巡後に切り返す展開となっている。上期は、海外で新型コロナウイルス感染症再拡大による取引先の生産ライン停止や電子部品の不足による稼働率低下があり、国内ではハウスウエア合成樹脂製品分野や関連商品において前年同期の反動減の影響が長引いていることなどが響く。通期見通しについては、既に複数の海外拠点で上半期の生産停止に対するリカバリー需要が発生していることなどから、従来予想を据え置くとした。

NSD <9759>  1,958円 (+20円、+1.0%)

 NSD <9759> が3日続伸。11日、タイで新型コロナウイルス感染症対策の支援ツールとして、同社の遠隔健康支援サービス「CAReNA(カレナ)」が活用されたと発表。タイ保健省は7月中旬に無症状や軽症の感染者に自宅療養を要請するプログラム「Home Isolationプログラム」の導入を決定し、公的な保健機関の監督のもとに実施。NSDでは「CAReNA」のアプリを通じて、サムット・サコーン県を中心に複数の病院を運営するビシャイヴェート病院グループと連携し、タイ保健省や地方政府が実施するコロナ感染症対策を支援するとしている。

※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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