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大阪6月限
日経225先物 38520 -230 (-0.59%)
TOPIX先物 2749.0 -33.0 (-1.18%)
日経225先物(6月限)は前日比230円安の3万8520円で取引を終了。寄り付きは3万8460円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8425円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。その後は押し目待ち狙いのロングとみられる動きにより、現物の寄り付き時には一時3万8600円まで下げ幅を縮めた。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]など半導体株の下げが日経平均型の重荷となるなか、前場中盤には3万8340円まで売られる場面もみられた。
売り一巡後は3万8350円~3万8450円辺りで底堅さが意識されるなか、前場終盤にかけて3万8550円まで回復。ただし、同水準で推移する25日移動平均線辺りで上値の重さがみられ、後場は3万8400円を挟んだ狭いレンジでの保ち合いが続いた。終盤に短期筋のショートカバーで下落幅を縮め、3万8520円で取引を終えた。
日経225先物は、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8230円)と25日線(3万8560円)によるレンジでの推移が続いた。下値の堅さが意識され、25日線水準を捉える場面もみられたが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が弱い値動きだったこともあり、抵抗線突破を狙ったロングを入れづらくさせていた。特にレーザーテックは空売りファンドによるレポートが観測されるなか、7%を超す下落となったこともあり、ロングを手控えさせる一因となった。
また、来週に控える米連邦公開市場(FOMC)と日銀の金融政策決定会合を前に、リバランスの動きが中心と考えられ、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られていた。来週の日米金融イベント通過後は6月限の先物オプション特別清算指数算出(SQ)となるため、よりポジションを取りづらくさせているのだろう。
週足の日経225先物は、下向きで推移している13週線(3万8770円)に上値を抑えられる状況が継続している。そのため、オプション権利行使価格の3万8500円を中心に、上下の権利行使価格3万8250円から3万8750円のレンジが続きそうである。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角は弱い値動きだったが、後場に入りソフトバンクグループ <9984> [東証P]が5%近く買われ、日経平均型を支えた。一方で、トヨタ自動車 <7203> [東証P]など輸出関連株の弱さが目立っており、相対的に日経平均型優位となった。NT倍率は-3σ水準までの低下を経て、-1σを上回ってきており、目先的には25日線が位置する14.04倍辺りを意識した、NTショートを巻き戻す動きが入りやすくなった。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が3万1619枚、ソシエテジェネラル証券が1万5915枚、サスケハナ・ホンコンが6452枚、JPモルガン証券が2763枚、SBI証券が2432枚、バークレイズ証券が1727枚、日産証券が1540枚、ビーオブエー証券が1405枚、楽天証券が1241枚、野村証券が1040枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が3万2146枚、ソシエテジェネラル証券が2万1081枚、みずほ証券が6641枚、JPモルガン証券が5244枚、モルガンMUFG証券が4982枚、バークレイズ証券が4926枚、ゴールドマン証券が3114枚、野村証券が3047枚、ビーオブエー証券が2975枚、BNPパリバ証券が2800枚だった。
株探ニュース
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