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*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り仕掛けに対しては買い戻しを狙ったスタンス~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り仕掛けに対しては買い戻しを狙ったスタンス
■KDDI、24/3下方修正 営業利益 9500億円←1兆800億円
■前場の注目材料:みずほ、みずほ銀、海外CO2回収貯留に邦銀初参画、カナダ実証に出資
■売り仕掛けに対しては買い戻しを狙ったスタンス
11日の日本株市場は、売り一巡後は底堅い相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが422ドル安、ナスダックは136ポイント安だった。3月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ期待が後退した。米長期金利が5カ月ぶりの高水準を付けたことも重荷となり、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物は大阪比330円安の39220円。円相場は1ドル152円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。米国市場ではCPIの上振れを受けて利下げ期待が後退する流れとなったが、FRBによる利下げ開始時期の後ずれはある程度織り込まれていたと考えられ、リスク回避姿勢から売り圧力が強まる流れにはならないだろう。売り先行ながら、売り一巡後は押し目狙いの買いも意識されてきそうだ。
また、日経225先物はナイトセッションで、CPI発表直前に39090円まで売られ、その後39390円まで買い戻された。先回り的なショートが入ったものの、その後はカバーに向かわせていた。カバー一巡後は39030円~39240円辺りでのこう着となったものの、節目の39000円は割り込まなかった。短期的な売り仕掛けに対しては、その後の買い戻しを狙ったスタンスとみておきたい。
物色の流れとしては円相場が一時1ドル=153円台に突入したこともあり、トヨタ<7203>など輸出関連への押し目買い意欲は強そうだ。また、NY原油先物相場の上昇によって、エネルギー株の動向も注目されよう。そのほか、米株安の流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株にはインデックスに絡んだ売りが先行する格好になりそうだが、米国ではTSMCが4日続伸となったほか、エヌビディアは3日ぶりに反発した。昨日堅調だった東エレク<8035>、レーザーテック<6920>などの売り一巡後の底堅さを見極めたい。
また、決算に絡んだところでは、昨夕決算を発表したコメダHD<3543>、プログリット<9560>、NPC<6255>、トレファク<3093>、ジーフット<2686>、ミニストップ<9946>、ABCマート<2670>辺りの動向が注目されよう。
■KDDI、24/3下方修正 営業利益 9500億円←1兆800億円
KDDI<9433>は2024年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1兆800億円から9500億円に下方修正した。連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.が保有するミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)に対するリース債権について、2022年4月に開始されたミャンマー政府によるドルの兌換規制の状況が改善されていないことと、2024年3月期時点でミャンマー通信事業の営業赤字が継続していることから、回収が遅延しているためる。
■前場の注目材料
・1ドル=152.90-00円
・米原油先物は上昇(86.21、+0.98)
・2025年3月期の増益期待
・みずほ<8411>みずほ銀、海外CO2回収貯留に邦銀初参画、カナダ実証に出資
・第一生命HD<8750>米団体保険会社を買収、海外事業拡大
・近鉄百貨店<8244>社長に梶間隆弘氏、店舗の来店頻度高める
・関西電力<9503>空飛ぶクルマ用充電器の試作機公開
・トヨタ自<7203>トヨタ車体の一部ライン停止
・小糸製作所<7276>車載向け短距離LiDARを初受注、「レベル4」対応
・トヨタ自<7203>中国合弁設立、車載電池の再利用主導
・豊田合成<7282>高圧水素タンク、旅客船に採用、FCV向け技術応用
・高松機械工業<6155>資源ゴミをAI選別、PFUと装置投入、瓶の色・サイズ画像認識
・ブルーイノベーション<5597>ドローンで超音波測定、船舶など足場不要
・ナブテスコ<6268>社長・木村和正氏、精密減速機、下期は回復
・アドバンテスト<6857>東レエンジと、戦略的パートナーシップ、マイクロLEDディスプレーで
・ルネサス<6723>マイコン価格2割低減、英アームのCPUコア採用
・ソニーG<6758>セミコンダクタソリューションズ、タイで画像センサー新棟完成
・メディアシーク<4824>バンド型脳波計測デバイスの予約販売開始
・村田製作所<6981>滋賀などで代替生産
・レゾナック<4004>川崎市と実証、海洋プラ、水素などに再資源化
・東レ<3402>ポリアミド4微粒子化、海洋生分解性、化粧品原料向け
・日本ゼオン<4205>米ヴィソリスと連携、SAFなど商業化
・大倉工業<4221>合成樹脂製品を来月値上げ
・コニカミノルタ<4902>「メタン漏れ監視」米で商機、直接測定でカメラ需要
・出光興産<5019>廃車プラから生成油、本田技研と再資源化実証
・三井化学<4183>幹細胞培養に投資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月マネーストックM3(2月:前年比+1.8%)
<海外>
・10:30 中・3月生産者物価指数(前年比予想:-2.8%、2月:-2.7%)
・10:30 中・3月消費者物価指数(前年比予想:+0.4%、2月:+0.7%) <ST>
■売り仕掛けに対しては買い戻しを狙ったスタンス
■KDDI、24/3下方修正 営業利益 9500億円←1兆800億円
■前場の注目材料:みずほ、みずほ銀、海外CO2回収貯留に邦銀初参画、カナダ実証に出資
■売り仕掛けに対しては買い戻しを狙ったスタンス
11日の日本株市場は、売り一巡後は底堅い相場展開になりそうだ。10日の米国市場は、NYダウが422ドル安、ナスダックは136ポイント安だった。3月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、米連邦準備理事会(FRB)による年内の利下げ期待が後退した。米長期金利が5カ月ぶりの高水準を付けたことも重荷となり、終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物は大阪比330円安の39220円。円相場は1ドル152円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。米国市場ではCPIの上振れを受けて利下げ期待が後退する流れとなったが、FRBによる利下げ開始時期の後ずれはある程度織り込まれていたと考えられ、リスク回避姿勢から売り圧力が強まる流れにはならないだろう。売り先行ながら、売り一巡後は押し目狙いの買いも意識されてきそうだ。
また、日経225先物はナイトセッションで、CPI発表直前に39090円まで売られ、その後39390円まで買い戻された。先回り的なショートが入ったものの、その後はカバーに向かわせていた。カバー一巡後は39030円~39240円辺りでのこう着となったものの、節目の39000円は割り込まなかった。短期的な売り仕掛けに対しては、その後の買い戻しを狙ったスタンスとみておきたい。
物色の流れとしては円相場が一時1ドル=153円台に突入したこともあり、トヨタ<7203>など輸出関連への押し目買い意欲は強そうだ。また、NY原油先物相場の上昇によって、エネルギー株の動向も注目されよう。そのほか、米株安の流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株にはインデックスに絡んだ売りが先行する格好になりそうだが、米国ではTSMCが4日続伸となったほか、エヌビディアは3日ぶりに反発した。昨日堅調だった東エレク<8035>、レーザーテック<6920>などの売り一巡後の底堅さを見極めたい。
また、決算に絡んだところでは、昨夕決算を発表したコメダHD<3543>、プログリット<9560>、NPC<6255>、トレファク<3093>、ジーフット<2686>、ミニストップ<9946>、ABCマート<2670>辺りの動向が注目されよう。
■KDDI、24/3下方修正 営業利益 9500億円←1兆800億円
KDDI<9433>は2024年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を1兆800億円から9500億円に下方修正した。連結子会社であるKDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.が保有するミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)に対するリース債権について、2022年4月に開始されたミャンマー政府によるドルの兌換規制の状況が改善されていないことと、2024年3月期時点でミャンマー通信事業の営業赤字が継続していることから、回収が遅延しているためる。
■前場の注目材料
・1ドル=152.90-00円
・米原油先物は上昇(86.21、+0.98)
・2025年3月期の増益期待
・みずほ<8411>みずほ銀、海外CO2回収貯留に邦銀初参画、カナダ実証に出資
・第一生命HD<8750>米団体保険会社を買収、海外事業拡大
・近鉄百貨店<8244>社長に梶間隆弘氏、店舗の来店頻度高める
・関西電力<9503>空飛ぶクルマ用充電器の試作機公開
・トヨタ自<7203>トヨタ車体の一部ライン停止
・小糸製作所<7276>車載向け短距離LiDARを初受注、「レベル4」対応
・トヨタ自<7203>中国合弁設立、車載電池の再利用主導
・豊田合成<7282>高圧水素タンク、旅客船に採用、FCV向け技術応用
・高松機械工業<6155>資源ゴミをAI選別、PFUと装置投入、瓶の色・サイズ画像認識
・ブルーイノベーション<5597>ドローンで超音波測定、船舶など足場不要
・ナブテスコ<6268>社長・木村和正氏、精密減速機、下期は回復
・アドバンテスト<6857>東レエンジと、戦略的パートナーシップ、マイクロLEDディスプレーで
・ルネサス<6723>マイコン価格2割低減、英アームのCPUコア採用
・ソニーG<6758>セミコンダクタソリューションズ、タイで画像センサー新棟完成
・メディアシーク<4824>バンド型脳波計測デバイスの予約販売開始
・村田製作所<6981>滋賀などで代替生産
・レゾナック<4004>川崎市と実証、海洋プラ、水素などに再資源化
・東レ<3402>ポリアミド4微粒子化、海洋生分解性、化粧品原料向け
・日本ゼオン<4205>米ヴィソリスと連携、SAFなど商業化
・大倉工業<4221>合成樹脂製品を来月値上げ
・コニカミノルタ<4902>「メタン漏れ監視」米で商機、直接測定でカメラ需要
・出光興産<5019>廃車プラから生成油、本田技研と再資源化実証
・三井化学<4183>幹細胞培養に投資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月マネーストックM3(2月:前年比+1.8%)
<海外>
・10:30 中・3月生産者物価指数(前年比予想:-2.8%、2月:-2.7%)
・10:30 中・3月消費者物価指数(前年比予想:+0.4%、2月:+0.7%) <ST>
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