690円
大真空のニュース
日経平均株価
始値 21558.43
高値 21585.55(10:38)
安値 21425.79(09:16)
大引け 21566.85(前日比 -17.65 、 -0.08% )
売買高 11億0401万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆8954億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり小反落、利益確定売りも下げ幅はわずかにとどまる
2.米株高も為替のドル安・円高が重荷、下値では配当権利取りの買いが支える
3.小売関連は景気減速への警戒感やマクロ系ファンドのリバランス売り対象に
4.日経平均は朝安後切り返し、前日比高くなる場面もあったが結局戻し切れず
5.東証1部全体の7割の銘柄が下落、売買代金は連日2兆円を下回るなど閑散
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは65ドル高と4日続伸した。石油などエネルギー株や銀行など金融株が買われ、全体相場を押し上げた。
東京市場では、日経平均株価は先物主導で売り先行で始まった後、下値で買い直され下げ渋る展開となった。途中一瞬プラス圏に入る場面もあったが、大引けは小幅マイナス圏で着地した。
19日の東京市場は、朝方は日経平均が先物への売りを絡め下値を試す展開でスタートした。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が揃って高かったものの、為替がドル安・円高方向に振れたことなどが全体相場の重荷となった。その後は3月期末の配当権利を取る狙いで押し目買いが入り、日経平均は下げ渋る展開に。国内景気に対する警戒ムードもあり、小売など消費関連の一角に売りがかさんだ。また、海外マクロ系ファンドのリバランスに伴う売買も内需株の下げに影響したとの見方も出ていた。売り圧力も限定的で日経平均は前日終値を一瞬上回る場面もあった。ただ、東証1部全体の7割近い銘柄が下落するなど、株価指数以上に利益確定の動きが鮮明化した地合いであったことを物語っている。東証1部の売買代金は前日に続き2兆円に届かなかった。
個別では、断トツの売買代金をこなしたZOZO<3092>が急落となったほか、売買代金2位の任天堂<7974>も安い。キーエンス<6861>が売りに押された。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が下落、楽天<4755>も値を下げた。メガチップス<6875>、TATERU<1435>、インターアクション<7725>なども大きく値を下げている。ツルハホールディングス<3391>、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>などの下げも目立った。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調。日立製作所<6501>が活況高に買われたほか、東京海上ホールディングス<8766>も買いが優勢だった。ファンコミュニケーションズ<2461>が値を飛ばし、東亜建設工業<1885>も物色人気化。ジャパンエレベーターサービスホールディングス<6544>が高く、阪和興業<8078>なども値を上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、SBG <9984> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約29円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はユニファミマ <8028> 、NTTデータ <9613> 、コナミHD <9766> 、キッコマン <2801> 、スズキ <7269> 。押し下げ効果は約40円。うち25円はユニファミマ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)その他金融業、(3)パルプ・紙、(4)機械、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)小売業、(2)電気・ガス業、(3)その他製品、(4)陸運業、(5)繊維製品。
■個別材料株
△東亜建 <1885>
今期最終を30%上方修正、配当も10円増額。
△シダー <2435> [JQ]
大和ハウスが買い付け。
△Oak <3113> [東証2]
投資先がIPOの準備を開始。
△デュアルT <3469> [東証2]
マレーシア政府系企業と提携。
△フラクタル <3750> [東証2]
ホテル開発や運営などを行うアドミラルと業務提携に向け協議開始。
△シルバエッグ <3961> [東証M]
香港のAI特化スタートアップアクセラレーターと業務提携。
△プロト <4298> [JQ]
東証1部に市場変更。
△ウィルG <6089>
オーストラリアの人材関連会社を子会社化。
△テクポイント <6697> [東証M]
台湾メーカーのドライブレコーダー製品に自社半導体が採用。
△キムラ <7461> [JQ]
今期経常を30%上方修正。
▼宇部興 <4208>
食品添加物などに金属異物混入の可能性があることが判明。
▼メガチップス <6875>
今期最終を赤字拡大に下方修正、17円減配。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ファンコミ <2461> 、(2)東亜建 <1885> 、(3)イオンファン <4343> 、(4)大真空 <6962> 、(5)Jディスプレ <6740> 、(6)元気寿司 <9828> 、(7)Jエレベータ <6544> 、(8)阪和興 <8078> 、(9)ホソミクロン <6277> 、(10)正栄食 <8079> 。
値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)ZOZO <3092> 、(3)メガチップス <6875> 、(4)TATERU <1435> 、(5)インターアク <7725> 、(6)エイチーム <3662> 、(7)エンジャパン <4849> 、(8)ツルハHD <3391> 、(9)東邦システム <4333> 、(10)スペースVH <1448> 。
【大引け】
日経平均は前日比17.65円(0.08%)安の2万1566.85円。TOPIXは前日比3.45(0.21%)安の1610.23。出来高は概算で11億0401万株。東証1部の値上がり銘柄数は597、値下がり銘柄数は1464となった。日経ジャスダック平均は3448.62円(0.52円安)。
[2019年3月19日]
株探ニュース
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