東京株式（前引け）＝シリア空爆報道で朝高後値を消すも、値上がり１１００超

　７日前引けの日経平均株価は前日比１９円１４銭安の１万８５７７円９２銭と小幅続落。前場の東証１部の売買高概算は１２億９３６０万株、売買代金概算は１兆３９３７億６０００万円。値上がり銘柄数は１１４１、対して値下がり銘柄数は７２０、変わらずは１５０銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株が総じて堅調な値動きをみせ、為替も朝方は円安に振れていたことで買い優勢でスタートしたが、取引時間中に米国がシリアにミサイル攻撃を実施したことが伝わり、リスク回避の売りに値を消す展開となった。ただ、下値では買い注文も厚く、値上がり銘柄数は１１００を超え値下がり銘柄数を大きく上回っており、売買代金も前場で１兆４０００億円近くに膨らんだ。

　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が堅調、セブン＆アイ・ホールディングス<3382.T>も買われた。ニトリホールディングス<9843.T>も高い。石川製作所<6208.T>は乱高下ののち前引け時点で東証１部値上がり率トップに買われた。国際石油開発帝石<1605.T>も活況高。メディアドゥ<3678.T>も値を飛ばした。半面、任天堂<7974.T>が大幅安、ソニー<6758.T>、村田製作所<6981.T>も軟調。沢藤電機<6901.T>も安い。ヤマシンフィルタ<6240.T>、ダブル・スコープ<6619.T>が売られ、ＳＵＭＣＯ<3436.T>も下落した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）