155円
ディスラプターズのニュース
日経平均株価
始値 21319.47
高値 21365.78(09:03)
安値 21169.96(09:35)
大引け 21219.50(前日比 -459.18 、 -2.12% )
売買高 13億8309万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2704億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反落、一時500円超の下げで2万1000円台攻防の様相に
2.ファーウェイ副会長逮捕で米中摩擦に警戒感、朝方のGDP下方修正も重荷
3.米ハイテク株安に加えて外国為替市場で円高が進み、主力輸出株に逆風強い
4.アジア株軒並み安も買い手控え助長、業種別では原油関連除く31業種安い
5.日経平均は約1ヵ月半ぶり安値、値下がり銘柄数は東証1部全体の92%に
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは558ドル安と大幅に3日続落した。米中貿易摩擦の激化やファーウェイ副会長逮捕を巡る問題から売りが優勢となった。
週明けの東京市場では大きく売り優勢に傾き、日経平均株価は一時500円超の下げで2万1000円大台攻防の様相を呈した。その後はやや下げ渋ったものの、10月29日以来約1ヵ月半ぶりの安値に沈んだ。
10日の東京市場は、朝方から主力輸出株をはじめ広範囲に売りが波及した。ファーウェイの副会長逮捕などで先鋭化する米中貿易摩擦の影響が世界経済に及ぶとの見方が、日米ともに株価の下げ要因となっている。そうしたなか、きょうは朝方発表された国内の7~9月期GDP改定値が前期比年率で2.5%減に下方修正され、市場の事前予測も下回ったことも売りに拍車をかけた。米長期金利の低下を背景に、外国為替市場では1ドル=112円台前半まで円高が進行したことや、取引時間中にアジア株が軒並み軟調に推移したことも買い手控えムードを助長した。業種別には原油関連を除く31業種が下落。値下がり銘柄数は東証1部全体の92%に達するほぼ全面安商状となった。なお、売買代金は2兆2000億円台にとどまっている。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、武田薬品工業<4502>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>が大きく値を下げたほか、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>なども下値を探った。パイオニア<6773>が急落、ジャパンディスプレイ<6740>も値を下げた。ヤマシンフィルタ<6240>、ネオス<3627>、レノバ<9519>なども下落した。
半面、日立製作所<6501>が堅調、ZOZO<3092>も買い優勢。第一三共<4568>もしっかり。日東工業<6651>が大幅高、サイバネットシステム<4312>、アカツキ<3932>なども高い。田淵電機<6624>も上昇した。石油資源開発<1662>、出光興産<5019>が上値指向、オロ<3983>、ネクソン<3659>が値を上げたほか、gumi<3903>も物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568> 、昭和シェル <5002> 、日揮 <1963> 、富士フイルム <4901> 、日立 <6501> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約5円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、ソフトバンク <9984> 、東エレク <8035> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 。押し下げ効果は約132円。
東証33業種のうち上昇は石油石炭製品、鉱業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)保険業、(2)非鉄金属、(3)銀行業、(4)倉庫運輸関連、(5)輸送用機器。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)サービス業、(3)食料品、(4)電気機器、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△ベステラ <1433>
8-10月期(3Q)経常は56%増益。
△ハブ <3030>
11月既存店売上高が2ヵ月連続前年上回る。
△ミライアル <4238>
2-10月期(3Q累計)経常が4%増益で着地。
△サイバネット <4312>
AI搭載の大腸内視鏡診断支援ソフトウェアが薬機法の承認取得。
△ユークス <4334> [JQ]
2-10月期(3Q累計)経常は71%増益・通期計画を超過。
△IPS <4335> [JQ]
RPA子会社などとERP入力業務自動化ソリューションの提供開始。
△アイモバイル <6535>
8-10月期(1Q)経常は96%増益、対通期計画62%進捗。
△田淵電 <6624>
債務免除益49億円を特別利益に計上へ。
△MSOL <7033> [東証M]
前期経常最高益予想を28%上乗せ。
△日本テレホン <9425> [JQ]
協業で「脳活バランサーCogEvo+タブレットレンタル」サービスを開始。
▼フィスコ <3807> [JQG]
今期最終を赤字拡大に下方修正、未定だった配当は無配転落。
▼Jディスプレ <6740>
「新iPhone向け液晶パネル減産」との報道。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)日東工 <6651> 、(2)アイモバイル <6535> 、(3)ミライアル <4238> 、(4)サイバネット <4312> 、(5)アカツキ <3932> 、(6)ベステラ <1433> 、(7)田淵電 <6624> 、(8)ハブ <3030> 、(9)オロ <3983> 、(10)サムコ <6387> 。
値下がり率上位10傑は(1)パイオニア <6773> 、(2)ポールHD <3657> 、(3)オープンドア <3926> 、(4)キャリインデ <6538> 、(5)セレス <3696> 、(6)シンクロ <3963> 、(7)Jディスプレ <6740> 、(8)ヤマシン―F <6240> 、(9)ネオス <3627> 、(10)RSテクノ <3445> 。
【大引け】
日経平均は前日比459.18円(2.12%)安の2万1219.50円。TOPIXは前日比30.64(1.89%)安の1589.81。出来高は概算で13億8309万株。東証1部の値上がり銘柄数は149、値下がり銘柄数は1951となった。日経ジャスダック平均は3498.87円(53.30円安)。
[2018年12月10日]
株探ニュース
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