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サムコのニュース
日経平均株価
始値 33107.65
高値 33172.13(09:04)
安値 32800.24(14:26)
大引け 32843.70(前日比 +51.90 、 +0.16% )
売買高 15億0271万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆4007億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、買い一巡後は伸び悩む展開に
2.米株高受け朝方は買い気強く、3万3000円台へ
3.取引時間中に円高に振れ、輸出セクターに逆風
4.国内で政局不安が台頭していることも警戒材料
5.値下がり数が1000を上回り全体の6割超占める
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比157ドル高と3日続伸した。FOMCでは利上げが見送られる公算が大きいとの観測から幅広い銘柄で買いが優勢となった。
東京市場では、前日の米株高を受けリスクを取る動きが継続したが上値は重く、日経平均株価は続伸したものの上げは小幅にとどまった。
12日の東京市場は、朝方リスクオンムードのなか、日経平均が寄り付きに300円を超える上昇でフシ目の3万3000円台を回復してスタートした。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇し、揃って年初来高値更新と好調が続いており、相対的に出遅れる日経平均は水準訂正を期待した買いが優勢となった。米国では来年の早期利下げ観測が強気の拠りどころとなっており、東京市場でもこれに追随する動きとなったが、国内で政局不安が台頭していることが全体相場の重荷となった。外国為替市場では取引時間中に円高方向に傾き、これも輸出株の一角などに逆風材料となり指数を押し下げた。業種別では33業種中26業種が安く、個別でもプライム市場の値下がり銘柄数が後場に入って増勢となり、大引け時点で1000を超え、全体の63%を占めた。
個別では、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が堅調、ルネサスエレクトロニクス<6723>も商いを伴い買われた。富士通<6702>も高い。アウトソーシング<2427>が値上がり率トップとなったほか、ジェイリース<7187>も値を飛ばした。物語コーポレーション<3097>が活況高に買われ、良品計画<7453>も物色人気となった。
半面、レーザーテック<6920>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>も大きく利食われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが利益確定の動きに押された。ゼンショーホールディングス<7550>が軟調、三菱重工業<7011>も値を下げた。ダイダン<1980>、ファーマフーズ<2929>、学情<2301>などが急落、トーホー<8142>も大幅に水準を切り下げた。さくらインターネット<3778>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、TDK <6762>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約91円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543>、第一三共 <4568>、トレンド <4704>、アステラス <4503>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。
東証33業種のうち上昇は7業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)非鉄金属、(3)小売業、(4)証券商品先物、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)銀行業、(3)鉱業、(4)輸送用機器、(5)繊維製品。
■個別材料株
△麻生フオーム <1730> [東証S]
住石HD <1514> の大相場で“麻生関連”の注目度高まる。
△ギグワークス <2375> [東証S]
業績底打ち感や合弁会社の設立発表を材料視。
△物語コーポ <3097> [東証P]
11月の増収基調継続を評価。
△山岡家 <3399> [東証S]
来店客数好調に推移し24年1月期業績予想を上方修正。
△ステラファ <4888> [東証G]
がん治療向けBNCT用製剤で三菱ケミなどと共同研究。
△ジェイリース <7187> [東証P]
24年3月期配当予想を増額修正。
△良品計画 <7453> [東証P]
11月海外売上概況公表し中国大陸向けは2ヵ月ぶり増収。
△Vテク <7717> [東証P]
業界最高速のシリコンウエハー結晶欠陥検査装置を出荷開始。
△壽屋 <7809> [東証S]
テレビ朝日と資本・業務提携。
△MHグループ <9439> [東証S]
幹細胞上清液ヘアケアを監修。
▼コーセーRE <3246> [東証S]
8~10月期の営業赤字転落を嫌気。
▼山善 <8051> [東証P]
株式売り出しによる目先の需給悪化懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アウトソシン <2427>、(2)ジェイリース <7187>、(3)Lドリンク <2585>、(4)物語コーポ <3097>、(5)Vテク <7717>、(6)新光電工 <6967>、(7)ファインデ <3649>、(8)良品計画 <7453>、(9)理計器 <7734>、(10)広済堂HD <7868>。
値下がり率上位10傑は(1)ダイダン <1980>、(2)ファーマF <2929>、(3)学情 <2301>、(4)トーホー <8142>、(5)サムコ <6387>、(6)ネットプロ <7383>、(7)山善 <8051>、(8)さくらネット <3778>、(9)シーイーシー <9692>、(10)萩原工業 <7856>。
【大引け】
日経平均は前日比51.90円(0.16%)高の3万2843.70円。TOPIXは前日比5.39(0.23%)安の2353.16。出来高は概算で15億0271万株。東証プライムの値上がり銘柄数は565、値下がり銘柄数は1050となった。東証グロース250指数は663.43ポイント(13.81ポイント安)。
[2023年12月12日]
株探ニュース
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