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日経平均は3日ぶりに反落も意外とムードは悪くない【クロージング】
*16:25JST 日経平均は3日ぶりに反落も意外とムードは悪くない【クロージング】
8日の日経平均は3日ぶりに反落。258.47円安の34831.15円(出来高概算24億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株などを中心に売られた流れを引き継ぐ形から売りが先行し、前場中盤には34207.16円まで水準を切り下げた。ただ、好決算銘柄などに投資資金がシフトしており、朝方の売りが一巡した後は、前場終盤にはプラスに転じ、後場取引開始直後には35379.65円まで上値を伸ばす場面もあった。しかし、時間外取引での米国株先物が軟化しているほか、短期売買が中心のなか、終盤にかけては持ち高調整の売りが優勢だった。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、小売、食料品など7業種が上昇。一方、非鉄金属、金属製品、銀行、その他金融など26業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、ニトリHD<9843>、アサヒ<2502>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、資生堂<4911>、中外薬<4519>が軟調だった。
前日の米国市場は、10年債入札の不調から長期金利が上昇したことが嫌気され、ハイテク株を中心に売られた。東京市場もこの流れを映して主力株を中心に売りが先行し、下げ幅は一時800円を超えた。一方、レーザーテック、アサヒ、ソニーGなど、決算を手掛かりとした物色が強まっていた。また、米国の景気動向に左右されにくい内需株や中東情勢の緊張から鉱業や石油株にも値を上げる銘柄が目立っていた。
日経平均は依然として、値動きの荒い展開が続いているが、本日のところはやや落ち着いてきた感がある。今回の混乱の根底には米国景気の先行き不安が拭えていないだけに、その動向が引き続き最大の関心材料となるが、キャリートレードの巻き戻しもピークは後退した可能性もあるだろう。ボラティリティの低下がみられてくるようだと、冷静に決算を手掛かりとした物色に向かわせやすいと考えられる。また、外部要因に振らされにくいところで、中小型株への値幅取りにも向かわせそうだ。
<CS>
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、石油石炭、小売、食料品など7業種が上昇。一方、非鉄金属、金属製品、銀行、その他金融など26業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、ニトリHD<9843>、アサヒ<2502>、ダイキン<6367>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、資生堂<4911>、中外薬<4519>が軟調だった。
前日の米国市場は、10年債入札の不調から長期金利が上昇したことが嫌気され、ハイテク株を中心に売られた。東京市場もこの流れを映して主力株を中心に売りが先行し、下げ幅は一時800円を超えた。一方、レーザーテック、アサヒ、ソニーGなど、決算を手掛かりとした物色が強まっていた。また、米国の景気動向に左右されにくい内需株や中東情勢の緊張から鉱業や石油株にも値を上げる銘柄が目立っていた。
日経平均は依然として、値動きの荒い展開が続いているが、本日のところはやや落ち着いてきた感がある。今回の混乱の根底には米国景気の先行き不安が拭えていないだけに、その動向が引き続き最大の関心材料となるが、キャリートレードの巻き戻しもピークは後退した可能性もあるだろう。ボラティリティの低下がみられてくるようだと、冷静に決算を手掛かりとした物色に向かわせやすいと考えられる。また、外部要因に振らされにくいところで、中小型株への値幅取りにも向かわせそうだ。
<CS>
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