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エスクロー・エージェント・ジャパンのニュース
日経平均株価
始値 29874.43
高値 29876.04(09:00)
安値 29538.73(15:00)
大引け 29538.73(前日比 -229.33 、 -0.77% )
売買高 9億5429万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0635億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、主力銘柄を中心に利食い圧力強まる
2.米株市場はダウ最高値でナスダックも堅調だが引き継げず
3.ワクチン普及の遅れと企業の決算本格化を警戒し上値重い
4.途中下げ渋るも大引けにかけて売り直され結局安値引けに
5.個別では中小型株買われ、上昇銘柄は全体の6割を占める
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比297ドル高と3日続伸した。新型コロナウイルスワクチンの接種拡大に伴う、経済正常化に向けた期待は強く、景気敏感株中心に買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、主力株に利益確定の売りがかさみ日経平均株価は反落。軟調な米株先物を横にらみに下値を探る動きとなった。
12日の東京市場は、寄り付きは高く始まったがその後は漸次下値を探る展開。前週末の米国株市場でNYダウが最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も上昇したことでリスク選好ムードだったが、3万円近辺では戻り売り圧力の強さが改めて意識された。発表された経済指標などから米国景気は引き続き好調であることが確認され、警戒された米長期金利も落ちついた動きにある。しかし、国内ではワクチン普及の遅れが警戒され、3月決算企業の決算発表本格化を前に、買いポジションを低めておこうとする動きが顕在化した。日経平均は途中下げ渋る場面もあったが、戻り足に転じる強さはなく次第安に。大引けにかけては売り直され安値引けとなった。ただし、小型株は買われる銘柄も多く、東証1部の値上がり数は全体の約6割を占めた。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が軟調、レーザーテック<6920>も下げ幅は限定的ながら利益確定売りに押された。安川電機<6506>が大きく水準を切り下げたほか、信越化学工業<4063>も下落。日本郵船<9101>の下げも目立った。パイプドHD<3919>が急落、イオンフィナンシャルサービス<8570>も大幅安。エスクロー・エージェント・ジャパン<6093>、SHIFT<3697>なども大きく下値を探った。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が小じっかり、東芝<6502>が商いを伴い買いが優勢だった。トヨタ自動車<7203>が底堅さを発揮し、セブン&アイ・ホールディングス<3382>もプラス圏で引けた。マネックスグループ<8698>は物色人気継続。わらべや日洋ホールディングス<2918>が急騰、ワキタ<8125>、イワキ<8095>も大幅高となった。グッドコムアセット<3475>が急伸、ユーグレナ<2931>も値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、資生堂 <4911> 、セブン&アイ <3382> 、クボタ <6326> 、キヤノン <7751> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約25円。うち17円はSBG1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063> 、ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、安川電 <6506> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約91円。
東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)電気・ガス業、(3)鉄鋼、(4)不動産業、(5)繊維製品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)非鉄金属、(3)その他金融業、(4)鉱業、(5)石油石炭製品。
■個別材料株
△わらべ日洋 <2918>
22年2月期営業35%増益見通し。
△グッドコムA <3475>
21年10月期営業利益予想の上方修正と自社株買いを好感。
△セラク <6199>
エンジニアの稼働率改善で上期業績は計画上振れ。
△東芝 <6502>
英投資ファンドの買収提案巡る思惑錯綜で注目場面続く。
△シンフォニア <6507>
半導体と脱炭素の双方に絡む銘柄で注目度高まる。
△HKS <7219> [JQ]
自動車アフターパーツ回復に向かい21年8月期業績予想を上方修正。
△フジコーポ <7605>
4月末を基準日として1→2に株式分割。
△パルテック <7587> [東証2]
レスターHD <3156> によるTOB価格680円にサヤ寄せ。
△グラファイト <7847> [JQ]
松山選手が日本勢としてマスターズ初優勝でゴルフ関連に買い物色。
△イワキ <8095>
前期取得の子会社寄与し5月中間期営業利益予想を上方修正。
▼参天薬 <4536>
21年3月期業績は営業利益が計画下振れ。
▼安川電 <6506>
22年2月期は営業利益55%増見込むも市場予想を下回る。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)わらべ日洋 <2918> 、(2)ワキタ <8125> 、(3)グッドコムA <3475> 、(4)イワキ <8095> 、(5)フジコーポ <7605> 、(6)ユーグレナ <2931> 、(7)ダイセキS <1712> 、(8)マネックスG <8698> 、(9)シンフォニア <6507> 、(10)東芝 <6502> 。
値下がり率上位10傑は(1)パイプドHD <3919> 、(2)イオンFS <8570> 、(3)インソース <6200> 、(4)ダイヤHD <6699> 、(5)エスクロAJ <6093> 、(6)ワタベ <4696> 、(7)SHIFT <3697> 、(8)恵和 <4251> 、(9)鎌倉新書 <6184> 、(10)安川電 <6506> 。
【大引け】
日経平均は前日比229.33円(0.77%)安の2万9538.73円。TOPIXは前日比4.88(0.25%)安の1954.59。出来高は概算で9億5429万株。東証1部の値上がり銘柄数は1292、値下がり銘柄数は811となった。日経ジャスダック平均は3941.94円(10.52円安)。
[2021年4月12日]
株探ニュース
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