東京株式（前引け）＝大幅続伸、米株高を受け海外投資家などの買い観測

　２６日前引けの日経平均株価は前日比２７５円３４銭高の１万９３３２円８４銭と大幅続伸。前場の東証１部の売買高概算は１２億５４４９万株、売買代金概算は１兆２６８９億２０００万円。値上がり銘柄数は１４７２、対して値下がり銘柄数は３９９、変わらずは１３０銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でのＮＹダウ２万ドル突破を受けて主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。前日の米国株市場では金融株が買われ全体相場の牽引役となったことで、これを引き継ぐ形でメガバンクや証券株などが買いを集めている。米株高を受けてリスク許容度の高まった海外投資家の買いなど観測され、これが寄与して日経平均は上げ幅を一時約３００円まで広げる場面があった。

　個別では三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>が売買代金トップで高いほか、ソフトバンクグループ<9984.T>も物色人気となっている。ファナック<6954.T>が上昇、信越化学工業<4063.T>も値を上げた。ＶＯＹＡＧＥ　ＧＲＯＵＰ<3688.T>が値上がりトップに買われ、ジャパンディスプレイ<6740.T>、イー・ガーディアン<6050.T>なども値を飛ばしている。半面、ＬＩＮＥ<3938.T>が大幅安、富士通ゼネラル<6755.T>も急落となった。大塚ホールディングス<4578.T>が軟調。国際石油開発帝石<1605.T>、日揮<1963.T>なども売りに押されている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）